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山口市立小郡南小学校 校長 吉岡 哲也
次にあげましたのは、2学期最後の学校だよりに掲載した文章の一部です。
――ある日の昼休み時間、上学年の子ども数人に、大きく二つの質問をしてみました。まず、「小郡南小のよい点と改めたい点はそれぞれ何だと思いますか。」と聞いてみたところ、次のような答えが返ってきました。
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【よい点】
○あおぞら班活動があり、1年から6年までみんな仲良し。
○外で遊ぶ人が多い。
○あいさつや会釈が上手。
○素直。
○笑顔がいい。
○一生懸命。
○あきらめずに努力する。
○明るくみんな思いやりがある。
○みんながいるから、学校に来ると元気になれる。
【改めたい点】
○すみっこに、ほこりがある。
○たまに状況を考えずにふざけてしまう。
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よい点として答えてくれた内容に注目してみると、本校の1年から6年までがいっしょの班になるようにつくった縦割り班である『あおぞら班』の取組が、たいへんよい結果をもたらしているといえるでしょう。また、「みんながいるから、学校に来ると元気になれる。」は、まさに理想の学校像の一つだと思います。
このたび、私の質問に答えてくれた子どもは数人ですが、小郡南小のすべての子どもたちが、上のような理由で学校への来るのが大好きになってほしいと願っています。
次に、「4月から今までで『伸びた』と感じることはなんですか。」という質問をしてみました。答えは以下のとおりです。
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○去年よりも、持久走の順位とタイムが上がった。
○あきらめずにがんばれるようになった。
○人と話をするのが、1学期よりも得意になった。
○相手の気持ちを考えられるようになった。
○下学年のお世話が上手になった。
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これを見ると、上の二つは自分のことですが、下の三つは、自分以外の相手とのかかわりに関することです。子どもたちが、自分自身の成長への喜びはもちろんですが、周囲の他者との望ましいかかわりに大きな関心があり、重視しているということを今さらながら確認できて安心するとともにうれしく思いました。――
ここに御紹介しましたように、子どもたちの言葉をできるだけそのまま保護者や地域の方にお伝えすることで、子どもたちの学校生活の息遣いをすぐそばで身近に感じることができるような情報発信を、これからも続けていけたらと思っています。
(平成27年12月投稿)
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