防府地域(防府市・山口市)

小学校 中学校 高等学校・中等教育学校 特別支援学校


小学校
1 山口市立 名田島小学校 有限会社 名田島農産
職場見学・就業体験

 名田島地域は学校の周辺に広々とした田が広がっています。名田島の子どもたちはその田の間を毎日登校しています。今こうして米作りが盛んになっているのも先人たちの苦労があってこそです。

 そこで、名田島農産及名田島老人クラブの皆さんの協力を得て、毎年5年生が5月の苗作りから6月の田植え、10月の稲刈り、はぜかけ、11月の脱穀、さらには12月の餅つきまで行っています。

 ぬかるんだ田に入っての一本一本の田植え、鎌を使っての稲刈り、今は珍しくなったはぜかけ、脱穀は昔懐かしい千歯こきや唐箕などを使います。最後の餅つきは10臼もつき、あんこやヨモギ、ゴマ入りさらにはかき餅もつくりました。ついたお餅はお世話になった名田島農産や老人クラブの皆さんに振る舞いました。

 子どもたちが米作りを行うのは、名田島農産にとっては農繁期でもあり、大変だとは思いますが、毎年快く支援や協力をしてくださっています。そのおかげで、子どもたちは米作り体験を通して,ふるさとの良さを感じ取っています。地域の方も子どもたちと一緒に作業をすることを喜んでくださっています。

社会科及び総合的な学習:
米作り体験活動
2 山口市立 興進小学校 社会福祉法人 青藍会 ハートホーム南山口
職場見学・就業体験

 「総合的な学習の時間」に、職場見学に行きました。ハートホームでは、お年寄りの方と一緒にストレッチ体操をしたり、車いすを押したりという体験をさせてもらいました。

 また、お年寄りと接し、日常的に気をつけていることや仕事のやりがいについても話を聞くことができました。職場見学を通して相手の立場に立って接することの大切さを学び、これからの生活に生かしていきたいと考えることができました。

職場見学に行こう
3 山口市立 さくら小学校 阿東町森林組合
職場見学・就業体験

 山口農林事務所及び山口阿東森林組合の方を講師に迎え、4年生を対象に森林体験学習を行いました。

 林業体験として、阿東地区内の市有林に行き、檜を育成中の森林で、樹齢約10年の木の間伐を行いました。直径が約10cmとはいえ樹高7から8mの木を切ることは子どもたちには大変な作業でした。間伐をした場所には、光が差し込み、地面に生える下草が森林を元気にすることを体感することができました。

 また、森林組合の大きな鋸や鉋を使って木材を製品に仕上げる工程を見学することにより、林業という仕事に興味を持つ子もいました。

 木工体験では、プレカットされた板を組み合わせて本立てを作りました。鋸や金槌を使ったり、紙やすりで仕上げてイラストを描き込んだりして自分だけの本立てを完成させました。子どもたちは、森林を育てる仕事の大切さや、木に触れる心地よさを感じることができました。

第4学年 総合的な学習
「森林体験学習」
4 防府市立 向島小学校 山口県漁業協同組合 向島支店
事業所等での学習

 向島小学校全校児童23名と保護者が、山口県水産事務所と山口県漁業協同組合向島支所の御協力の下、向島支所のアサリ増殖場(約1200u)で、アサリの間引き体験をしました。

 潮が引く時間を利用して、漁協組合員の方が、アサリの間引きの重要性について説明をしてくださり、間引きの重要性を学びました。増殖場に移動して、間引きを行いました。子どもたちの「あった。」「大きい。」の歓声とともに、殻長3p以上のアサリがたくさんとれました。

 最後に漁協向島支所が準備してくださったアサリをお土産にいただいて帰りました。その日の児童の日記には、間引きのことだけでなく、家でおいしく食べたことも書いてありました。

 県水産事務所や漁協向島支所の方々の協力で、日程や干満時間の調整ができ、貴重な体験をすることができました。

生活・総合:
アサリの間引き体験
5 防府市立 華城小学校 大村印刷株式会社
事業所等での学習

 2年生が生活科の学習で、学校のある華城地域の探検を行いました。JAや公民館をはじめ、地域にある施設や事業所の見学をしました。

 その中の一つとして、大村印刷の見学をしました。大きな紙のロールが回転しながら印刷されたり、出てきた印刷物がまとめられたりする様子を説明してもらいながら見ていきました。とっても大きなロール紙に驚きました。機械の動いている間は、メロディが流れるようになっていました。また、両手でボタンを押さなければ動かない切断機がありました。安全を第一に考えられていることに気が付きました。

 そのほかの施設の見学も含めて、自分たちの住んでいる地域には、多くの施設や事業所、工場などがあり、それぞれに目的に応じた工夫をしていることが分かりました。また、働いている人々が、自分の仕事に誇りをもち、地域の人に喜んでもらうため、安全に気を付けて働いていることを学ぶことができました。

2年生生活科:
華城地域探検
6 山口市立 宮野小学校 社会福祉法人山口市社会福祉協議会
講師や指導者として招聘

 総合的な学習の時間(福祉領域)の活動の一環として、山口市社会福祉協議会の職員の方(二日間で計6名)を講師として招聘し、4年生児童105人に対して指導していただきました。

 「高齢者疑似体験学習」では、全ての児童が高齢者疑似体験セットを装着して校内を歩行したり、コップに水を注いだり、文字を読んだり、床に落ちた物を拾ったりする活動をしました。体験を通して、高齢者の大変さを実感するとともに、相手の立場に立って考えることの大切さを学びました。

 「車椅子体験学習」では、車椅子に実際に触れたり乗ったりしながら、操作方法や正しい介助の仕方について学びました。活動を通して、体が不自由な方を介助することの難しさを実感するとともに、障がい者の目線に立って物事を考えることの大切さに気づくことができました。

 今回の学習を通して、子どもたちは福祉の大切さについて具体的に学ぶことができました。このことを生かして、学習内容の理解をより一層深めるとともに、学んだことを実生活の中で役立てられるようにしていきたいと思います。

総合的な学習の時間:
支え合って生きる宮野
「高齢者疑似体験学習」
「車椅子体験学習」
7 山口市立 鋳銭司小学校 株式会社 三宅商事
講師や指導者として招聘

 まず、「掃除は何のためにするのか」という根本的な心構えから、掃除の大切さについてお話しいただきました。それから、ほうきの正しい使い方や、雑巾がけのコツについて具体的に説明を受け、児童は実際に取り組み、助言をいただきながら掃除の技術を磨きました。

 普段の掃除では自己流、あるいは見よう見まねでやっていることが多く、効率が上がらない上に時間ばかりたつということがこれまでは多かったのですが、指導していただいたはき方・拭き方を意識して掃除をすることで、児童は掃除が上手になり、前向きに掃除に取り組むようになったことを感じています。

 これからも、三宅商事の方々に教えていただいたことを思い出しながら、全校が黙って掃除をすることをめあてにして、みんなでいっしょに取り組んでいきたいと思います。

掃除のプロ
三宅商事さんによる掃除指導
8 防府市立 新田小学校 山口ヤクルト販売株式会社
講師や指導者として招聘

 3年生で「ウン知育教室」を行っていただきました。「ウンチは健康のバロメーター」だということがテーマでした。

 まずは、小腸や大腸など、体について、クイズを交えながら教えていただきました。食べ物からウンチになるまでの流れや、小腸の長さなどについては、実際に模型を使いながら体感させていただき、子どもたちも実感を伴いながら学ぶことができました。次に、ウンチは元気の「体からのお手紙」というお話をしていただきました。お手紙となるウンチのタイプは「かちころ君」「ゲーリー君」「するっと君」三つのタイプ。いいウンチである「するっと君」が出るためには、規則正しい食事と生活、そして、乳酸菌の入った食べものを取ることも大切だということを教えていただきました。最後は、健康なウンチが毎日でるようにとダンスを教えていただき、みんなで楽しく踊りました。

 今回の学習を通して、日頃学ぶことのできない自分の体や健康な過ごし方について、楽しみながら理解を深めることができました。

学活:「ウン知育教室」
9 防府市立 大道小学校 山口県動物愛護センター
講師や指導者として招聘

 生活科の学習で、山口県動物愛護センターから動物を持っていただき、本校1,2年生とふれあう活動をしました。

 まず、子犬や子猫、モルモットなど小動物とのふれあいから始め、大きい犬と散歩をしたり、教室で画像を見ながら生き物の性質やふれあいの仕方を学んだりしました。

 児童は、動物の気持ちを「合図」として学び、「このようなときはこんな気持ちなのだから、こうしてあげなければならない」等と、ただ「かわいいがる」だけにとどまらず、正しいふれあいの仕方や、相手(動物)の気持ちを考えた接し方を考えるようになりました。

 生活科:生きものとなかよし

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中学校
1 山口市立 大内中学校
氷上分校
公立学校共済組合山口宿泊所 セントコア山口
職場見学・就業体験
 

 職場体験学習では、勤労の尊さや働くことの厳しさや喜びを味わい、勤労観や職業観を深め将来に向けて自分の生き方を考えることをねらいとしています。

 セントコア山口では、和室、洋室清掃やベッドメイキング、タオルたたみ等、普段従業員の方がやられていることと同じことをさせていただきました。実際にお客様が泊まられる客室での体験ということもあり、ひとつひとつの作業を丁寧に、責任もって行う様子が見られました。生徒たちにとって特に印象に残ったことは、限られた時間の中でどれだけ効率的に作業を行うかということでした。時間が経つにつれて、少しずつですが意識できるようになったようです。

 今回の職場体験学習で学んだことを今後の生活にも生かしていき、今後のより良い進路選択につなげてほしいと思います。

職場体験学習:
セントコア山口での体験
2 山口市立 阿東中学校 有限会社しもせりんご村
職場見学・就業体験
 

 本校では一年生時に、進路学習の一環として職業調べを行っており、地域の働く人を招いて、講話を聴く機会を設けています。昨年は、本校卒業生で観光りんご園を経営しておられる下瀬さんに講話をしていただき、6次産業化としての農業のおもしろさ、やりがい等について知ることができました。その中で、人と人とのつながりの重要性が説かれ、その第一歩として「名刺交換」の演習がありました。生徒は興味・関心を抱き、友達同士、慣れない手つきでしたが、名刺交換を体験しました。

 しもせりんご村は、本校に近いところにある観光りんご園で、本校の生徒の職場体験を積極的に受け入れていただいています。写真はりんごの実の摘果作業の様子です。一つの木から数百の若い果実を落とし、大きくおいしいりんごの果実が育つようにする作業です。生徒は、炎天下の中、集中して大切な作業を行いました。また、りんごジュースにラベルを貼る作業やレストランでの接客等、さまざまな仕事を体験させてもらい、充実した三日間を過ごすことができました。

総合的な学習の時間
「働く先輩に学ぶ」:1学年
「職場体験学習」:2学年
3 防府市立 国府中学校 株式会社ぷらざFM、大村印刷株式会社
職場見学・就業体験

 2年生が7月7日、8日の二日間、職場体験学習を行いました。職場体験の事前学習として、総合的な学習の時間に職業調べや、職場でのマナー、職場への電話のかけ方、礼状の書き方などを学習しました。

 「FMワッショイ」で職場体験をした生徒は、ラジオのCM作り、スタジオ見学、ラジオ放送を体験しました。ラジオ放送では、アナウンサーの質問に答えたり、曲紹介をしたりしました。体験した生徒はアナウンサーを目指しており、「緊張したけれど将来に向けての一歩になった。」と話していました。

 「大村印刷」で職場体験をした生徒は、パンフレット作りや飲食店の食事券の包装などを体験しました。立ち仕事の大変さを感じながら、集中して取り組みました。

 「防府市立防府図書館」で職場体験をした生徒は、本の貸し出し・返却、返却された本やCDを、内容を確認しながら本棚に返す仕事を体験しました。図書館に来た人への明るい挨拶の大切さを感じ、実践しました。

 職場体験を通して多くの生徒が「仕事の大変さと楽しさ」を学ぶことができました。

職場体験学習
4 防府市立 華陽中学校 防府市立防府図書館
職場見学・就業体験
 

 本校では、働くことの意義や楽しさ、厳しさなどを体得しながら、望ましい勤労観・職業観を育成することを目的として、2年生の総合的な学習の時間に職場体験学習を行っています。今年度は、59事業所にご協力をいただき、9月28日、29日の二日間で実施しました。

 防府市立防府図書館では、2名の生徒がカウンターでの本の貸出・返却業務や、本の整理などを体験しました。

 生徒は、学習を通して、あいさつの大切さや人と接する上でのマナー、仕事の大変さなどを感じ、有意義な体験になったようです。

職場体験学習
5 山口市立 小郡中学校 山口南警察署、山口市南消防署、秋吉台サファリランド、レノファ山口FC
講師や指導者としての招聘
 

 本校では、1年生の3学期の総合的な学習の時間に、キャリア教育の一環として、地域で働いておられる10名の方を講師としてお招きし、お話を聴く機会を設けています。

 生徒は希望をもとに決められた10のグループに分かれて講話を聴いた後、講師に事前にお知らせしてあった質問に答えていただく質疑応答を行い、その日は終了です。後日、講話をもとに一人ひとりが新聞を作成し、廊下での展示発表を行いました。

 職業講話を聴く当日の運営は、講師の控え室から教室までの案内、会の進行から講師への謝辞まですべて生徒が行いました。また、事前に質問を話し合い、講話を真剣に聞き、その内容を新聞にまとめることで、勤労についての考えを深めることができました。

職業講話
「地域の人の生き方に学ぶ」
6 防府市立 富海中学校 国立山口徳地青少年自然の家
講師や指導者としての招聘
 

 TAPとはTokuji Adventure Programを指します。徳地青少年自然の家で行われている人間関係づくりのための活動です。

 本校では、よりよい人間関係づくりのために、学期に一回、徳地青少年自然の家から講師をお招きし、全校生徒を対象にアクティビティを行っています。 

 一つのミッションを実現するためには、グループリーダーの統率力だけではなく、グループメンバー全員が意見を出し合い、よりよい解決方法を見つけ出して実行することが必要になります。また、アクティビティ終了後、活動を振り返ることにより、その後の学校生活に生かすことのできる「友だちとのよりよい関わり方」を発見することができます。

 新1年生の宿泊学習では徳地青少年自然の家を訪れ、寝食を共にすることで級友との絆を深めます。

TAPで良好な人間関係づくり!

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高等学校・中等教育学校
1 防府高等学校 佐波分校 マツダ株式会 社防府工場
職場見学・就業体験

 佐波分校では、毎年キャリア教育の一環として、2年次に二日間、職場体験を実施しています。

 社会的・職業的自立に向けて生きる力を育み、望ましい勤労観・職業観を形成することを目的に、生徒が希望実習先を決定し、依頼の電話、事前打ち合わせなどを自ら行うセルフプロデュース方式で実施しています。

 今年度、マツダ株式会社防府工場には5名(昨年4名)の生徒の実習を受け入れていただきました。工場見学や安全教育、車両製造工程の基礎訓練、実習訓練などを体験させていただきました。実際の職場の雰囲気を感じることができ、製造業に関心のある生徒にとって大変貴重な機会となりました。

就業体験
2 防府商工高等学校 マツダ株式会 社防府工場
職場見学・就業体験

 マツダ株式会社防府工場には、防府市を含む周南地域の工業系の専門高校生を、インターンシップという形で受け入れ、ものづくりに必要な基本的な心構え等について指導していただいています。この指導によって多くの生徒が、「工業人」としての勤労観・職業観を身に付け、その後の学校生活を充実させていると認識しています。

 今年度、本校では、機械科18名の生徒を受け入れていただき、車両の構造、組立に関する知識や環境に配慮した技術、安全教育をしていただきました。前述の心構えについても、より実践的な施設の中で効果的に教育していただいたと考えています。

 また、本年度の「天神まちかどフェスタ」では、マツダ製の乗用車を展示していただきました。このフェスタは、生徒の販売実習として行われていますが、一般市民に加え、市内の多くの高校生の来場に貢献していただきました。

 このように「やまぐち教育応援団」の登録企業に、生徒の研修や活動の機会を与えていただくことで、生徒個々の職業スキル向上や、地域の魅力を生徒に伝えることが可能になることから、今後も積極的に活用をしていきたいと思います。

インターンシップへの支援と
学校のイベント行事
「天神まちかどフェスタ」への協力
3 山口高等学校 徳佐分校 徳佐りんご観光協会・徳佐りんご組合
職場見学・就業体験

 本校では1年生を対象に、キャリア教育の一環として5月と10月に地域の基幹産業である農業、とりわけ特産品の徳佐りんごの生産・加工・流通活動への就業体験(インターンシップ)を実施しています。

 徳佐りんご観光協会・徳佐りんご組合を通じて、徳佐地区のりんご農園に生徒を受け入れていただいています。本年度は1年生24名が、15農園で就業体験を行いました。

 活動内容は、5月に摘果や袋掛け等の農業体験活動、10月に収穫等の農業体験活動や食品加工活動(リンゴジュースやアップルパイ等の食品加工)を行いました。

 高校生に求められる職業観、勤労観の育成を図るとともに、自己の進路選択に主体的に取り組む能力と態度を育てることを目的としています。

 また、徳佐りんごへの興味・関心を高め、地域産業への愛着を深める貴重な機会となりました。

地域産業を活用した
インターンシップ
4  山口農業高等学校 山口県酪農乳業協会
職場見学・就業体験

 会社概要や製造方法、商品についてビデオやスライドで詳しく説明を受けました。近年、スーパーやコンビニなど小売店がオリジナルブランドを販売しているが、食品メーカーとの業務提携による商品化が主流になっているなど、食品業界の現状や課題についても説明がありました。また、実際に牛乳の生産ラインの見学をしました。

 生徒は生産ラインの見学では、工場での生産ラインにおける大規模生産や衛生管理、働いている方の動きを見学できたことにより、漠然としていた職業についてより深く理解することができました。

山口県酪農乳業協会での
職場見学
5 防府西高等学校 学校法人YIC学院「YIC公務員専門学校」
講師や指導者として招聘

 本校では、公務員採用試験特有の筆記試験への対策として、公務員講座を実施しており、その講師として学校法人YIC学院「YIC公務員専門学校」の先生に来ていただいています。  

 この講座は、月2回程度放課後1時間実施しており、前期(1学期)は、2・3年次生を対象に実施し、2年次生6名、3年次生2名が参加しました。後期(2・3学期)は、2年次生と新たに募集した1年次生7名を対象に実施しています。  

 YICの協力で、専任の講師による専門学校とほぼ同じ授業が実施されていることもあり、生徒の学習意欲は高く出席率もほぼ100%です。そのお陰もあり、受講生1名が公務員試験に合格しました。また、昨年度参加していた3年次生も、その後1年間専門学校に通学し、それぞれ希望の公務員試験に合格することができました。

公務員講座の実施
6 山口中央高等学校 国立大学法人山口大学
講師や指導者として招聘

 高等学校「生物」の教科書では、非常に高度な内容を扱っています。特にバイオテクノロジーの分野は、高価な機材や特殊な材料が必要であり、学校での観察、実験を実施することが困難となっています。

 そこで、山口大学農学部の内海俊彦先生の出前講義「目で見る細胞生物学 〜細胞の可視化技術と細胞工学〜」を申し込みました。この講義では、蛍光タンパク質(GFP)の光るメカニズムやGFPを用いて解明できる生命現象について説明を受けた後、実際にGFPを発現させた動物細胞を顕微鏡で観察しました。

 実施後の生徒アンケートを見ると、授業や教科書だけでは十分に理解できていなかった最新の内容について、出前講義で観察、実験を行いながら説明を受けたことにより理解が深まるとともに、GFPの発光の美しさに興味・関心を抱いたようです。

 実施前は最新分野の学習内容に生徒の理解力が及ぶかが不安でした。しかし、今回の出前講義で最先端の生物学に触れる機会をいただき、実物を観ることにより生徒の興味・関心も高まりました。今後も高等学校で実施の難しい観察、実験を出前講義という形で生徒に体験させたいと思います。

出前講義
7 西京高等学校 やまぐち総合研究所有限会社 取締役所長  中村 伸一 氏
講師や指導者として招聘

 「下町ロケット」のドラマに登場する、宇宙ロケットの部品を製造している工場が、地元「山口市」に存在することを生徒に紹介され、生徒達は驚いていました。

 また、本校の卒業生が起業し会社の社長や副社長として活躍していることも紹介され、ビジネスを学ぶみなさんの中から、将来会社を興し経済人として活躍する人が現れることを期待したいと、エールも送られていました。

地域産業魅力発見セミナー
の実施に伴う講演会

(「山口市」にもロケット部品工場があります)

8 山口高等学校 株式会社 ジオパワーシステム
その他

 平成28年9月4日(日)、山口高校文化祭(銀鐘祭)において、山口高校PTAが、保護者が勤務している地元企業の仕事を紹介する取組を行いました。

 熊本地震直後の被災地で活用された一日で設置できる仮設住宅の展示、3Dプリンタ及び自動でコーヒーを入れてくれる装置の実演、家具・木工の技能試験の内容紹介と体験、雑貨販売のレイアウト例の紹介、環境大臣賞受賞の地熱住宅の紹介、イベント開催・広告業の紹介、水道の懸濁検出装置の紹介など、開設された六つのブースには、本校の生徒・保護者・教職員だけでなく、地域の方々の姿も多く見られ、一日中にぎわっていました。

 今回、ブース開設に協力していただいた事業所の中には、「やまぐち教育応援団」に登録していただいていない事業所もありましたが、全ての事業所が、本校の生徒に、多くの職業について知ってもらいたい、地元にもやりがいのある面白い仕事がたくさんあることを知ってもらいたい、また、いろいろな職業に関心を持ってもらいたいという思いを共有し、この日のために早くから準備を進めてこられました。 本校の生徒にとっては、地元企業の様々な仕事を知るよい機会となったのではないかと考えています。

PピッTタニAア
(みんなの将来、山口での仕事をイメージしてみよう!)

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特別支援学校
1 防府総合支援学校 株式会社 丸久 (アルク牟礼店、アルク防府店、マルキュウ徳地店等)
職場見学・就業体験

 本校では、今年度も産業現場等における現場実習を前期は6月6日(月)〜6月17日(金)の10日間(高等部2年生)、後期は11月7日(月)〜18日(金)の10日間(高等部1・2年生)実施しました。高等部3年生については随時現場実習を行っています。

 株式会社 丸久様には、これまでも多くの店舗で実習生を多数受け入れていただいています。卒業生も数多く就職をさせていただいています。多くの卒業生は辞めることなくやりがいをもって仕事を続けています。

 アルク牟礼店では、今年度の3年生はすでに48日間実習を随時受け入れてもらいました。実習をした生徒は、実習を重ねるたびにどんどんたくましくなり、自信にあふれた表情に変わってきました。本人の課題をわかりやすく提示していただいているということと、本人の特性をよく理解していただいているので、本人の就労意欲がどんどん高まっているのだと思います。

産業現場等における現場実習
2 山口総合支援学校みほり分校 マクドナルド維新公園前店
職場見学・就業体験

 職場体験学習は、中学2年時に行っております。実はこちらの事情で急遽お願いしたにも関わらず、快くお引き受けいただいて、マクドナルド維新公園前店様には大変感謝しているところです。

 生徒たちは中学生ですので、将来希望する職業が決まっている者もいれば、全く決まっていない者もおります。ただ、どちらにせよ、望ましい勤労観・職業観や、主体的に進路を選択する態度や意欲を培う上で、とても重要な学習です。以下の感想からもわかるように、働くことに対して前向きにとらえることができてよかったと思っています。

 生徒の感想より・・・
 「2日目は、1日目よりたくさんのことをさせていただいてとても楽しかったです。嬉しかったことは、職場の方々にほめていただいたことです。自信もつきました。『高校生になったら働きにおいで。』と言ってもらえて、とても嬉しかったです。そして、皆さんに『また遊びに来てね。』と言ってもらえて嬉しかったです。また、マックで働いてみたいです。」

ファストフード店での
職場体験学習
3 山口総合支援学校 国立山口徳地青少年自然の家
事業所等での学習

 【1学年宿泊学習】  平成28年6月6日(月)・7日(火)

 「集団生活や生活体験をとおして、社会のきまりやマナーについて学習する。」「自然に親しみながら、学級や学年のなかまと集団生活の楽しさを体験する。」という二つを大きな目標とし、国立山口徳地青少年自然の家において一泊二日の宿泊学習が実施されました。

 高等部に入学して2ヶ月が経過し、ようやく学校にも慣れてきました。普段の生活では体験できない、活動を通じての仲間づくりや、公共施設を利用しての健康的な生活の送り方を学習することなど、健康的で充実した二日間となりました。

 今後の生活においても、この宿泊学習で経験した内容を役立てたいと思います。

平成28年度第1学年宿泊学習

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