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魯迅の作品はとても印象深いもので、魯迅の願う「新しい生活」がよく伝わってくる作品でした。魯迅の生きた時代の中国のことを調べてみて、彼の人生とこの作品が深く関係していることが分かりました。当時、毎日、裕福な生活を送ることができたのは、役人などの一部の人たちであって、その他多くの人たちは、質素で貧しい生活を送るしかなく、そこには大きな矛盾がありました。それはどんなに悲しいことでしょうか。同じ人間同士なのに、そんなことがあってはいけないと私は思いました。今なお世界中にはいろんな矛盾な存在しています。私たちが今の世界を変えていかなければならないのです。 |
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戦争とはなんて悲しく、ばからしいものなのだろう。殺人は犯罪であり、人間として許されないことのはずなのに、そんな正常な感覚さえ麻痺させてしまう。敵であれ、味方であれ、人が殺される場面を喜んで見るなんてとんでもないことだ。ましてや、同じ国の人が殺されるというのに、のんびりと見物しているなんて…。 尊い命と引き替えにしてまで革命を起こすことに、果たして意味があるのか。人間はなぜ、こんなことを繰り返すのか分からない。 |
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「わたし」がルントウと再会して「だんな様!…。」と言われたときは、本当に悲しかったんだと思います。わたし自身、大人になって、仲のよかった友人には身分や立場の違いに関係なく接したいし、接してほしいです。今の時代は身分の差がなくて本当によかったと思います。周りの状況で、ルントウやヤンおばさんのように、人間は変わってしまうんだと恐くなりました。それだけ、当時の中国の状況は人々を苦しめていたんだと思いました。 |
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この時代の中国には身分の差があり、それが互いを隔てる壁になっていたのだと思う。中国全体も、厳しく辛い社会になって、国民もその雰囲気に流されて「自分の国の人が殺されても何とも思わない精神が愚弱な国民」になってしまった。でも中には、魯迅のように、中国の精神を改革しようとする人もたくさんいたと思う。「故郷」で魯迅はそれを「むだの積み重ね」と書いているけれど、私はそうは思わない。「藤野先生」も「故郷」も魯迅が現代の私たちにまで、何か言おうとしているように感じたからだ。この時代の中国は本当に苦しかったんだなということが分かった。 |
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