第二次の学習の様子 〜リレー作文を書く〜
授業風景1
 第二次の学習は、前の時間に書き込んだ気付きや想像したことを発表することから始めた。第一次で、グループごとに話し合ったことを出し合ったのである。これが、本時のメインである「リレー作文」の素地になる。(上は、各グループ発表後の板書)
授業風景2
 その後、実際にリレー作文を書いていく活動になる。原稿用紙に、書き出しの文だけを書き込んでおいたものをグループに渡す。書き出しの文は、絵から分かることを端的に表現した単純な文章である。
 では、リレー作文を始めます。短い時間ですが、なんとか物語をつないでいってみてください。一番を担当する人準備はいいですか。はじめてください
 子供たちは、一斉に書き始める。一枚の原稿用紙をグループのメンバーが覗き込んでいる。
 C えっと、どうしようか。(書き始める)
 C うんそうそう、それいいかもしれない。
 C 走っている人の名前を使ったら?
 C ええ、次私だよ。どうしよう。
 C ジョギングを始めて、今日で十三回目?それ、いいと思う。
 子供たちにとっては、自分が作文を書いているところを始終見られている経験はおそらく初めてのことである。逆に、友達が書いている様子を、頭を寄せ合ってみている子供たちも初めての経験である。この一種独特な「書く活動」は、文を続けようという集中力を相当に高めるものであった。およそ10分間、グループのメンバーを2周する間に、原稿用紙1〜2枚の作品ができあがった。
 その後は、グループのリレー作文発表会である。意外な物語の展開や、きわめて具体的な人物設定等のおもしろさが子どもたちには印象的だったようである。
授業風景3
リレー作文による作品
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