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おはじきを並べて、その数を数えた。
青い魚の端の長さは、おはじきを立ててその幅で測ろうとした。
赤い魚・・・おはじき21個と
おはじきの幅2個分
青い魚・・・おはじき8個と
おはじきの幅2個分
赤い魚の方がおはじき3個分長い。 |
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数え棒を使って、長さを測った。端の長さをおはじきと葉っぱで測ったので、どのくらい長いのかを表現することが難しくなった。
赤い魚・・・数え棒4本とおはじき1個分
青い魚・・・数え棒3本と緑の葉っぱ1枚分
話し合いにより、葉っぱじゃなくておはじきを使えばいいと意見がまとまったので、全体の場で端の長さをおはじきで測ってみた。しかし、ちがいを求めるのは難しかった。 |
B数量の感覚を豊かにする工夫 |
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○ 10cmはどのくらい?( 左右の人差し指で10pの幅をつくろう) |
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○ 自分の指の幅は何センチメートルかな?(しゃくとり虫の長さをはかろう) |
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○ 身の回りのものの長さを測ってみよう。
(ものさしを使って長さを測る前に、見当をつけよう。) |
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6 授業を振り返って |
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魚の長さを直接比較できない場を設定したことによって、子どもたちは媒介物を使った比較を考えた。さらに、媒介物を限定したことで、任意単位による測定を行い、普遍単位の必要性を感じていたように思う。
学習を深めるためには、ある程度条件を限定する必要がある。それを場面設定の中で、自然な形で行うことがポイントである。特に低学年は、具体物を使った操作活動を取り入れることが多いので、学習環境としてどんな具体物を整えておけばよいのか考えることが大きな支援になると思う。
二人組で選択した任意単位を使って長さを調べた時、端下の長さを「葉っぱの半分くらい」という表現をするものと予想していた。予想通りの反応を示した児童もいたが、より小さな単位となるおはじきを使って、端下の長さを表そうとした児童の発言を聞いて、もっと正確に表す方法のよさを感じたようだった。また、使った単位によって数値が異なり、長さの違いも表現しにくい場合があることを知って、任意単位による測定の曖昧さも感じ、1cmという普遍単位の生まれた意味やそのよさを十分に感じることができたと思う。この普遍単位の必要性の実感は、基本的な数量の意味理解につながるものである。。 |
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