教育ちょっといい話　第102回

「創立１００周年を迎えて」

本校は今年度（平成２２年度）創立１００周年を迎えました。私の着任は、偶然とは言え、この大きな節目の年と重なりました。６月には、宇部市内におられる歴史研究家の方を招いて、中高学年の子どもたちを対象に「おめでとう１００歳の新川小学校」と題した講話を聞く機会をもちました。校舎玄関や校長室に置かれている胸像がそれぞれ沖ノ山炭鉱（現宇部興産）の創業者である渡邊祐策氏やその後を継いだ俵田明氏の像であることや、２人はどんな人なのか、なぜこの学校に置かれているのかという話から、宇部市と新川小学校の歩みを学びました。

昨年度から、地域の方々による１００周年記念事業実行委員会が立ち上がっており、本年度に入って、記念事業のための募金活動も始まりました。こうした活動を通して様々な方々と接する時、１００年もの長い間、本当にたくさんの子どもたちが本校で学び続けてきて今日に至っていることや、学校を支える地域の方々の温かく強い思いは創立以来受け継がれ、今も脈々と流れていることを実感する日々です。（平成２２年７月投稿）

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