萩地域(萩市・長門市・阿武町)

小学校 中学校 高等学校・中等教育学校 特別支援学校


小学校
1 萩市立 椿東小学校 萩市無田ヶ原口・福祉複合施設おとずれ
職場見学・就業体験

 6年生は、総合的な学習の時間「夢に向かって〜自分の志を立てよう〜」で、自分が興味をもっている職業や将来なりたいと思う職業に関係する職場に行き、職場見学を行っています。

 「福祉複合施設おとずれ」では、お年寄りと一緒にゲームをして楽しんだり、職員の方にその仕事の喜びや夢、やりがいなどについてお話をしていただいたりして有意義なひと時を過ごしました。

 後日、職員の方を学校に招き、職場体験を通して出た疑問についてインタビューしました。さらにくわしくお話を聞くことができ、「働く」ということの「大変さ」や「喜び」を学ぶことができたようです。

 今回の経験は、将来の自分の夢を思い描いたり、自分の夢の実現に向けて頑張ろうと考えたりするきっかけになるなど、子どもたちにとってたいへん貴重な時間となりました。この経験をもとに、子どもたち一人ひとりが志を立て、そして、夢に向かって歩んでいくことでしょう。とても楽しみです。
総合的な学習の時間:
「夢に向かって〜自分の志を立てよう〜(6年生)」
2 萩市立 椿西小学校 JAあぶらんど萩農業協同組合本所(ふれあいらんど萩ファーマーズ)
職場見学・就業体験


 6年生が小学校を卒業するにあたり、今までお世話になってきた地域の皆さんへの感謝の気持ちを表すために、総合的な学習の時間を使い、地域素材並びに郷土料理を活かしてオリジナルレシピを開発・販売しました。

 まず、子供たちが地域の食材や生産者の方への思いを深めるために、陳列された野菜の7割強が椿西地区産である「ふれあいらんど萩ファーマーズ」を訪れたり、地域の生産者の方を学校に招聘したりして、直接話を伺いかかわる活動を行いました。その中で、子供たちは「作っている方の思いを感じ、食材をもっと大切にしたい。」「地域の食材でオリジナルの郷土料理を作りたい。」という思いをもちました。そこで、子供たちの思いを形にするため、「ふれあいらんど萩ファーマーズ」総菜部の協力を得て、オリジナルレシピを開発・商品化し、子供たち自らが販売しました。

 この活動を通して、子供たちは自分たちの思いが形となり、地域の方に喜んでいただいたことで達成感を味わうとともに、生まれ育った萩・椿西地域への思いをさらに深めることができました。
総合的な学習の時間:
卒業プロジェクト
「地域と共に・・・
地域への恩返し」
3 萩市立 大島小・中学校 山口県漁業協同組合 大島支店
職場見学・就業体験


  毎年、小・中学校の全児童生徒が萩大島の漁業を知り、魚の調理の仕方を学ぶことを目的とし、「漁業体験・海の幸体験学習」を行っています。

 まず、小5から中3までの児童生徒は漁船に分乗し、漁師さんの指導で定置網を引き揚げに行きます。その間、小1から小4の児童は養殖場の見学などを行い、大島の育てる漁業について学びます。定置網を揚げに行った漁船が戻ってくると、漁協の方の指導で魚の種類・名称を学んだり仕分け作業を行ったりしました。さすがに子どもたちは魚についてよく知っている子が多いのですが、萩大島での魚の名称だけでなく一般的な名称を教えてもらうことで、さらに魚について興味を持っていました。

 仕分け作業を終えると、漁協婦人部の方の指導で、魚の捌き方や魚を使ったいろいろな料理の作り方、また、大島の郷土料理「角寿司」の作り方などを教わりました。毎年、魚の捌き方を教わっているので、中学生にもなればなかなかの腕前になっています。

 出来上がった料理を配膳し、指導・協力いただいた漁協や地域の方、児童生徒、教職員、保護者などでおいしくいただきました。
漁業体験・海の幸体験学習
4 萩市立 相島小・中学校 旭サンファーム
事業所等での学習

 総合的な学習で小学生は、相島の特産物のスイカやサツマイモの栽培を実施しており、中学生も2年時に葉たばこを栽培されている農家で職場体験を行っています。そこで、相島ではできない果物などの栽培を体験させ、第一次産業に関心をもってほしいと考え、旭サンファームで農業体験をさせていただきました。

 最初に、旭サンファームで採れる梨やぶどうの栽培について教えていただき、その後、梨の袋かけを体験しました。はじめは、なかなかうまくいきませんでしたが、熱心に指導していただいたおかげで、およそ2,000袋かけることができました。児童生徒もその数を知ったとき、達成感を感じていました。

総合的な学習の時間:
農業体験学習
5 萩市立 小川小学校 中島観光農園
事業所等での学習

 「ひと」「もの」「こと」に着目した特色ある学校づくりを目指している中、3・4年の総合的な学習において、地域の特産物である「梨」の果樹栽培についての1年間を学んできました。主な学習内容は、受粉・消毒・袋かけ・収穫などがあり、児童が校外学習として年間4・5回、事業所で学習しています。また、児童が常時学習できるようにと、学校にもミニ梨園を作っていただき、秋にはりっぱな梨を収穫することができました。

 この学習を通して、地域の産業を守っていく人々の苦労と努力、知恵、地域の協力体制等について理解することができました。さらに、ふるさとのすばらしさを実感することにより、児童の学習後の感想やつぶやきから、ふるさとを愛する気持ちがより深まってきたことが感じられました。

総合的な学習:
ふるさと学習・果樹栽培
6 長門市立 日置小学校 フジミツ株式会社
事業所等での学習

 まず、見学通路から、商品「チーズころん」の成型から包装までの一連の工程を見せていただきました。

 解凍したすり身を機械でかき混ぜたあと、形を整えて、大きな機械で蒸加熱する様子を間近で見ました。「おいしく見せるために焼き目を入れている」など、工場の人の説明を聞きながらの見学だったので、児童にとって、とてもわかりやすかったです。ほとんどの作業を機械がしていましたが、調味料を入れたり、できあがった袋に入った「チーズころん」を別の機械に移し入れたりする工程を完全防備の作業着の人が仕事をする姿も見られ、衛生面に十分配慮して製造していることもわかりました。

 見学後、別室で、蒲鉾に関する映像を見せてもらいました。蒲鉾の歴史(はじまり)や蒲鉾の原料がどこからどのように工場に運ばれてすり身になることなどを学びました。また、「チーズころん」以外の焼きぬき蒲鉾などができるまでの様子も学びました。

 最後に、児童の質問について答えていただきました。工場では、お客さんに食品を食べてもらうので、清潔な状態(手洗い、髪の毛を出さないなど)で仕事をしていることなど、販売の思いや生産活動の工夫などを具体的に学びました。

社会科:工場の仕事
7 阿武町立 阿武小学校 サンマート奈古店
事業所等での学習

 見学先では、店長さんが子どもたちの多様な質問にわかりやすく答えていただきました。子ども達の質問の一つに、「お年寄りや外国人、目の不自由な方にもわかりやすくするために、売り場では、どんな工夫をしていらっしゃいますか。」という内容があり、弱い人の立場になって売り場の工夫を追究していることが伝わってきました。

 バックヤードの中では、地元でとれた魚を手際よく調理用に処理されている様子を見学することができました。保護者が漁業に従事されている児童が在籍しており、魚に関する仕事には興味津々でした。ここでは、この道40年の方にお話をしていただき、職人としての誇りを感じさせられました。なんと、包丁は40本も持っておられ、魚の種類によって、使い分けておられるそうです。食品を扱っているので、衛生には細心の注意を払っておられ、子ども達も、キャップをかぶってバックヤード内に入りました。

 何よりも子ども達が楽しみにしていたのは、家族から頼まれた買い物でした。カレーのルウや調味料、食パン類を嬉しそうに買っている姿がほほえましく感じられました。中には、エコバッグを持参して、買った物を大事そうに詰めている子どもの姿も見られました。買い物体験を通して、店長さんからお話していただいた売り場の工夫を実感することができました。

社会科:阿武町で働く人々
「スーパーマーケットで働く人」
8 阿武町立 福賀小学校 養護老人ホ−ム 清ヶ浜「清光苑」
事業所等での学習

 町内にある老人介護施設に行き、施設見学とお年寄りとのふれあい体験をしました。訪問前には「お年寄りの立場に立って考える」をめあてにし、生活科や総合的な学習の時間を使って、活動の内容を話し合いました。そして、伝えたいことが相手に伝わり、楽しんでいただくためにどうしたらよいかということを具体的に考えながら、自己紹介やふれあいゲームなど、決めた活動の練習をしました。

 訪問当日は、初めに施設の介護士さんからお年寄りへの話しかけ方や接し方について話を聞き、その後それぞれの学年に応じたふれあい活動を行いました。自己紹介では、「○○さん、こんにちは。」と耳元で相手の名前をゆっくりと呼び、握手をしながら笑顔で会話ができました。また、ふれあいゲームでは、魚釣りゲームで釣れた魚(メッセージ付き)をプレゼントしたり、お手玉やウクレレの演奏など得意なことの披露をしたりして楽しい時間を過ごすことができました。

 相手の立場に立ち、伝わっているかなと常に考えながらの交流でしたが、楽しそうなお年寄りの笑顔を見て、子どもたちも喜びました。帰る時に玄関で見送ってくださった方が、胸のポケットに大事そうにプレゼントの魚を入れておられるのを見て、心が温かくなりました。
清光苑訪問
9 萩市立 佐々並小学校 萩市佐々並公民館
講師や指導者として招聘

 本校では、6年生が修学旅行に行っている時に、1年生から5年生(14名)が春の遠足を行っています。昨年度は、萩往還の佐々並支所から釿ノ切峠までを歩き、本年度は釿ノ切峠から明木公民館まで(一升谷石畳)を歩きました。

 佐々並公民館の方を講師に招き、萩往還を散策しながら、一升谷の由来や当時この道を利用していた人々のエピソードを話していただきました。中でも明木地区に伝わる「彦六・又十郎伝説」には、子どもたちが真剣に耳を傾けていました。

 萩往還は、萩と山陽をつなぐ重要な道(現在で例えると高速道路のようなもの)でした。吉田松陰先生をはじめ、高杉晋作・久坂玄瑞などの明治維新の志士たちも何度かこの道を歩いたことでしょう。その同じ道を子どもたちは2時間かけて歩きました。様々な史跡を巡りながら萩の歴史について学ぶことができました。

学校行事:春の遠足
【萩往還散策】
10 萩市立 福栄小学校 山口県警警察官3名 (山口県警察本部)
講師や指導者として招聘
 6月14日に、山口県警察本部の警察官3名をお招きし、交通安全教室を実施しました。

 前半は、自転車の安全な乗車の仕方について、いろいろな具体例をあげながらわかりやすく説明して頂きました。児童は、食い入るように熱心に耳を傾けていました。後半は、運動場で、公道での自転車の安全な乗り方について実技指導をして頂きました。

 本校は、中山間地域に位置し、友達の家が遠かったり、坂道が多かったりするため、日頃自転車をあまり利用せず、実技が未熟な児童も多く、ポイントを押さえたご指導は大変有効でした。児童も、安全な走行について自信を深めた様子でした。

 今後も、講師として毎年招聘し、自転車の安全な運転について意識と技能を高めさせ、交通事故を防止していきたいと思います。
山口県警の警察官をお招きしての交通安全教室の開催
11 長門市立 向陽小学校 長門大津農業協同組合
講師や指導者として招へい


 総合的な学習で、バケツ稲の栽培に取り組みました。講師として、長門大津農業協同組合の方にご来校いただき、定期的に指導をしていただきました。

 1学期は、稲の種類や米作りの流れ、長門市で栽培されるの米の種類などを説明していただいた後、苗植えを指導していただいて、一人ひとり自分のバケツに植えていきました。水の管理は児童が行い、農薬や生育の確認は農協の方に定期的にしていただきました。穂が伸びてきたころには子どもたちと一緒に生育の様子を観察していただいたり、夏に向けての管理の仕方を教えていただいたりしました。

 2学期にはまず収穫を行いました。稲刈りやはざかけ、脱穀や籾摺りなどを昔からの方法で行い、米作りの苦労を実感することができました。11月には、米粉を使った調理の指導をしていただき、ピザとクレープを作りました。

 子どもたちは様々な活動を通して、米作りの大変さや苦労を学ぶことができ、主食であるお米を大切に思う態度を育てることができました。また、米粉を使った調理も体験さていただき、お米の利用について興味関心を深めることができました。
総合的な学習:
バケツ稲を育てよう
12 長門市立 俵山小学校 俵山温泉合名会社
実技や部活等の補助

 毎年4月に行われる「俵山温泉祭」にて、4・5・6年生からなる「十二代目子ども歌舞伎」を初上演しました。俵山温泉合名会社より舞台設営や広報などのご支援を頂いたおかげで、たくさんのお客さんが来られ、その大舞台で子どもたちは演じきりました。これまで、俵山女歌舞伎保存会の方から厳しくも温かいご指導を受けながら練習を続け、先代となる6年生からも卒業式前まで自主練習を見てもらいながら身に付けてきた演技に、子どもたちは手応えを感じていました。上演後、多くの方から賞賛のお言葉をいただき、子どもたちは自分たちの表現への自信と支えてくださる地域への感謝の気持ちを深めていました。その後、さらに練習を重ねて高めた演技を様々な場で上演する機会をいただきながら、後輩となる十三代目に思いと技をつないでいきます。

俵山温泉祭り
「十二代目子ども歌舞伎」
お披露目公演

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中学校
1 萩市立 越ヶ浜中学校 あぶらんど萩農業協同組合本所(営農生活本部)
職場見学・就業体験


 2年生は、総合的な学習の時間で「『立志』〜夢プロジェクト〜」と銘打ち、自分の生き方と進路についての学習をしています。その中のメインが職場体験です。今年度は8月に三日間行い、一人ひとりが萩市近辺の事業所に行って体験させていただきました。体験させていただいた事業所は19か所。一人1か所から2か所に行きました。

 あぶらんど萩農業協同組合本所(営農生活本部)には男子生徒1名が三日間お世話になりました。川上地区の集荷場では、農家から出荷される120個のカボチャを丁寧に磨きました。ファーマーズマーケット「ふれあいらんど萩」では、商品の袋詰めや陳列、値札貼りなどをさせていただきました。

 今回の体験を通して、食を支える人々の苦労や喜びを知り、「働く」ことの大変さややりがい、心構えについて学ぶことができました。

総合的な学習の時間:
職場体験学習
2 長門市立 深川中学校 つばめ砿油株式会社セルフステーション長門
職場見学・就業体験


 第2学年では、「自分に適した生き方を実現しようとする意欲や態度を育てること」「働く場所や働く人々に接して、働くことの苦労や喜び、職業の社会的な意義や役割について考えること」「働く人々との温かい触れあいを通して、働くことの意味や厳しさを学ぶこと」を目的として、総合的な学習の時間に職場体験学習を実施しました。

 写真はガソリンスタンドの事業所を希望し、実際に働かせていただいている様子です。事業所では、担当者から車検のしくみについての説明を受けました。さらに、スタンドの清掃や空気圧を実際に点検したりする活動をさせていただきました。体験後、仕事のやりがいや大変さについてレポートにまとめています。

 今回の職場体験学習を通して、生徒は、これまで学習してきた職業や勤労への関心を高め、主体的に自己の生き方や将来の夢・職業を思い描き始めました。

総合的な学習:職場体験学習
3 長門市立 菱海中学校 長門市西消防署
職場見学・就業体験

 第2学年の職場体験学習において、5名の生徒が本校に隣接する長門市西消防署に行き、二日間の体験学習を行いました。

 最初に、消防署の仕事内容や勤務についての説明を署員の方から受け、消防服(防火服)の脱着の訓練を行いました。その後、消防車及び消防器具の説明を受け、最後に放水訓練を行いました。

 消防服の脱着の訓練では、服や酸素ボンベなどの装具の重量を感じることができ、このような服装で火災現場において消火や救助を行っていると分かり、改めて消防士の仕事の大変さや責任の重さを感じることができたようです。

 今回の学習をとおして、働くことの意義や消防士の方の地域住民の安全や安心した暮らしを守る意識の高さを学ぶことができました。
第2学年 職場体験学習
4 阿武町立 阿武中学校 阿武町立みどり保育園・明屋書店萩店
職場見学・就業体験
 阿武中学校では、キャリア教育の一環として、夏休みに2年生を対象とした二日間の職場体験学習を実施しています。

 生徒たちは、将来の夢や希望する職業をもとに、自分で体験したい企業や施設等を選びます。そして、自分で体験先に連絡を取り、受け入れの承諾や必要な物の準備、心構えなどの確認を行います。

 2年生の生徒数は19名です。一人一事業所での体験を基本としていますので、地元の阿武町が中心となりますが、萩市内を体験先に選ぶ生徒も少なくありません。生徒は体験開始時刻に合わせて、時刻表等を参考にしながら交通手段や移動の行程表を作成し、体験先を訪問します。

 最初の頃は慣れない場所で、何をしたらよいのか戸惑う場面もありましたが、体験担当者の親切で丁寧な指示や指導により、少しずつ職場の雰囲気に慣れていきました。この体験を通して生徒たちは、職場で働く方々の温かい人間関係や組織として協力し合うことの大切さ、働くということの厳しさと喜びを学んでいきます。

 体験後は学習の成果をレポートにまとめるとともに、相互に発表し合いました。この一連の体験学習で、勤労意欲や立派な社会人になることへの自覚を高め、将来の目標設定につなげることができました。
キャリア教育(総合的な学習):
2年生職場体験学習
5 萩市立 川上中学校 阿武萩森林組合川上支所
事業所等での学習

 川上の自然や地域を再認識したり有用性を知る機会にするために、総合的な学習の時間の中で、ふるさと川上の主な産業である林業を体験したり、自然と関わる職業に就く人々の生き様を見聞したりしました。 

 林業や自然を相手に働く人々の苦労や喜びを知り、自分の生き方を考えるきっかけにすることもできました。

 今年は、二つのグループに分かれて木製のベンチを作成しました。切り分けられた木材に電動ドリルで穴を開けて、ねじやボルトで固定してベンチを組み立てていきました。紙やすりで表面をこすり、表面をなめらかに仕上げ2時間あまりで完成することができました。ドリルやドライバーなどの道具の使い方を丁寧に教えていただき、すばらしいベンチを作製することができました。

 木工体験をとおして生徒たちは、ふるさと川上の自然や地域を再認識することができ、働く人々の苦労や働くことの意義を知ることができました。

総合的な学習の時間

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高等学校・中等教育学校
1 大津緑洋高等学校 日置校舎 学校法人深川幼稚園
職場見学・就業体験

 保育を体験できる就業体験先をやまぐち教育応援団で検索し、学校法人深川幼稚園に受け入れていただきました。

 生徒は、子どもが好きで、将来の職業として幼稚園教諭や保育士の道を考えています。

 実習後の生徒の感想には、保育の道に進む者として大切なことや、気をつけなければいけない点をしっかり学ぶことができた、もっと保育の勉強がしたいと書かれています。このことからも、本人にとって有意義な就業体験であったことが伺えます。また、指導していただいた方からは、もっと積極的に、自ら進んで行動するようにという大変貴重なアドバイスと、これからも頑張ってという勇気の湧くエールをいただきました。  

 今回の就業体験を通して、生徒自身、保育の現場を肌で感じるとともに、自分の進路を再確認することができました。今後の学校生活では、自分に足りなかった積極性を、学校行事や部活動などのさまざまな機会を捉えて養いつつ、将来の目標である保育の道に向かって頑張っていくに違いありません。

幼稚園でのインターンシップ
2 大津緑洋高等学校 水産校舎 山口県漁業協同組合 黄波戸支店
職場見学・就業体験

 平成27年度から、大津緑洋高等学校水産校舎では、長門市、山口県漁業協同組合黄波戸支店、山口県水産研究センターと連携してアワビ種苗放流育成事業に取り組んでいます。本年度は、黄波戸支店で約6,000個のアワビの標識付け作業を行いました。今後、放流を実施します。放流後のアワビの生育環境を整備するために、藻場造成や外敵であるタコを駆除するためにタコ壺の設置作業等を行っています。

 これらの活動をとおして、生徒達は、地元の漁業・水産業への理解を深め、日々の学習活動に積極的に取り組み、進路選択の一助にしているようです。

「地域に貢献できる水産教育の実践 ふるさとの海を豊かな海に」

3 萩商工高等学校 株式会社丸久アトラス萩店
職場見学・就業体験

 本校では、キャリア教育の一環として、地域の事業所、保育園、福祉施設等で「職場体験学習(インターンシップ)」を実施しています。

 やまぐち教育応援団の一員である「株式会社丸久アトラス萩店」では、小売業の基本である商品の陳列や補充、レジ打ち、レイアウト等を体験させていただきました。商業を学ぶ生徒が机上で学んだことを実地体験させていただき実際のビジネスを肌で感じることができました。(以下、生徒の感想文より)

○「あいさつ」「敬語」「働くことの大切さ」を学びました。初日はとても緊張しており レジ打ちにしても商品の品出し、ラッピング、商品陳列は場所を把握できておらず、 すぐに場所を聞いたりしお店の人に常に頼りっきりでした。優しくアドバイスしていただき少しずつですがスムーズに仕事をすることができました。
○レジ打ちをさせていただいたのですが、最初はかなりスピードも遅く声も小さくうまくいきませんでしたが、的確な指導のもとずっとやっていくうちにだんだん慣れてきて、作業スピードも慣れたし、次第に声もしっかりはきはきと出せたので良かったです。

地域に根ざしたインターンシップ
4 萩商工高等学校 株式会社 ナベル 山口工場
職場見学・就業体験


 本校では、キャリア教育の一環として1年生全員が総合的な学習の時間を活用し、地域の事業所での就業体験学習(インターンシップ)を実施しています。

 「株式会社 ナベル 山口工場」では、各種蛇腹の製造・販売を行っており、生徒は蛇腹の製造を体験しました。その体験を通じ、コミュニケーション能力の大切さや責任感について学ぶことができました。

(以下、生徒の感想文)

○仕事は一つ手抜くと、後のことが徐々に崩れていくということを言われ、学校の勉強でも同じことがあると思いました。
○嫌な作業でもやらなければならないという忍耐力を学びました。「嫌な仕事や大変な仕事でも、その仕事に対して好きになる。好きになれば、仕事は続けられる」という言葉がわかりやすく納得しました。
○「仕事場では『出会ったら挨拶』を続ければ3年続けられる。『大きな声で返事』をすれば5年続けられる。」というお話があり、コミュニケーション能力の大切さを感じました。


地域に根ざしたインターンシップ
5 奈古高等学校 サンマート奈古店、医療法人医誠会都志見病院、
萩市デイサービスセンターかがやき、医療法人社団慈生会萩慈生病院、
萩ケーブルネットワーク株式会社
職場見学・就業体験

 本校では、キャリア教育の中核をなすインターンシップを、2学年を対象に10月25日から27日の三日間で実施しました。実施事業所は22社でしたが、その内「やまぐち教育応援団」登録は5事業所でした。

 本校生徒は地元志向が強く、来春は就職希望者のうち4割が阿武・萩・長門地域へ就業していきます。実習先はできるだけ生徒の就業希望に合致する事業所を斡旋しますので、このインターンシップは進路選択におけるミスマッチを防ぐ意味も含んでいます。

 生徒による事後アンケートを見ると、今回の体験で人間性やチームワークの大切さ、挨拶・言葉遣いなどマナーの大切さについて学んだ生徒が多く見受けられました。また、企業側のアンケートでは、約90%の企業がインターンシップの意義を感じておられ、全ての事業所において生徒の取組が良好だったと評価してくださいました。

 インターンシップを終え、生徒たちは自分たちの体験を成果報告会で発表し、他の生徒と学びを共有していきます。
地元企業によるインターンシップ
6 萩高等学校 萩市役所(野村興児萩市長)
講師や指導者として招聘


 平成27年(2015年)に萩市の五つの史跡が世界遺産「明治日本の産業革命遺産」に登録されたことから、本校では、9月27日(火)に「世界遺産の中にある学校として、私たちに何ができるか?」をテーマに「萩高校 高校生熟議」を実施しました。

 この熟議では、まず、野村興児萩市長より「萩の世界遺産について」と題して御講演をいただき、萩市の五つの世界遺産をはじめ、この産業革命に携わった先人たち(長州ファイブ)の志や活躍を御紹介していただきました。

 このことから、生徒たちの郷土「萩」に対する思いも新たなものとなり、使命感に満ちた熱気あふれる熟議が繰り広げられました。
「萩高校 高校生熟議2016」
における講演

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特別支援学校
1 萩総合支援学校 フジミツ株式会社
職場見学・就業体験


 本校高等部では年に2回定期的に現場実習を実施しています。実習体験を通して、職業観や勤労観を育成し、主体的に進路選択ができる能力を培います。また、新しい環境の下で、職業生活や社会生活に関する基本的な技能や態度を身につけることを目的としています。

 事例で紹介させていただく生徒は1年生で、今回がはじめての現場実習でした。やまぐち教育応援団の一員であるフジミツ株式会社で実習を引き受けていただき、丁寧なご指導をいただきました。

 実習ではカニ蒲鉾をトレーに入れていく作業をさせていただきました。初めての作業でしたが、丁寧に教えていただき少しずつ仕事に慣れることができました。一日中立ち仕事なので、想像していた以上に疲れたようです。声をかけていただくことで頑張ることができました。

 事業所の評価としては作業態度が大変まじめであるが、返事が不明瞭なため、意志の疎通がややむずかしい。今後はコミュニケーションの力をつける必要があるとのことでした。

 自分の課題を見つけることができ、大変貴重な体験をさせていただきました。
食品加工・製造の事業所での
現場実習

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