授業の実際2
家でカブトムシの幼虫を飼おう
 理科室で飼育していたカブトムシが卵を産み、150匹近くの幼虫がふ化した。そこで、発展的な学習として、「家でカブトムシの幼虫を育てよう」と呼びかけた。自分で飼育することで、生き物に対する愛着を持ってほしいと考えたからである。
写真1  これが、幼虫である。喜んでさわろうとする子と、「虫が苦手。」とさわれない子がいた。
写真2  子どもたちには、ペットボトル(1.5リットルまたは2リットル)があれば、持ってくるように話した。ない子には、理科室にストックしてあるものを渡した。
 ペットボトルに腐葉土を入れ、その中に1人あたり3匹の幼虫を入れた。
写真3  男子も女子も、自分のペットボトルに楽しそうに幼虫を入れていた。
写真4  幼虫をペットボトルに入れて自分で世話をする準備をしたときの気持ちを、一人一人ノートに書いた。
児   童   の   ノ   ー   ト   よ   り
 今日、カブトムシの幼虫をもらいました。ぼくは、まだ、よう虫から成虫にしたことがないので、今日もらったよう虫を育てます。水をあげて、成虫になったらゼリーをあげます。  ちょっとこわかったけど、飼ってみたかったので、よう虫をもらいました。もらったときは、うれしかったです。土がかわいたら水をちょっとやって育てます。大切に育てたいです。  わたしは、虫が苦手だからカブトムシの幼虫はもらいませんでした。ちょっとだけかってみたいと思ったけど、やっぱりこわいのでやめました。
 来年の夏、カブトムシの成虫が元気に出てくるよう、子どもたちには、いっしょうけんめい世話をしてほしいと思っている。
 「昨日、霧をふいたよ。」とか「土の上に出ていたのでびっくりしたよ。」などと話してくれる子どもがいたことを、うれしく思っている。
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