1 単元名 『星を見よう』

2 単元設定の理由
(1)目指す児童像
  ・ 星の動きを時間と関係づけて調べて、見いだした問題を関心をもって意欲的に追求する活
   動を通して、星の位置や動きについての理解を深めることができる。

(2)教材観
  ・ 子どもたちは、これまでに太陽の光がつくる影に着目することで、太陽は、東の方から南
   の空を通って西に沈むことを学習してきている。夜空の星の観察学習は初めてである。子ど
   もたちは、普段あまり意識して夜空を見上げ観察することはないと思われるが、この星の観
   察学習を通して天体の美しさを感じ取らせたい。また、星への興味・関心を高め、意欲的に
   観察しようとする態度を育てていきたい。さらに、星の位置の変化を時間と関係付けながら
   調べ、星の特徴と動きをとらえさせたい。この時期の学習の発展として、夏休み中に子ども
   自らが天体観察を行うことにも期待したい。

(3)指導観
  ・ 星を観察する学習は、本単元が初めてなので、導入段階では、星にまつわる話をしたり、
   星の写真を見せたりして、星の美しさや神秘性を感じさせるようにしたい。
  ・ 星の特徴や動きを観察する際、まず星の位置を知って、目当ての星を見つけることが出発
   となるので、観察の仕方をきちんと身につけさせたい。その際、できるだけ子どもの科学的
   な思考をゆさぶるような学習活動を工夫することによって、主体的な学習にしたい。
  ・ 子どもの天体学習に対する関心・意欲を高め、天体のイメージ化を助けるために、インタ
   ーネットの映像やシミュレーションソフトを積極的に活用したい。

3 単元の目標
 ○ 星を観察して、星の明るさや色の違いについて気づくとともに、星の動きを時間と関係づけ
  て調べ、星の集まりは、位置は変わっても並び方は変わらないことをとらえることができるよ
  うにする。


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