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5 指導事例 |
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単元全体の課題 「かずくん」にたしざんのやり方を教えてあげよう

かずくん |
かずくんの手紙の概略
いたずら者の弟ぷうたは、森の神様を怒らせてつかまってしまいました。プウタを返してほしかったら、ぼくの苦手な計算ができるようになれと言われて困っています。ぼくは、答えが10より大きくなるたしざんがよくわからないんだ。1年生のみんな、ぼくにたしざんのやり方を教えてくれませんか。お願いします。 |
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課題意識を持たせ、意欲を継続させる手立て |
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1 ストーリー性のある学習課題
総時数10時間の「たしざん(2)」は、1年生にとって、課題意識を持続させるには難しい単元である。クマのぬいぐるみ「かずくん」はクラスの友達として、これまで一緒に学習したり、遊んだりしてきた。
そこで、「かずくん」を主役にしたストーリーを学習課題にして、学習意欲を喚起し、「かずくん」との手紙のやりとりを通して意欲を継続させることにした。 |
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児童の反応(発言)
「かずくんには弟がおったんやね。」
「かずくん、計算が苦手なん。」
「教えてあげるよ。」 |
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「かずくんは、答えが10より大きくなるたしざんがわからないって、書いているよ。」と「かずくん」の手紙の内容に目を向けさせ、学習課題を意識させる。 |
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2 式の選択、具体物の選択
9+2から9+9を板書して、8つの式の中から自分が計算方法を考えたい式を選択させた。計算方法を考えるために使いたい具体物も自分で選んでよいことにした。(8+□、7+□、・・・・も同様) |
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児童の反応
「ブロックとマスのある操作盤を使おう。マスがあると数えやすいよ。」
「磁石つきのおはじきと操作盤を使おう。たされる数とたす数のおはじきの色を変えるとよくわかるよ。」
「たされる数もたす数も○を書いて考えよう。操作盤のマスに書くと数えやすいな。操作盤を使おう。」 |
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