参考資料
故事成語について 出典「光村図書 古典指導の方法より」
論語の故事成語
 遠慮・啓発・可もなく不可もなし・温故知新・巧言令色・過ぎたるはなお及ばざるがごとし・一を聞いて十を知る
孔子について 出典「国語の資料(正進社)」
孔子(前五五二?〜前四七九)
 春秋時代の魯の国(=今の山東省の南西部)に生まれた思想家。魯の国の大司寇(=法務大臣)にまでなったが、官職を去り諸国を巡って、人格や道徳を高めることによって世を治めることを理想とした、人間の生き方や政治のあり方の思想を説き、晩年は古典の整理と弟子の教育に専念した。その思想は、人間同士の深い愛情を重んじる「仁」を根本に置くもので、それによって社会の秩序が保たれると考えた。こうした考えを儒教と呼び、孔子はその始祖として尊敬された。
論語について 出典「国語の資料(正進社)」
論語
  孔子の言葉や行動、弟子達との問答を記録した書。二〇編。孔子の死後、弟子たちが編集したらしい。乱れた社会を直し、平和な生活を送るため、人間はどう生き、政治はどうあるべきかを説いた。「子曰はく」は、孔子が弟子たちに述べた言葉であることを示す。
漢文について 出典「光村図書 教科書より」
漢文について
「論語」本文 出典「光村図書 教科書より」
「論語」本文
論語に見る孔子の思想 出典「学習指導書(光村図書)」
リストマーク 政治で導き、刑罰でまとめれば、国民はごまかして恥知らずになる。理想で導き、礼節でまとめれば、国民は恥も品格も保つようになる。
リストマーク 君子は正義を喜び、小人は利益を喜ぶ。
リストマーク 仁者だけが、しっかりと人を好み、人を憎むことができる。
リストマーク その人の犯した過ちを見れば、その人がわかる。
リストマーク 物事を知ることよりも好むこと、好むことより楽しむことだ。
リストマーク 孔子は「怪・力・乱・神」など、人間の理性ではかれぬものについて、語ることをしなかった。
リストマーク 国に道理があるとき、貧乏で世間から認められないのはその人の恥だ。しかし、国に道理がないときに、裕福で栄達しているのはやはりその人の恥だ。
リストマーク 小人が貧困に苦しむと乱暴になる。
リストマーク 人に仕えることができないのに霊魂に仕えられるはずがない。現在の人生さえわからないのに、死後のことなどわかるはずがない。
リストマーク 君子に仕えるのは易しいが喜ばすのは難しい。小人はその逆だ。
リストマーク 伸びようとしている者と、成り上がろうとしている者は違う。
リストマーク 昔の学生は人格を高めるために学問したが、今の学生は他人の評価を得るために学問する。
リストマーク 君子は言葉だけで、人を登用したり降格したりしない。
リストマーク 君子はまず自分に求め、小人は他人に求める。
リストマーク 小人が失敗をおかすと必ず言い訳をする。
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