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周南市立大島小学校 校長 岡部 吉男
「美しい虹を見るためには、ちょっとは雨の中に立っていなくちゃ。」
担任時代、学年のスタートに当たって、この唄のフレーズを子ども達に贈り続けてきました。
そして、新任校長として今年度四月、この言葉を本校の子ども達に贈りました。
「これから1年間、みなさんは夢や目標に向かって挑戦していく時、つらいことや苦しいことに出会い、あきらめて投げ出したくなることがあるかもしれません。まるで、一人ぼっちで雨に打たれているように感じることがあるかもしれません。しかし、そんな時、けっして投げ出したり、あきらめないでください。…」
「晴れた日ばかりでは、虹を見ることはできませんが、雨の後には美しい虹を見ることができることだってあります。雨に打たれた後、見上げて見る虹はとても美しく見えると思います。… 」
子ども達には自分の夢や希望を、雨の後に見上げて見る美しい虹として抱いて欲しいと思っています。
けれど、一人で雨に打たれるのは寂しくつらいものです。そんな時、私達教師はいっしょに雨の中を歩く同行者でありたいと思います。また、沿道の応援者であり、伴走者でありたいと思います。
「美しい虹を見るためには、ちょっとは雨の中に立っていなくちゃ。」
美しい虹を見るために、夢や目標に向かって挑戦していく子ども達であって欲しいと思っています。
※参考資料…山下英三郎著 「虹を見るために」 黎明書房
電話:083-987-1220 ファックス: 083-987-1201
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