下関地域(下関市)

小学校 中学校 高等学校・中等教育学校 特別支援学校


小学校
1 下関市立 川中小学校 下関市立川中公民館
職場見学・就業体験

 生活科の「町たんけん」の学習で、川中公民館を見学しました。

 川中公民館は、川をはさんで、川中小学校の運動場の隣にあり、子供たちにもなじみのある場所です。しかし、そこでどんな活動をしているのかは、ほとんど知りませんでした。

 館長さんにあらかじめ質問していたこと(施設の利用目的、利用者数など)を図書室で教えていただきました。平成27年は、8万人もの人が利用し、市内で一番多く利用されたそうです。災害時の避難場所にも指定されており、7月の大雨で実際に避難した人がいたと聞いて、子供たちは驚いていました。

 また、実際に4階の講堂でダンス教室をしていたので、子供たちも一緒に踊りを教えてもらい、楽しく活動することができました。

 今回の見学を通して、公民館は学校のように地域の人々が学習したりふれあったりする場所であることや、自分たちも地域の一員として公民館の行事や教室にも参加できるということを理解することができました。

生活科:町たんけん
2 下関市立 豊田下小学校
蛍街道西ノ市
職場見学・就業体験

 総合的な学習の時間に、3名の児童が蛍街道西ノ市で職場体験学習をしました。

 商品の袋詰め、パンの販売、パン作りが主な体験内容でした。

 パンの販売では、「パンはいかがですか」と言いながら売る体験をしました。初めは大きな声を出すのが恥ずかしくて、なかなか売れずに困ったようですが、がんばって声を出したようです。

 商品の袋詰めでは、重い物を下に入れて軽い物や割れやすい物は上に入れることなど、袋の入れ方を従業員の方に教わりながら、袋詰めの仕事をがんばりました。

 児童は、自分たちが想像していた以上にたくさんの仕事があること、また、ずっと従業員の皆さんがてきぱきと笑顔で作業をされている様子を見て、「一番必要なのは、元気だ。」と思ったようです。

 今回の体験学習を通して、児童は、いつも笑顔でお客さんに接すること、お客さんに喜んでいただけるように一生懸命働くことが大切なことだということに気づくことができ、大変有意義な学習となりました。

職場体験学習
3 下関市立 神田小学校 下関市中央消防署
職場見学・就業体験

 4年生の総合的な学習の時間で、地域の防災マップ作りを行うため、消防署の方に協力をしていただきました。

 防災マップを作成するために、地域の防災施設を見て回ったり、危険箇所の確認をしたりしました。消防署にも立ち寄り、消防の仕事やマップづくりのアドバイスをいただきました。更に、できあがったマップについて説明し、もっと工夫すべき点についても意見をもらいました。できあがったマップは、公民館等に掲示したり、ちらしにしたりして地域の方に見てもらいました。

 今回の学習を通して、地域の防災という課題を自分たちの課題としてとらえ、みんなで防災活動を展開していこうとする意識が高まりました。そして、消防署をはじめ、地域の力を取り入れながら学習を進める方法を体験的に学ぶことができました。

「地域防災マップを作ろう」
4 下関市立 粟野小学校 株式会社 ニシエフ
職場見学・就業体験

 会議室で、プレゼンテーションソフトを使って会社の説明をしていただきました。そして、FRPという強化プラスチックの強度実験をさせていただきました。重いおもりを落としてもガシャンという大きな音にびくともしない板に驚きました。ここニシエフでは、この強化プラスチックを使って船を作っていることを教えていただきました。

 興味を膨らませ、造船所に移動しました。そこには、建造中の船が2隻並んでいました。ともに県外からの受注であることを知り、ニシエフは日本中とつながりがある会社であることが分かりました。

 救命艇に乗船(陸上)させていただき、非常事態が発生したときの備え等についても説明していただきました。完成した救命艇は、大きな船に乗せられて、世界中の海を旅することになると教えていただきました。

 校区内に、世界的に有名な造船会社があることを知り、子供たちは誇りに感じていました。

職場見学・就業体験
5 下関市立 養治小学校 下関唐戸市場市場株式会社
事業所等での学習

 3年生の総合的な学習の時間では、1年間を通して「養治じまん」を調べる活動を行っています。その活動の一環として、「唐戸市場」の見学に行きました。

 最初に、市場流通課の方から、唐戸市場についてのお話を伺いました。唐戸市場では、タイやヒラメなどが多く水揚げされていること、せりは早朝3時ごろから始まることなど、さまざまなことを知ることができました。また、「唐戸市場」は、一般の人も買い物でできる市場であり、全国でも珍しい市場であることにも驚いていました。一日の水揚げ量や働く人々の願いなど、子供たちからの質問にもていねいに答えていただきました。

 後半は、市場の中を見学させていただきました。水槽でたくさんの魚が泳いでいる様子を見たり、お店で商品が売られている様子を見学したりすることで、市場に対する理解を深めることができました。下関の魚と言えばふぐですが、唐戸市場では、タイやヒラメ、ハマチなどの水揚げが多いことに感心していました。お客さんのニーズに合わせて、様々な工夫がされていることにも気づくことができました。

 見学後は、わかったことを新聞にまとめ、「養治のじまん発表会」の資料に生かすようにしました。市場の方にもお礼の手紙を書き、感謝の気持ちを伝えました。

総合的な学習の時間:
唐戸市場の見学
6 下関市立 西山小学校
西中国信用金庫 西山支店
講師や指導者としての招聘

 6年生は、総合的な学習の時間で、「自分の夢を設定し、実現に向け自分にできることを考え、実践すること」をねらいとして、地域の多くの事業所の方を指導者として招聘し、さまざまな職業について学習します。その中の事例の一つとして、銀行の仕事について学んだときの様子を紹介します。

 まず、銀行の役割、仕事の喜びと苦労、社会人として身に付けておかなければならないことについて話があり、これから将来に向かって歩む子供たちへのアドバイスをいただきました。次に、実技として業務の一つである紙幣を数えることを体験させていただきました。

 子供たちは、仕事の意義や苦労、やりがいを学ぶだけでなく、そのためにどんな努力をしなければならないかについて考えることができました。そして、「目標をもつ」「しっかり勉強をする」「感謝の気持ちを忘れない」というアドバイスを心に刻み、自分自身を振り返りました。

総合的な学習の時間:
「未来に向かって生きる」
〜未来:職業調べ〜

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中学校
1 下関市立 長府中学校 有限会社 デセール三好
職場見学・就業体験

 2学年総合的な学習の時間の活動の一つである職場体験学習でお世話になりました。デセール三好は生徒の通学路にある、生徒にとってなじみ深いケーキ屋さんです。ここで、女子2名が、ケーキ作りや販売の準備を体験させていただきました。

 具体的には卵割りや食器洗いから始まり、ケーキの飾り付けや包装など、実際に店頭に並ぶものまで作業させていただきました。生徒は、ケーキの飾り付けなどかなり繊細で失敗が許されないことや、生ものを扱うのでスピードを要求されるというところが日頃の生活体験と違っていて、かなり神経を使ったようです。

 実際にお菓子を作る側の体験をして、その厳しさを痛感したようですが、その中から、普段から段取りを考え、効率よく時間内に作業を完了することの大切さを学んだようです。また、挨拶や返事をきちんとするように事業所からご指導いただいたことを、学校の今後の大きな課題とすることができました。

職場体験学習
2 下関市立 豊洋中学校 下関市立豊浦病院
職場見学・就業体験

 本校では、キャリア教育の一環として、平成28年6月1日(水)と2日(木)の二日間、総合的な学習の時間で2年生を対象に職場体験学習を実施しました。毎年、「やまぐち教育応援団」に登録されている事業所にお世話になっており、今回は「下関市立豊浦病院」での職場体験を紹介します。

 下関市立豊浦病院は、本校の校区に隣接しており、本校生徒も日常的に利用しています。職場体験の依頼も快く引き受けていただきました。

 職場体験の内容は、院内の清掃、高齢者の体験と介助の方法などでした。生徒たちは慣れない仕事に戸惑っていましたが、病院の職員の方から親切にご指導いただき、少しずつ仕事を覚えていきました。目の不自由な高齢者の体験と介助する活動では、アイマスクをして歩いたり、身体に負荷をかけて歩いたりすることで、高齢者の立場になって考えたり、介助したりすることの大切さを感じたりしながら、熱心に学んでいました。

 生徒たちは、今回の職場体験を通して学んだことを今後の学校生活に生かし、向上心をもって、一人の社会人として自立できるよう学び続けていくことと思います。
総合的な学習の時間:職場体験
3 下関市立 夢が丘中学校 赤間神宮
職場見学・就業体験

 2年生職場体験学習で、赤間神宮に二日間、2名の生徒がお世話になりました。赤間神宮の歴史や神職と巫女の仕事について細かく教えていただきました。また、巫女の装束を着させていただき、体験させていただきました。体験した生徒は、神職や巫女の方々が「形式美」を大切にされている姿に、つながれてきた歴史を感じ、これからも大切にしていきたいという思いを改めて感じたようです。また、拝殿で「大祓詞」を奏上した際にも感動したと語っていました。この生徒は将来、神職に就きたいと思っており、その気持ちが大きくなったようです。

 赤間神宮の皆様には、大変親切にしていただき、生徒も多くのことを学んで帰ってきました。この体験を、ぜひ学校生活に生かせるよう、指導していきたいと思います。

職場体験学習
4 下関市立 長成中学校 下関市東消防署
講師や指導者として招聘

 本校の特色ある教育活動に「ふれあい教室」があります。これは、得意分野をもった地域の方々に、講師となって指導いただく時間であり、全校生徒に希望を取り、計21講座から自分が選んだ講座を受講するものです。

 「消防講座」については、下関市東消防署の方の御指導のもと名の生徒が受講しました。内容は、救急講習やロープ結束等についての講話と実技でした。受講した生徒たちにとって経験のない内容ばかりでしたが、興味をもって選んだ講座内容だけに、自分自身の新たな可能性を見つけたのではないかと思います。この経験がきっかけとなって、将来、消防士になる夢を実現する生徒も出てくるのではないでしょうか。

ふれあい教室「消防講座」

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高等学校・中等教育学校
1 西市高等学校 豊田梨共同出荷組合
職場見学・就業体験

 本年度から、生産流通科において援農インターンシップを実施しています。今年は、学年から3学年まで、全ての生徒が、地元豊田町の梨共同出荷組合の農家に、梨の袋かけの実習に行きました。

 当日は、午前中に学校で、下関農林事務所の方から事前指導を受け、午後から、班に分かれて、受け入れ先の梨農家に向かいました。梨園においても、農園の方から、実際に袋かけの方法を教えていただいた後、生徒達は広い農園に散らばって、おのおの梨の袋かけに挑戦しました。最初は一つ袋をかけるにも、手間取っていた生徒達も、次第にコツをつかみ、器用に袋をかけていきました。

 体験後の感想として、「上を向いての作業は、本当に大変だった。」「梨農家の苦労がよくわかった。」「大変だったが、とてもやりがいがあった。」など、実際の農園においての実習体験は、農業を学ぶ生徒達にとって、実りあるものとなりました。

援農インターンシップによる
梨の袋かけ
2 長府高等学校 木の実保育園
職場見学・就業体験

 本校生徒は幼稚園教諭・保育士志望者が多く、このたびのインターンシップを受け入れてくださった計72箇所の事業所のうち、幼稚園・保育園は15箇所にのぼりました。

 事前指導の一環として実施した職業人講話において、保育士の方のお話を聞き、心構えや注意点などを学んでインターンシップに臨みました。子供の世話をするのが好きだというだけでは務まらないことを実際の体験を通して強く感じ、大変さの裏にあるやりがいを発見したようです。

 このたびのインターンシップは、進路実現に向け、生徒自身が今後やるべきことを考え、さらなるステップアップを図るための努力をしていく決意を固める良い機会となりました。

保育園でのインターンシップ
3 下関中央工業高等学校 株式会社 宇部理化
職場見学・就業体験

 学校の授業でも使用されている試験管や枝付フラスコ等のガラス器具の製作を体験している様子です。身近なところに多くのガラス製品はあります。化学工業の分野では、蒸留・加熱・冷却など、それぞれの用途に応じたガラス器具を多く使います。ガスバーナーで炙(あぶ)りながら、ガラスを接合して複雑な形状をしたガラス器具を製作する技術は、正しい接合手順や炙(あぶ)り方を考えないと、割れてしまうことや、穴が開いてしまうなど、お客様が満足される形に整えることはできません。生徒たちは熟練技術者の技を目の当たりにし、私たちの身の回りにあるものすべてが、高度な技術や豊富な経験がないとできないものであることを含めて、ものづくりの奥深さを学んだものと思います。

 本校ではキャリア教育の一環として、多くの企業の方にご協力をいただき、インターンシップや工場見学等を、実施するとともに、工業科(機械・造船・建築・土木・化学工業)の特性を生かした教育活動を進めています。学校を卒業し、新しい進路を選ぶ際、ミスマッチのない、進路選択に役立てさせたいと考えています。

職場体験・就業体験
4 下関中等教育学校 アルク彦島店
職場見学・就業体験

 本校では、キャリア教育の一環として、海峡学(総合的な学習の時間)を利用し、2回生(中学2年生)全員を対象とした職業体験を実施し、毎年多くの事業所等にお世話になっています。やまぐち教育応援団の一員であるアルク彦島店もその一つです。

 生徒は、将来食品関係の職業に就きたいと考えており、総合的な学習の時間等での取組において、社会人としてのマナー、また食品業界や食料品販売店全般そして事業所に関する事前学習を通して、事前の準備を徹底しておこないました。

 当日は、写真のように、実際に販売される野菜の包装や品出し、商品の陳列等、実際の業務をいくつか体験させていただいたようです。生徒の感想は、これまでの顧客視点から、販売する側の視点に立ったことで、事業所のみならずこの職業の新しい魅力に気づくことが出来たという内容でした。同時に、様々な業務を限られた時間の中でおこなうことの大変さにも気づかされたようです。

 そして、実施後には体験を無事にすることが出来た達成感とともに、働くことの厳しさを感じ、より一層食料品販売業界への興味を持ったことで、自分の将来の進路の実現のために今すべきことを再確認し、勉学に励んでいます。

 今回の職業体験は、生徒の中にあった職業に対する考え方を大きく変え、今後の目標を再発見する大変貴重な機会となりました。

食料品販売店での販売・棚卸業務
5 下関商業高等学校 ゆめシティ、ゆめタウン長府、西中国信用金庫、東京第一ホテル、
赤間神宮ほか
職場見学・就業体験

 本校では、「総合的な学習の時間」の一環として、毎年2年生を対象に夏休み中に就職希望者はインターンシップを、進学希望者は大学、専門学校等のオープンキャンパスに参加しています。

 本年度のインターンシップは教育応援団に登録している、ゆめシティ、ゆめタウン長府、西中国信用金庫、東京第一ホテル、赤間神宮など11の事業所に協力していただきました。

  2学期に入り、「総合的な学習の時間」の中で、「体験活動」を各班6・7人に分け、報告会を開きました。体験した事業所は違いますが、自分たちが思い描いていた表面的な面だけでなく、表に出ない地道なことを体験するなかで働くことの大変さを実感したようです。

 この就業体験は、学年の半数が就職する本校の実情に合っており、自分たちのイメージした職業観と、実際の現場で働くことの厳しさを垣間見る貴重な経験でした。次年度も継続したいと考えています。

2年生、夏休み中の
インターンシップ
6 田部高等学校 アイルモータースクール
講師や指導者として招聘

 アイルモータースクールを講師にお招きし、1・2学年を対象とした交通安全教室を体育館で行いました。平成29年3月から変更される自動車免許制度や、自転車の交通法規について、スライドを用いて分かりやすく解説されました。特に、高校生の事故が多い自転車について、シミュレータで実際の道路を想定した走行を行いました。周囲の確認や停止しなければならない場所など、気を付けなければならないことをあらためて確認することができました。

 最後に「後悔してからでは遅い」というショッキングな動画が映し出されました。いつも「もしかしたら…」と、想像しながら自動車も自転車も運転する習慣を身に付けたいものです。

交通安全教室
7豊浦高等学校 山口大学
講師や指導者として招聘

 第2学年生徒を対象に、高大連携授業に取り組んでいます。大学での授業を体験することによって、進路意識や学習意欲の向上に役立っています。

 本校から多くの生徒が進学する山口大学の模擬授業には、2講座で21名の生徒が参加し、高校の授業とは異なる講義に目を輝かせていました。
高大連携授業

8 下関西高等学校 山口大学医学部医学科教授
講師や指導者として招聘

 生徒に職業についての理解を促進するため、各業種で活躍されている方に講師依頼し、セミナーを実施しました。

 生徒の中には、将来の職業として医師を目指している者がおり、総合的な学習の時間に調べ学習等を行ってきました。キャリアセミナーは職業研究の中でも重要な位置づけにあり、このセミナーを通して将来の目標が決まる者も少なくありません。

 講師の先生には、医師になるために必要な資質や医師になるまでの苦労、医師になって、実際の現場での困難や苦しみ、そして医師としての喜びや充実感などを丁寧に分かりやすくお話していただきました。

 実施後の生徒の感想は、『人の命の尊さを知り、責任の重さを知った。』『苦労は多いが、患者さんに必要とされることへのやりがいを感じた。』など医師としての充実感や責任の重さを述べた感想が多く見られました。

 実際の現場で働いておられる方のお話は、説得力があり、生徒の将来を考える上で非常に効果があると思われます。これまで明確な理由もなく医師を目指していた者も改めて将来について考え直すきっかけになるとともに働くことの意義を考える機会となり、生徒にとって非常に充実した時間となりました。

キャリアセミナー
9 下関南高等学校 >アイルモータースクール
講師や指導者として招聘

 正しい自転車の運転方法を学ぶとともに、交通ルールの遵守と交通マナーに対する意識の向上を図ることを目的として、アイルモータースクールから講師をお招きし、交通安全教室を開催しました。

 普段よく目にしているけれど、その意味を認識していないことの多い交通標識について学び、自転車は車輌であり歩行者を優先させる必要があることや、自転車運転の際に気をつけるべきこと、事故の際には被害者となるだけでなく、加害者になることもあることなどを学びました。

 また、自転車シミュレーターを使い、大きな画面を見ながら、代表生徒の運転を全員で一緒に体感し、傘差し運転の危険性、雨天時や夜間に運転する際の注意、交差点などでの一時停止の大切さなどを体験しました。

 本校では自転車通学は許可していませんが、日常利用することの多い自転車について、その危険性と注意すべき点をしっかり学び、意識を高めることができました。

交通安全教室の開催
10 響高等学校 下関市豊浦西消防署
講師や指導者として招聘

 本校では防災教育の一環として、夏季休業中に、本校を会場とし、希望生徒や教職員を対象として「学校防災講座」を開催しています。この講座の開催にあたっては、やまぐち教育応援団の一員である下関市豊浦西消防署をはじめ、地区消防団の全面的な協力を得ています。

 これは、東日本大震災以降「防災」への意識が高まり、様々な取組が進められる中、身近に何かが起こったときに、身の安全は確保しながらも、高校生にもできる「防災」について考えてほしいという思いから、平成26年度から行っているものです。連日の猛暑の中での実施となりましたが、この講座の中で行った様々な体験活動や学習した内容を今後の生活や、いざという時に是非活かしてほしいと考えています。

学校防災講座
11 豊北高等学校 特別養護老人ホーム「白滝荘」
その他

 3年生の選択科目「生活と福祉」の授業(生徒数11名)で、隔週火曜日1回2時間、やまぐち教育応援団に登録されている特別養護老人ホーム「白滝荘」で実習をさせていただきました。本実習は、高齢者の福祉についての理解を深め、生徒のコミュニケーション能力を高めるため、数年前から継続して実施しているものです。

 生徒の中には祖父母と同居している者もいますが、介護を必要とする高齢者、寝たきりの高齢者、認知症の高齢者と接するのは初めてという生徒が大半です。そのため、生徒は高齢者に対してどのように接すればよいのか、どのようにして意思疎通を図ればよいのか、緊張し戸惑い、何も出来ないまま過ごすこともありました。しかし、昼食時の配膳の手伝い、ティッシュを丸めてアートを製作する協働作業等を通じて、回数を重ねるごとに楽しく談笑する光景が見られるようになりました。実習の最後には、反省会を行いましたが、生徒からは、「高齢者介護の大変さが実感できた」、「言葉だけがコミュニケーションの手段ではない。笑顔やスキンシップ、アイコンタクトも大切であることがよくわかった」、「この実習で学んだことを将来の自分の職業に役立たせ、少しでも多くの人を幸せにしたい」といった感想を数多く聞くことが出来ました。

 本実習を通じて生徒は、高齢者の現状と課題について理解し、また高齢者介護に関する基礎的な知識や技能を習得することが出来ました。将来の社会的・職業的自立に向け、大変貴重な経験になったことと思います。

高齢者福祉施設での体験学習

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特別支援学校
1 豊浦総合支援学校 NPO法人 シンフォニーネット
職場見学・就業体験
 社会での就労体験をとおして,自分の適性や適職、さらに将来の進路を深く考える機会にするため2週間の現場実習を行いました。

 生徒は、担任、進路担当者、保護者と話し合い希望の実習先を決定しました。その際に、やまぐち教育応援団で受け入れ先を検索し検討しました。

 実習が有意義になるよう事前打ち合わせに行き、準備をしました。期間中は実習日誌を記録し実習先と家庭との連絡や毎日の反省を行いました。また、実習日誌は、終了後に、ポートフォリオによる自己評価としても活用しました。実習先へのお礼状書きや実習報告会を行い、実習の振り返りを行いました。

  今回の現場実習は、生徒にとって、実際の現場の厳しさを知るとともに、自分の課題や適性を発見し、将来の進路につなげるための大変貴重な機会となりました。

就労継続支援B型事業所カフェにおける産業現場等における実習

2 下関総合支援学校 株式会社 三宅商事
事業所等での学習

 県内の学校でのお掃除教室の指導や、山口県障害者技能競技大会のビルクリーニング部門の運営や審査に協力いただいている三宅商事様にお願いし、清掃の体験学習をさせていただきました。

 生徒は日頃から授業の中でメンテナンスについて学習しており、技能競技大会の清掃部門にも出場しています。道具の使い方や手順については一通り理解していましたが、今回指導していただいたことで、効率の良い動き方や、気を付けるポイントを知ることができました。

 技能競技大会のルールで実技指導をしていただいたところ、全員がスムーズに的確に作業を行うことができ、タイムを縮めることもできました。

 講師の先生からは、「コツを知ることも重要だが、練習は裏切らない。何度も繰り返して練習することが大切。」という言葉をいただきました。日頃の学習を大事にすることが就労につながることを生徒は実感する大変貴重な機会となりました。

清掃の体験学習
3 下関南総合支援学校 下関警察署
講師や指導者として招聘

 12月6日(火)の3校時に、下関警察署から4人の指導者の方に御来校いただき、不審者侵入時に対応した避難訓練を実施しました。幼児児童生徒・教職員が、不審者侵入時に落ち着いて行動できるように、また、それが習慣化できることを目指しました。

 小中学部ピロティから侵入した不審者役の身柄を本校教職員が確保した後、全員が体育館に避難し、自分の身を守るための「いかのおすし」などについての分かりやすい講話と護身術の講習を受けました。本校の緊急危機マニュアル「不審者侵入時緊急対応」に従って、インターホン使用や不審者への対応ができ、緊張した中にも、落ち着いた行動のとれた訓練となりました。

 保護者に対しては、この避難訓練の様子を学校通信やブログで紹介し、学校も幼児児童生徒が安心安全な学校生活が送れるよう今後とも取り組んでいくことをお伝えするとともに、御家庭での指導についてお願いをしました。

下関警察署と連携した不審者侵入時対応避難訓練

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