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平成21年 (2009年) 3月 25日

教育ちょっといい話 第20回

光市立周防小学校 校長 中邑 至道

校長室の中心で「夢」を叫ぶ!

 

4月に本校に着任し、子どもたちの様子を見てきて、気になることがありました。それは、子どもたちが将来への夢や希望をもっていない。自分がなりたい仕事へのあこがれをもっていないということです。

そこで、10月の後期始業式で、次のような「夢」についての話をしました。

 

「しっかり自分の夢をもちましょう。まず、自分が将来何になりたいか、どんな仕事をしたいかということを考えてみましょう。こんな人になりたいとか、あんなふうにしたいとかのあこがれをもちましょう。

そして、その夢やあこがれに近づくために、自分が今、何をがんばったらいいのか、具体的な目標を立ててみましょう。毎日1時間勉強する。本を月に10冊読む。毎日何km走る。腹筋を何回やるなど、自分で具体的なめあてを決めて続けてみましょう。きっと、少しずつ自分の夢に近づいていくと思いますよ。」

 

今では、その夢を素読(毎月課題を決め、覚えたら昼休みに校長室に来て音読する本校の伝統)の時に、「校長室の中心で夢を叫ぶ!」と称して、声高らかに叫んでいます。

毎日、「僕は、将来、プロ野球選手になりたいです。」「私は、将来、幼稚園の先生になりたいです。」など、子どもたちの夢が校長室に響き渡っています。

それが実現するかどうかはともかく、まずは夢やあこがれをもつことが大切だと思います。夢やあこがれ、希望、目標が人間の前進のエネルギー源だからです。そして、少しずつですが、夢に向かって進んでいくイメージを子どもたちにもってもらいたいと思って続けています。

 

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