柳井地域(柳井市・周防大島町・上関町・田布施町・平生町)

小学校 中学校 高等学校・中等教育学校 特別支援学校


小学校
柳井市立 小田小学校 井森工業株式会社
事業所等での学習
生活科の学習で、津波や地震を調べるグループの子どもたちが井森工業の屋上を見学しました。その後、2年生全員でもう一度訪問させていただきました。

井森工業の屋上は13mの高さにあり、登下校中に大きな地震があった場合には、避難させていただくことになっています。今回は、実際に屋上に上がり、高さを実感することができました。その後、非常時のための備蓄を見せていただきました。水や乾パン、非常電源装置などを見せていただき、実際に乾パンは食べさせていただきました。子どもたちは、いざという時のために、いろいろな備えが必要であることも初めて知ることができたようです。

次に、小田小学校の第一避難場所にもなっている井森工業グループ井森アーステック株式会社に連れて行っていただきました。海抜は屋上よりも低いものの、山手にあり、いざというときにはそちらへ避難することを教えていただきました。

今回の見学を通して、子どもたちは、地域に自分たちを助けてくれる方や見守ってくださる方がいらっしゃること、避難するための場所があることをしっかり理解することができました。
小田のまち・あんぜんチェック隊
(小田小学校の第1避難場所見学)
柳井市立 柳井小学校 金井石油店・あさひ製菓株式会社 他
講師や指導者として招へい
6年生は、柳井まつりでの屋台実習に向けて、計5回の出前授業をしていただきました。第1回授業では「商売について」、第2回授業では「仕入れ数量決定、仕入発注」、その後は屋台準備作業が開始され、店舗レイアウト、ポップ作成講習、包装講習、接客、金銭授受練習、屋台リハーサルなどを教えていただきました。

そして、いよいよ11月23日の柳井まつりでのちびっこ屋台実習です。本番では、素早く準備をすることができ、声もほどよく出て、お客さんと接することができました。後で見た映像では、みんなとっても笑顔でした。

最後に、決算、反省会、報告会をしました。夏休み前からちびっこ屋台の決算まで、長い間、大変お世話になりました。子どもたちは、これらの活動を通して、たくさんのことを学びました。 
 
ちびっこ屋台に向けての
出前授業
柳井市立 新庄小学校 社会福祉法人  新庄保育園
異校種間の連携
総合的な学習の時間に、6年生が保育園を訪問したり、園児を小学校に招待したりするなど、園児との交流をとおして誰とでも円滑な人間関係を築こうとする意欲や態度を育てることができました。

〈第1回〉 保育園の様々な活動に参加し、園児の様子や保育士さんのかかわり方
       を学びました。
〈第2回〉 保育園を訪問し、園児との遊びを、グループごとに企画・運営しまし た。
〈第3回〉 園児を学校に招待し、様々な遊びのメニューを提供しました。

園児とのかかわりが深まれば深まるほど、相手への思いやりが高まり、主体的に取り組めるようになりました。また、学校生活における縦割り班活動や登校班の班長としても、下級生と上手にかかわる姿が多く見みられるようになりました。
 保育園児との交流
「保育園児とふれあおう
~出会い、ふれあい、
そして私にできること~」
柳井市立 日積小学校 日積ふれあい森の会
実技や部活等の補助
「総合的な学習の時間」の環境学習の一環として、巣箱作りを行いました。設計図を参考にして、学校支援ボランティア(日積ふれあい森の会)や保護者の方々に手伝っていただきながら制作しました。のこぎりで木を切ったり、くぎを打ったりするのは今回が初めてという児童もいて、巣箱が完成したときには、とてもうれしそうでした。

実施後の児童の感想には、「シジュウカラやヤマゲラが入るといいなあ。」「どんな鳥が来るか楽しみだなあ。」といったことが書かれており、自分が作った巣箱に鳥が入ってくれるのを心待ちにしているようでした。

今回の活動は、子どもたちが自然に親しみ、自然を大切にする心を育む、とてもよい機会となりました。

鳥の巣箱作り
柳井市立 平郡東小学校 平郡郵便局
講師や指導者として招へい
生活科の学習として、郵便局の仕事について学習しました。郵便局の職員の方に来校していただいて、郵便局では「郵便の仕事」「銀行の仕事」「保険の仕事」などがあることを、クイズを交えながら、楽しくわかりやすく説明していただきました。

この学習を通して、郵便局の仕事を児童なりに理解し、仕事の大変さとやりがいを感じることができました。

生活科の学習
周防大島町立 安下庄小学校 山口県漁業協同組合  安下庄支店
職場見学や就業体験
安下庄湾では、5月にヒラメの稚魚を放流します。漁業協同組合の方々の御協力を得て5年生児童が放流の体験を行いました。

  ①4~5㎝に育ったヒラメの稚魚を1人1人がバケツに入れていただきました。
   子どもたちはバケツの中でひれをひらひらさせて元気に泳ぐヒラメを見たり
   触ったりして初めて見るヒラメの稚魚に喜んでいました。

  ②漁協の方から「放流した稚魚が2~3年後には20~30㎝になり、10年
   くらいで1mにもなります。しかし、たくさん放流しても大きな魚の餌になってい
   るものが多く、山口県で放流したヒラメが青森で釣られたこともある。」という
   お話を伺いました。

  ③みんなで放流をし、「育てる漁業」の一部を体験しました。

子どもたちの中には、初めてヒラメの稚魚を見た子も多く、「持ち帰って育てたい」と感想を述べている子や、「初めはぬるぬるして気持ち悪かったので触れなかったけれど、最後には触れた」と喜んでいる子もいました。
子どもたちは、海の近くに住んでいますが、漁業体験をしている子は少なく、漁業にもっと関心をもち、未来の漁業を支える人材に育ってほしいと願っています。

漁業体験「稚魚の放流」
周防大島町立 沖浦小学校 周防大島町B&G海洋センター
実技や部活等の補助
夏休み前に「水の事故ゼロ運動」の一環として、水に落ちたときの救助の求め方や救助されるまでの泳法について指導していただきました。

スタッフのみなさんからの指導やアドバイスを受けながら、プールで実際に体験しました。

水にぬれた服で泳ぐことは難しいだけでなく体力を消耗することや救助までの時間を浮いて待つことの難しさ等を実感することができました。実技補助等のおかげで、ほとんどの児童が2~3分間背浮きができるようになりました。

着衣泳を通して、児童の「自分の命は自分で守る」という意識や水の事故を起こさないように気をつける意識が強くなったように感じました。

着衣泳・救助法 
周防大島町立 三蒲小学校 周防大島町文化交流センター
講師や指導者として招へい
ゲストティチャーとして、町文化交流センター 学芸員 高木泰伸さんから、『あるく みる きく 宮本常一副読本』を中心に宮本常一の優れたフィールドワーク手法を学びました。

学んだ内容
  『地域の調べ方を学ぶ』  ー 過去・現在・未来の視点 ー
   •周防大島の昔の暮らし、今の暮らしについて調べる方法を学ぶ。
   •過去・現在・未来という視点で「地域を調べる」
      ①人びとの生活の歴史を調べる (過去)
      ②自分の暮らしを確認する (現在)
      ③これからの大島を考える (未来)

地域の調べ方(宮本常一の優れたフィールドワーク手法)を生かして、「過去・現在・未来」 の視点で学習を進めていくことができました。社会科学習における課題解決学習の進め方のよいお手本を教えてもらい、自分たちで実践していることが、今後の社会科の学習に大変役立ちました。
  
1学期の学習をふりかえってみると以下の成果が見られました。
   ・三蒲地域の特徴を知ることができつつある。
   ・三蒲地域の人との関わりを深めることができてきた。
   ・体験したこととつなげていくことができている。
   ・昔の暮らし、今の暮らしについて調べる方法を学んでいる。
   ・学習したことをつなげることができた。

社会科学習の実践 
周防大島町立 森野小学校 山口県漁業協同組合 東和町支店 森野出張所
職場見学や就業体験
3・4年生は、森野の海や魚について、漁港に地元の漁師さんを訪ね、お話を聞きました。

周辺の海は海水が汚れて、魚が育つきれいな藻場がなくなってしまったこと、川がコンクリートで整備された結果、魚を育てる餌が海に流れてこなくなってしまったことなど、海や漁業の現状を教えていただきました。

2週間後には、「2年もののヒラメが獲れた」と漁師さんから連絡があり、早速漁港に向かいました。ヒラメのほか、カレイ、タイ、チヌなど、いろいろな種類の魚を教えていただき、さらに、存分に魚に触れることもできました。

よく釣りをするという児童も、生きた魚に触れるのは初めてという児童も、皆、地元の海のすばらしさとともに、それが抱える問題についても学ぶことができました。

職場見学 
周防大島町立 和田小学校 げんきや和 体験学校モアアップスクール
講師や指導者として招へい
7月12日(金)に、「げんきや和」のオーナーの方を講師に招き、「クリーン作戦・海で遊ぼう集会」を行いました。これは、逗子ヶ浜まで道路のゴミを拾いながら歩き、最後は逗子ヶ浜の清掃活動です。
そのあとは、お楽しみの「海で遊ぼう集会」を行いました。保護者も協力していかだを作り、カヌーにも一人ひとりが乗りました。

日頃から海には親しんでいる子どもたちですが、カヌーやいかだに乗る経験はありません。このような機会を通して、身近な自然である海に、また別のアプローチができて、子どもたちにとっても、たいへん貴重な経験となりました。

クリーン作戦・海で遊ぼう集会
上関町立 上関小学校 あさひ製菓 本店
職場見学や就業体験
生活科の学習として、1、2年生が柳井市あさひ製菓本店工場を見学させていただきました。お店の方が一つ一つ丁寧に説明されました。

まず、店内の売り場では、販売用のお菓子がたくさん陳列されていました。ケーキなどの生菓子は、冷蔵用ケースに入っていて、売るときには、保冷剤を入れることを知り、傷まない工夫があることを学びました。

次に工場を見学しました。和菓子のところでは、職人さんが一つ一つ形を作る様子も見ることができ、びっくりしました。知っているお菓子ができあがるまでには、たくさんの人が関わり、そのおかげでおいしいお菓子が食べられることがよくわかりました。

あさひ製菓では、安全に、安心して買ってもらえるような努力をされていることを学ぶことができました。

製菓工場での職場見学
田布施町立 麻郷小学校 熊毛郡連合婦人会 麻郷支部
講師や指導者として招へい・実技や部活等の補助
運動会種目で行う、本校区に昔から伝わる「麻郷嵯峨音頭」の指導をしていただきました。

運動会前には、1、2年生を対象に1回と全校児童を対象に1回御指導をいただきました。そして、運動会本番に一緒に踊っていただきました。

踊りの指導を受けた児童は、踊り方を理解するとともに、継承されている方々の思いを感じることができました。

児童の中には、「麻郷嵯峨音頭保存会」に入り、太鼓の練習や地元の行事での演奏をしています。

地元に伝わる踊り体験
田布施町立 東田布施小学校 光地区消防組合消防本部
職場見学や就業体験

4年生は、社会科で「安全なくらしを守る」~なくそう、こわい火事~という学習をしています。その学習の一環で光地区消防組合消防本部を見学させていただきました。

中央指令室や救急車の中、消防士さんたちが休む場所などの見学をして、消防士という仕事についての理解が深まりました。また、消防士さんの重い服を着せていただいたり、煙の中を避難したりするなどの体験もさせていただきました。

教室で教科書を見て学ぶだけではなく、仕事の大変さや働いている方の責任感を実際に感じることができたので、その後の学習にも大変役立ちました。
消防署での職場見学
田布施町立 城南小学校 マックスバリュ田布施店
職場見学や就業体験
3年生社会科「店ではたらく人びとの仕事」の学習の一環として、実際にスーパーマーケットを見学させていただきました。

「店で働く人びとが消費者の願いに応えるために、どのような工夫をしているか」というねらいをもち、店内だけでなく冷凍室や保管庫、店舗の周辺などを案内してもらい、詳しい説明を受けました。さらに、買い物体験もし、商品の展示の仕方やレジでの応対など、生活につながる学習も体験することができました。

この見学を通して、教室で学んだことを実際に確認したり、疑問点を質問したりすることができ、学習を深めることができました。

スーパーマーケットでの職場見学
平生町立 佐賀小学校 あさひ製菓株式会社
職場見学や就業体験
1年生と2年生の社会見学で、お菓子を作る様子を見学させていただきました。見学する前に、衛生面について説明を受けた後、エアーシャワーも体験させていただきました。

お菓子を作る様子は、手作りケーキ・和菓子・お土産用のお菓子などの工程も見学させていただきながら丁寧に説明してくださいました。その後、子どもたちの質問にも丁寧に答えてくださり、お菓子作りの楽しさと同時にたいへんさも感じ取ることができました。
この体験をもとに、学校でお菓子作りの様子や、働く人の様子を絵や文章にまとめ、働くことのすばらしさを感じ取りました。 
製菓本店での職場見学

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中学校
柳井市立 柳井中学校 味の里さざん亭  柳井店
職場見学や就業体験
校区内の飲食店に3日間、職場体験を受け入れていただきました。この男子生徒は、将来は、料理を食べてくれる人を幸せにできる料理人になりたいという夢をもっており、飲食店での体験を強く希望していました。

実際に飲食店で働く中で、お客様に料理を食べて喜んでもらうには、調理の腕をあげるだけでなく、接客における笑顔の大切さや片付けにおける細やかな気配りなど、さまざまなことが必要であることを感じることができました。

職場体験を通して、この男子生徒は、自分の進むべき道を具体的にイメージし、将来の夢に向かって一歩前進することができたようです。
 飲食店での職場体験
柳井市立 大畠中学校 スポーツ店
職場見学や就業体験
部活動など普段からお世話になっているスポーツ店で3日間の職場体験をしました。体験内容は、スポーツ用品の販売準備や、伝票の整理の手伝い、実際にお店の人と一緒に地域の学校に行ってスポーツ用品の注文をうかがうなど、いろいろな体験をさせてくださいました。

この職場体験を通して、身近な人から仕事の楽しさや厳しさなどを感じとることができ、平素の学校生活では味わえないような貴重な学習をすることができたようです。
販売店での職場体験
周防大島町立 久賀中学校 軽費老人ホーム 慈光荘
職場見学や就業体験
2年生が「適切なコミュニケーション能力を養う。」「お年寄りとの交流を通して、その生き方を学び、お年寄りを敬愛する心を育てる。」「福祉施設で働く人々を通して、職業や勤労についての興味・関心を高める。」の3つの目的をもって慈光荘を訪問させていただきました。

交流会では、生徒代表挨拶の後、合唱を披露し、班ごとに談話をしながらレクリエーションを行いました。お年寄りの皆さんの笑顔がとても素敵でした。

「普段、行くことがなかったけど、行ってみて、お年寄りの皆さんとトランプや風船でバレーをしたりして、とても楽しかったです。施設の方のお話を伺って、大変なこともたくさんあるけど、やりがいを感じながら仕事をされているのだと感じました。おじいちゃん、おばあちゃんと、また、お話ししたいなと思いました。」という感想を書くなど、福祉の仕事に対する理解や、お年寄りを敬愛する心が育ちました。

老人ホームでの職場体験
上関町立 上関中学校 踊堂保育園
職場見学や就業体験
町内の保育園に3日間、職場体験を受け入れていただきました。

保育士の方から多くのアドバイスを受けながら、元気いっぱいの園児達と過ごすことができました。日頃元気な生徒も、園児達のパワーに圧倒されていました。

3日間の体験を通してさらに強く、保育士になる夢をもつことができたようです。
保育園での職場体験
田布施町立 田布施中学校 藤麻水産
職場見学や就業体験
5月28日(火)~30日(木)の三日間、「総合的な学習の時間」の学びの一環として、職場体験実習を行いました。生徒は興味をもった仕事について課題を設定し、実際に様々な仕事を体験する中で、各自の課題を解決することができました。

外食産業を展開する企業では、男子生徒4名が体験実習を行いました。魚介類の競りの様子や、トロ箱や水槽の清掃、魚の運搬などの仕事を体験しました。特に、魚介類の競りの補助をさせていただいた時は、緊張しながらも仲買い業者の人々の活気あふれる仕事ぶりには大変刺激を受けました。また、水槽の清掃においては、ブラシをつかって大変な汚れを懸命にきれいにすることで大きな達成感を味わうことができました。仕事の合間では、職員の方々より、仕事をすすめていく中での苦労や喜びなどを聞くこともできました。

これらの体験を通して、水産業に対する理解が深まるとともに、働くことの意義や喜びを考えることができました。

職場体験実習
平生町立 平生中学校 光輝病院
職場見学や就業体験
校区内の病院に2日間、職場体験を受け入れていただきました。

看護師さんや医師の方からアドバイスを受けながら、実際に患者さんの看護や介護などを行ったり、様々な機器の説明や実際に使ってみたりするなどの活動を行いました。

職場体験を通して、患者さんのために献身的に働くことの大切さを体験しました。また看護師という仕事の大変さややりがいを感じることができたようです。
病院での職場体験

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高等学校・中等教育学校
周防大島高等学校(安下庄校舎) 瀬戸内ジャムズガーデン  松嶋 匡史 様
講師や指導者として招へい
今年の1年次生『郷土おおしま』(総合的な学習の時間)では、「地域活性化策を考える」をテーマに取り組んでいます。その一環として、現在地元周防大島における6次産業化の先駆的取り組みとして、各方面から注目されている『瀬戸内ジャムズガーデン』のオーナー、松嶋匡史氏を講師としてお迎えし、特別講義を行いました。

地域の素材を掘り起こしてそれを製品に結びつけるビジネスのお話を通して、生徒たちは周防大島に秘められた大きな可能性に改めて気づき、周防大島の「食」と「観光」を柱としたその後の研究を進める上で、大変参考になりました。

また、「物を売るのではなく共感を提供する。」「仕事は手段。目的と勘違いするな。」といった松嶋さんの経営哲学から、生徒たちは「仕事とは何か?」「働くとはどういうことか?」を考える大きな指針をいただきました。

特別講義
周防大島高等学校(久賀校舎) やまびこ苑
職場見学や就業体験
3年次の生徒が医療面も充実した介護施設での就業体験を希望したため、やまぐち教育応援団の登録事業所を調べて、診療所に併設する福祉施設に連絡を取り、快諾を得ました。

生徒は福祉教科の勉強や数多くの介護実習を通じて、福祉分野での就職を希望していたため、仕事をする上での最低限の知識や技術をもち、働く意欲もあると判断して、安心して送り出すことができました。

就業体験では、施設の利用者さんと会話を交わし、食事の世話をし、他のスタッフと協力して介助を行う実践的な活動をさせていただきました。高校3年間の介護実習で何度も経験してきたとはいえ、就職を控えた時期の就業体験は、わずか1日でしたが、生徒の仕事に対する責任感を強くし、就業意欲をさらに高めたようです。

就業体験が求人開拓につながるなど、やまぐち教育応援団の制度は、生徒個々のニーズに対応できる強力なツールの一つだと感じました。

高齢者介護施設での
インターンシップ
柳井商工高等学校 カワノ工業株式会社   河野 通晴 様
講師や指導者として招へい
6月20日(木)3年生を対象に「カワノ工業株式会社」 取締役会長の河野通晴様に「企業が求める人物像」というテーマで講演していただきました。「何事も目標を持ち継続することが大切である」、「悪条件や苦しいことから学ぶことが多い」など多くのことを教えていただきました。河野会長の人生経験を生かしての講話は、これから社会にでていく生徒たちにたくさんの勇気を与えていただきました。

 講演内容

  1 学校と会社の違い
      学校・・・授業料を払う 会社・・・給料を受け取る
  2 学は真似る
      千日の勤学よりも一時の名匠  守・破・離
  3 体験・経験する
      悪条件を経験した人ほど忍耐強くなる
      甘やかされていた新人は必ず自滅していく
  4 目標を持ち継続する
      真剣だと知恵が出る 中途半端だと愚痴が出る
  5 会津藩 日新館の「什の掟」


進路講話
熊毛南高等学校 つばさ保育園
職場見学や就業体験
キャリア教育の一環として、将来、保育士をめざそうという生徒(2・3年次生)を対象に夏休み2日間の体験実習を実施しました。当園には、毎年、生徒の受け入れでお世話になっています。

紙芝居、配膳、昼寝、本の読み聞かせなど、実際に子どもとふれあっていろいろなことを経験することができました。

生徒は、自分に保育の仕事ができるのかと不安になった時もあったようです。しかし、実習をするうちにこどもの純真さや素直さにふれ、そういった不安や迷いは自然と消えていき、全員の生徒が、将来は絶対保育士になりたいと思うようになりました。 

実施後の生徒の感想では、「短大に行ってからでなく、高校のうちにこういった体験ができて本当に良かった」、「短大に行き、今以上に勉強して、自分の思い描く保育士になりたい」など、意欲を高める絶好の機会となりました。

保育園での就業体験

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