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平成26年 (2014年) 3月 4日

教育ちょっといい話 第146回

山口県立萩総合支援学校 校長 石田 真也

たくさんの人の心がつながると……

11月17日(日曜日)に、本校は、恒例の「萩総まつり」を開催しました。これは、本校の児童生徒一人ひとりの平素の学習成果発表の場とするとともに、多くの人とふれあい、交流することで、社会性を養い、社会参加と自立への一助となることを願って毎年開催しているものです。また、御来場の方々には、特別支援教育に対する理解を深めていただける機会となっております。

開催に当たっては、萩看護学校、山口福祉文化大学、山口大学、山口県立大学から約40人、萩高等学校、大津緑洋高等学校、萩商工高等学校、奈古高等学校、萩光塩高等学校から約60人、越ヶ浜小学校育友会、越ヶ浜中学校PTA、越ヶ浜中学校生徒、萩ボランティアの会の皆さん約60人、総計約160人ものボランティアの皆様方に大変お世話になりました。さらに、越ヶ浜小学校児童の友情出演、施設関係者の販売参加もありました。いろいろとありがとうございました。この場を借りて御礼を申し上げます。

本校の子どもたちは障害がありますので、このような学校行事の際には、教職員や保護者の方々の力だけでは、対応が難しくなります。保護者の方々の中には、当日に我が子の舞台を見ることをあきらめて、予行のときに御覧になる方もいらっしゃいます。

今年は、高校生のボランティアもたくさん参加してくれました。これからの社会を創り上げていく若い人たちのパワーを感じて大変うれしく思いました。ボランティアをしてくれた高校生に感想を聞いてみると、「楽しかったです。いろいろといい経験になりました。」との返事が口々に返ってきました。

これからの社会として、私たちは共生社会をめざしています。それは、障害の有無やその他の個々の違いを認識しつつ、様々な人々が生き生きと活躍できる社会であり、誰もが相互に人格と個性を尊重し、支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会です。一歩ずつ近づいてきているのではないでしょうか。

(平成25年11月投稿)

 

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