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平成21年 (2009年) 9月 14日

教育ちょっといい話 第45回

岩国市立天尾小学校 校長 吉田 信子

「心のふるさととして」

 

本校は児童数9名の岩国市の山間部にある小さな学校です。

夏休みの作品募集に短歌の募集がありました。本校は1学期に学校の近くの短歌をたしなまれる方に指導していただく機会があり、折角みていただいたのだからということで児童全員が短歌の作品募集に応募することにしました。

そして、先日、結果が送られて来ましたが、うれしいことに3名の児童が入選していました。そのことは、もちろんうれしかったのですが、もっとうれしかったのは後日、選者の方からお手紙が届いたことでした。その方は9人の選者の内のお一人ですが、実は本校の出身者で今は東広島市にお住まいとのことでした。その方は、学校への手紙、児童全体への手紙と同時に、児童一人ひとりの作品にとても丁寧な評を書いてくださいました。そしてその手紙は、本校や児童への思い、ふるさとへの思いがあふれるものでした。

こんな思いを持ってくださっているのは、きっとこの方だけでなく、他にもたくさんの方がきっとどこかで本校やふるさとのことを思い懐かしんでいてくださっているのでしょう。そう思ったとき、学校はやっぱり心のふるさとなんだなあ・・・また、学校を思い出したとき温かい思いがこみ上げるような心のふるさとになるようでなければ・・・と気持ちが引き締まるような気がしました。遠くから、また近くでいつも見守ってくださっているたくさんの方々に感謝の気持ちでいっぱいになる出来事でした。

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