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平成22年 (2010年) 7月 12日

教育ちょっといい話 第86回

山陽小野田市立厚陽小学校 校 長 久賀 武

 

 

吉田松陰先生が山口県萩市に誕生して、今年180年目を迎える。松陰先生は、わずか29歳でこの世を去られたが、現在でも十分通用する数々の名言を残されている。

かく言う私も、「至誠にして動かざるものは未だこれ有らざるなり」の言葉の中に使われている『至誠』を座右の銘とし、誠意を込めて人の話に耳を傾け、誠実に職務に励むことを心がけてきた。

また、学校など、様々な場で松陰先生の言葉を引用してきた。始業式では、「志を立ててもって万事の源となす」という言葉を紹介し、小学生にも分かりやすいように『志』を『目標』という言葉に置き換えて話した。次の機会には、「万巻の書を読むにあらざるよりは、いずくんぞ千秋の人たるを得ん」という言葉を引用して、いろいろな種類の本を読むことの大切さについて、児童や保護者に話したいと考えている。

萩市の各所では、去年の『吉田松陰没後150年』に続いて、今年は『吉田松陰生誕180年』に関係する様々なイベントが計画されているということだ。去年、松陰神社敷地内に松陰先生が遺された著述や物品を展示した『至誠館』も開館したので、この機会に、私自身も松陰先生の思いについて更に見識を深めたいと考えている。(平成22年4月投稿)

 

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