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平成22年 (2010年) 8月 31日

教育ちょっといい話 第91回

柳井市立新庄小学校 校長 酒匂 昌二郎

 

「おもしろそう」は 魔法の言葉

 

ぴょん太 と ぴょん吉は、おさるの学校に通っています

自分で生活できるさるになるためには、えさの取り方や寝床(ねどこ)の作り方、寒い冬の過ごし方など、学ぶことがいっぱいです。

 

おさるの ぴょん太 の口癖は「つまんない」

何をするときにも、つまんない と つい言ってしまいます

「森に行こう」と 仲間が誘っても 「つまんない」

「魚をとるしかけを作ろう」と誘われても「つまんない」

もちろん むずかしそう と思ったことは 「つまんない」と思って しようとしません

ついつい寝てばかりの一日を過ごしてしまいます

 

 

さるの ぴょん吉 の口癖は「おもしろそう」

「森に行こう」と 仲間に誘われたら 「おもしろそう」って出かけていきます

「魚をとるしかけを作ろう」と誘われたら「おもしろそう」って

わくわくします

「ちょっとむずかしそうかな」と感じたことも 「でも、おもしろそう」っと思って 取り組みます

一日一日があっという間に過ぎています

 

二ひきの子猿は、若者ざるに成長しました

どんな猿になったでしょう

 

 

さて、これから皆さんが楽しみにしていた夏休みになります。

夏休みが終わる頃、楽しい夏休みだったなと思うためには、一日一日の過ごし方が大切です。

 

たとえば、勉強をするとき、「おもしろそう」と思って取り組むこと

自分が借りたい本が図書室になくても、「おもしろそう」と思って、ふだんは選ばない本を読もうとすること

そして、植物や虫など、身近にあるものを「おもしろそう」っと思って観察や研究をしてみること

 

ゲームばっかりしてと家の人にあきれられる夏休みにならないように。

「おもしろそう」と魔法の言葉をとなえれば、みなさんのまわりに、

楽しいことが、いっぱい見つかることでしょう。

「おもしろそう」は、楽しい夏休みにするための まほうの言葉です。

 

でも、そのために、とっても大切なことがあります。

命を大切にするために、そして、人に迷惑をかけないようにするために、

先生方や家の人が注意するきまりを必ず守ること。

 

9月1日に、「おもしろそう」と思って取り組んだことがいっぱいあって、たくましく成長したみなさんと出会うことを楽しみにしています。(平成22年7月投稿)

 

 

 

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