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宇部市立川上中学校 校長 月成庄造
「朝日に映える高台の 緑に浮かぶ白亜の校舎」と校歌に歌われているとおり、校長からは、宇部の市街地、瀬戸内海、そして遥かに下関・北九州が望まれる本校に、4月新任校長として着任しました。生徒たちの元気なあいさつと大きな歌声が響き渡る素晴しい環境に恵まれ、充実した学校生活を送っています。
私がこの学校でぜひやってみたいと思い、実践していることについて紹介します。
もちろん校長としての責務を果たすことは、何より大切なことですが、私自身、教師してこれまで「教える」ことにおいていた中心を「学ぶ」という視点に立って見つめ直たい、今までも生徒を教えているつもりで生徒から教えられている、つまり生徒から学でいることは数多くあり、それが教師という職業の一番の魅力であると私は思ってはいのですが、更に進んで自分自身が学ぶことを面白いと心底感じ、その学ぶ喜びを生徒たに伝えたいと思ったのです。具体的には次の三つです。
・まず「本をたくさん読む」ことです。幸い本校では朝の読書の時間があり、また図室も充実し、多くの生徒が読書に親しんでいます。私も生徒より一冊でも多く本を読みいと思っています。
・次に「楽器の練習をする」ことです。これはあえて苦手なものに挑戦すると思いもります。現在、吹奏楽部にあるトランペットを借りて練習中です。4月から吹奏楽部の徒が、全くの素人の私に基礎から教えてくれ、わずかな時間でしたが、文化祭での演奏参加することもできました。現在も毎日、昼休みに生徒と一緒に楽しく練習しています。
・最後に、「保護者から学ぶ」ということです。
毎週金曜日に「校長室だより」を発していますが、その中に保護者からの返信欄を設けています。頂いた返信と私のコメンを一緒に次号で紹介するようにしています。私の考えや思いを保護者の方がどう感じているのかがわかり私自身たいへん役立っています。一つ紹介をしておきます。
(保護者の返信)
平素は提出物の催促はしませんが、金曜日は「校長室だより」があると確信していますから、「今日はあるでしょう」と言っています。毎週発行されるのは大変なことだと思います。ありがとうございます。
(私のコメント)
こうした保護者の方の支えがあるのが「継続」できる原動力です。生徒に言う以上は私も一つぐらいは頑張らなければと思っていますので、今後もご愛読よろしくお願いします。 以上が、私が「学ぶ」という視点に立って現在取り組んでいることです。
明治大学文学部教授の齋藤孝さんが著書「教師力」の中で、「教師は、教えることの専門家であると同時に学ぶことの専門家であらねばならない。」「学ぶことのプロフェッシナルであるからこそ、教える側に立つことができるのだ。」「学ぶことが楽しいと相手に気で信じさせることが、教師のいわば使命である。」と書かれています。
「学ぶことは楽しい」と生徒に言えるよう私自身が今後もしっかり学んでいこうと思ています。
(参考資料 「教師力」岩波新書 齋藤 孝)
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