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平成22年 (2010年) 7月 20日

教育ちょっといい話 第87回

山口市立小鯖小学校 校長 安田 孝子

 

「ぼくにとってプラスばかり・・・」

 

本校では、年間延べ100人の学習支援ボランティアさんが学校教育充実の手助けをしてくれています。水泳指導補助や校外学習の引率、読み聞かせ等のボランティアさんは、学校教育の理解者・応援者ともなって頂ける大切な宝です。

「人材は財産」まさにその通りだと思います。今年度の登録者は、保護者、地域の方々が中心で、学校だより等の呼びかけに参集してくださった方々です。

先日行ったボランティア打合せ会の帰り際に、登録者の中の一人の若者(Sさん)から、“子どもとふれあえるし、地域貢献できるし、ぼくにとってプラスばかり・・・”という手紙を頂きました。社会人であったSさんは、教師になりたいという夢を実現するために、昨年度会社を退職して、母校である本校に教育実習に来ました。その後も学校との交流が続き、本人の教師への熱い思いを感じていました。そして、この度、地区に発信している学校だよりを読んで、ぜひ学習支援ボランティアに登録させてもらいたいという申し出があったわけです。

手紙は続きます。“水泳補助と読み聞かせボランティアをさせて頂きありがとうございます。何より教師になる前に、保護者の方々とのコミュニケーションスキルを学べる絶好の機会にもなります。できる限りいろいろなことを吸収したいと思います。よろしくお願いします。”

“子ども大好き、地域大好き、いろいろな人大好き”自分の夢に向かって果敢に挑戦するエネルギー、そして真摯な気持ちに、あらためて自分が教師になった頃を思い出し発憤させられました。(平成22年5月投稿)

 

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