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平成25年 (2013年) 12月 24日

教育ちょっといい話 第142回

岩国市立柱野小学校 校長 坂本 勝久

「ねがい」が叶うように

 

4月から校長という、ミッション(使命)、パッション(情熱)、アクション(行動)をチームリーダーとして見せる立場になりました。その私が教師として大切にしている言葉、今でも読み返すたびにハッとさせられる言葉を、斉藤喜博先生の著書『授業入門』から紹介します(「  」の部分が斉藤喜博先生の著書からの引用)。

 

「どんな子どもも絶対に信頼する。」

 

子どもは、どんなに信頼してもよいと思っている。教育で大事なとは、子どもは、どの子でもよい子だと思ってやることだ。

 

「授業は真剣勝負である。」

 

先生が教室へ一歩足を踏み入れた瞬間は、相撲の仕切りのときであり、芝居の開幕のときであると思っている。だいたいその一瞬で、その1時間の授業の勝負は決まってしまう。よい先生は、よい準備をし、よい計画をし、よい勉強をして、「今日はこれだけはどうしても学ばせるのだ。」と意気込んで教室へ入って行く。

 

「教師は微妙な心の持ち主でありたい。」

 

授業で大事なことは、教師に他人の心がよくわかり、他人の心によく感染することができるかどうかである。つまり、他人の喜びを喜んだり、他人の悲しみを悲しんだり、心で他の人間と結びついたりすることが強くできるかどうかということだ。

 

私は、「子どもの可能性を引き出す学校、子どもの瞳が輝き地域とともに輝く学校を創りたい。」という「ねがい」をもっています。その第一歩として、先生方に、「とにかく子どものよいところをしっかりと観て、しっかり褒めましょう。」とお願いしています。

私の「ねがい」が叶うよう、先生方と心を一つにした学校経営、保護者や地域の方々の願いに応えられる学校経営に取り組んでいきたいと思います。

 

 

道は数限りなくあれど わが辿る道はただ一つのみ。

花は数限りなくあれど わが願う花はただ一つのみ。

わが道を生かしめたまえ わが花を咲かしめたまえ。  坂村真民「ねがい」

 

(平成25年9月投稿)

 

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