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周防大島町立島中小学校 校長 寺本 明生
今年の夏休み、私は、周防大島町独自で企画・実施している「第18回周防大島少年の船洋上セミナー」の団長として、8月22日から2泊3日の日程で参加しました。対象は、町内の小学校6年生の中から希望した74名で、町の職員や学校関係者18名は、スタッフとして参加しました。
船は、大島商船高等専門学校が所有する練習船「大島丸」で、広島県江田島市にある「国立青少年交流の家」へ向かいました。
航海中、船のデッキでロープワークの実技研修をしたり、機関室の見学をしたりしました。江田島に上陸してからは、野外炊事など施設の活動メニューを体験し、宿泊は、男子と女子が1日交代で船内泊と交流の家泊とに分かれました。
今年は例年以上の猛暑日が続き、活動期間中も暑さのため、体調を崩したり、軽いけがをしたりする子が続出し、中には、疲れて集団から離れそうになる子もいました。
そのような中での、スタッフの皆さんの献身的なサポートと励ましの声かけ、そして俊敏な行動に、私はとても感動しました。暑いのは大人も一緒です。スタッフも疲れています。水分を補給したい時もあったと思います。涼しい所で腰を下ろしたい時もあったと思います。でも、まずは子どもたちの安全と楽しい思い出作りを最優先して、子どもに向き合ってくださいました。
子どもたちは、友達と一緒に活動し、語り合い笑い合った楽しい思い出をたくさん胸に抱えて帰港することができたと思います。スタッフの皆さんのことを思うようになるのは、もう少し後になってからかもしれませんが、いつかきっと感謝の気持ちが湧いてくることと思います。
(平成25年9月投稿)
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