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平成22年 (2010年) 5月 1日

教育ちょっといい話 第74回

防府市立大道小学校 校長 永島 昭雄

 海外からの素敵なお友だち

 

一学期も折り返し点を過ぎた、六月の中旬から一学期末までの一ヵ月間に、私たちの防府市立大道小学校に、海外から素敵なお友だちがやってきました。

まず初めは、日本からアメリカのインディアナ州に行っているお友だちです。二週間にわたり、日本の小学校で様々な経験を積みたいとの希望から実現した体験入学でした。ちょうどその頃は、新型インフルエンザへの対応で緊張感で張り詰めていた時期でもありました。

アメリカでは現地の学校に通学しながら、毎週土曜日に日本語の補習授業校で国語と算数の勉強しているとのこと。滞在二年で英語は学校生活に支障のない程度にマスターしているとのお話を伺い驚きました。アメリカにはない学校給食や掃除当番など、日本の学校文化にふれ楽しい二週間を送ることが出来たようです。本校の二年生児童たちも、日本の小学校を紹介しようと一生懸命になり、有意義な時を過ごすことができました。

アメリカのお友だちを見送ると間もなく、今度はバングラディッシュからのお友だちの体験入学です。小学六年生の女の子のお母さんが、本校の卒業生でした。バングラディッシュの現地校の授業は全部英語で行っているので、英会話はペラペラです。週に一度の外国語活動の時間には、まさに「小さな英語教師」という感じでした。隣に座っている児童との英会話も、「お手本」でした。彼女は、海のない地域に住んでいるので、真夏の太陽の下でプールで泳ぐなんて、「夢のようです。」と感想を語ってくれました。

本校、大道小学校の子どもたちにとって、海外からお友だちが来てくれた事は、一学期における最高のプレゼントだったと思います。国や文化の違いを直接感じ、学ぶことの出来る絶好の機会であったと思います。そんな海外からの素敵なお友だちに感謝します。

(平成21年8月投稿)

 

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