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平成21年 (2009年) 10月 14日

教育ちょっといい話 第47回

長門市立通中学校 校長 師井 浩二

「奇跡から軌跡へ」

 

県体出場が決まった瞬間、「やったー」「おっしゃー」、多くの言葉がこだました白熱したグラウンド。

通中学校野球部、前回35年ぶり、今回6年ぶりの県大会出場。

青海島の中の全校生徒28名、野球部員10名の学校。

「感動−One for all All for one−」と「明るく、楽しく、元気よく、粘る、頑張る」を合い言葉に、毎日、愛情あふれる教師と共に10人のメンバーで練習してきた日々。

市内予選、1回戦、公式戦初勝利。準決勝、優勝候補と対戦。幾たびのピンチをしのぎ、強豪校と激闘の末、延長10回を制し、県大会出場決まる。

ある選手が発した言葉、多くの人々への「ありがとう」。

小学生の頃、ソフトボールしか経験していない生徒達が起こした奇跡は、島中の人々に多くの元気と感動をもたらした。

どんなに小さな学校でも、少ない部員でも、目標を持って頑張ることが大事。

生徒達は、たくさんの人に支えられながら様々な経験を通して成長していく。

そばにいる私たち教師も、生徒から元気をもらい、生徒から学ぶ日々。

日新たに日々新たにこれからも、生徒と教師の元気ある軌跡を見守っていきたい。

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