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平成28年 (2016年) 1月 12日

教育ちょっといい話 第160回

柳井市立柳井中学校 校長 守山 敏晴

何事にも一生懸命にチャレンジして、新たな自分を発見してほしい 〜生徒への講話から〜

人はいくらでも変わることができます。小学校・中学校時代は勉強が苦手だったが、あることがきっかけで勉強し、人のためになる立派な社会人になった方や、小学校時代は運動が苦手だったが、あることがきっかけで一生懸命に練習し、有名スポーツ選手になった方や御高齢になってもスポーツに親しんでいる方などたくさんおられます。

大切なことは、夢や志をもって、今自分でできることをコツコツ頑張ることです。他人と比較して目標や刺激にするのはよいことですが、比較することによって自信を失うことはありません。競争相手は、誰も知らない自分の「可能性」です。比べてよいのは過去の自分です。

人間の細胞は、一年間ですべてが生まれ変わると言われています。今日の自分と明日の自分は違います。小学校を卒業して、中学校にいるということは、新たに生まれ変わった自分になったということでもあります。中学校で、新たなる自分を発見してほしいと思っています。

人間は様々なことを経験して成長します。失敗もあれば、成功もあります。特に、若いときの苦労や失敗は、とても力になります。その力こそ、何事にも負けない、粘り強く最後まであきらめない力です。それは人生を切り開いていく突破力であります。中学校では、ぜひ、この突破力を身に付けてほしいと願っています。そしてこの力は、友達の支えが加われば、さらに大きな力となっていきます。本校ではそのことを「みんなを好きに、じぶんを好きに」という言葉で表しています。人は他人を大切にしてこそ、自分が大切にされるものです。他人のよさを発見し、お互い認め合ってこそ、何かが起こり、何かが創造できるのです。周りの人に気を配り、やさしさいっぱいの学校にしてほしい。それが「みんなを好きに、じぶんを好きに」です。

夢と志をもって、最後まであきらめずに頑張る。そして、それを支える友達をたくさんつくる。これが大事です。

 

(平成27年12月投稿)

 

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