第三次の学習の様子
《作文に生かそう!》
パターン1 起承転結の文章構成にチャレンジ
お題・・・・わたしの友だち
ポイント・・・ 起 ⇒ 友達紹介
承 ⇒ 好きなところ
転 ⇒ 「ところが・・・・・・」
結 ⇒ まとめ
教師の評価として朱書きを加える。その際、起承転結の構成の仕方、承でいくつ友だちのいいところを挙げられるかもポイントとして朱書きする。
児童の書いた作文
わたしの友だち
 わたしの友だちは、○○さんです。○○さんのとてもいいところを三ついいます。
 まず、一つ目は、虫や野さい、生き物や植物のことをよーくかんがえるところです。二つ目は、わたしが、何かなやんでいる時、または、だれかがなやんでいる時に助けてくれるところです。とってもうれしいです。三つ目は、いつもいっしょにあそんでくれるところです。
 ところが、あそんでいてちょっぴりけんかをすることもあります。けんかをすると、二人同時にはぶてて家に帰ります。
 でも、○○さんとは、小さいときからなかよしなので、けんかをしても、すぐにどちらからか分からないけれど、あやまります。そして、すぐにまた、いっしょにあそびます。わたしは、○○さんが大好きです。
パターン2 課題文にチャレンジ
お題・・・・わたしの好きな勉強
ポイント・・・ はじめ・なか・おわりの構成
「はじめ」の中には、課題文を入れる。
例 ⇒ 「では、なぜわたしは、○○が好きになったのでしょうか。」
「では、なぜわたしは、○○が好きなのでしょうか。」
課題文を入れるためには、「はじめ」の段落の書き方を工夫しなければならないことを、補助教材「カブトガニを守る」を引用しながら考えさせる。
「なか」では、すきな理由がいくつ挙げられるかがポイントであることをおさえる。
教師の評価として朱書きを加える。
パターン3 題名つけにチャレンジ
お題・・・・みんなで畑の草抜きをしたこと
ポイント・・・ 暑くて汗が出てとてもきつかったこと
途中で雨が降ってきて大変だったこと
草がなかなか抜けずに苦労したこと
を書く前にみんなで話し合い、そこから、自分は何を中心に書くかを決め、そのことがよく表れるような題を工夫してつけ、書いていく。
題の一覧表を作り、友達はどんな題をつけたかを参考にするとともに、題から内容を想像する楽しさを味わわせる。共通体験について書くため、子どもたちは書かれたことに共感できるよさがある。
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