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平成21年 (2009年) 3月 25日

教育ちょっといい話 第3回

柳井市 梅本 節治

団塊世代の方々、出番です

 

昭和30年代、県内の小・中学校は、学校数、児童・生徒数とも最多であり、校舎のほとんどは木造、50人学級で「すしづめ学級」が普通であった。

 

5年前から、当時の木造校舎を絵で復元する作業が進められている。

 

昨年12月、上関町で「木造校舎復元画展」(約500枚)が開催された。

 

多くの来観者の中で、昭和30年代の児童・生徒(団塊世代)の方が目立った。

 

ご自分の出身校の絵に接し、懐かしそうに想い出を語られる姿が印象的であった。

 

また、ご家族連れの参観者も多く、3世代で木造校舎の絵を見ながら、その頃の学校や家族の生活など、和やかに交歓されている情景にも触れ、胸が熱くなることも数々であった。

 

現在、高校生以下が平成生まれであり、「昭和」を歴史として伝えることの重要性も指摘されている。

 

木造校舎の写真や絵が同窓生の絆を深めるとともに、昭和の学校生活や体験した戦後の身近な衣・食・住の歴史を、子や孫(の世代)に語る、切っ掛けになると確信するものである。

 

このような戦後史が、家庭内で日常の話題となることが、食料自給問題や地球温暖化対策にとっても必要だろうという認識から、団塊世代の方々の出番に期待する次第である。

 

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