周南地域(下松市・光市・周南市)

小学校 中学校 高等学校・中等教育学校 特別支援学校


小学校
1 下松市立 下松小学校 アルク下松店
職場見学・就業体験
 3年生が社会科「店ではたらく人」の学習で、アルク下松店の見学に行きました。

 普段見ることができないバックヤードの様子を見学させていただき、全国各地から多くの商品を仕入れていることやそれらの商品をきちんと整理して店内へ運んでいること、肉や魚をさばいたり野菜を切ったり惣菜を調理したりしていることなど、商品が店頭に並ぶまでには様々な仕事があることを学ぶことができました。

 また、店内で店員さんやお客さんにインタビューをさせていただいたことで、一つの食品に対して多くの種類のものや、安い商品だけでなく高価でも新鮮でおいしい商品を用意するなど、お客さんの生活様式や要望に応じてお店が工夫や努力をしていることに、子どもたちは改めて気付くことができました。
社会科:
はたらく人とわたしたちのくらし
〜店ではたらく人
(アルク下松店)〜
2 下松市立 久保小学校 マックスバリュ山田店
職場見学・就業体験
 3年生が社会科「店ではたらく人」の学習で、マックスバリュ山田店の見学に行きました。

 店内を見学させていただくことで、商品がどこにあるか迷わないように大きく分かりやすく表示がしてあることや、子どもが好む菓子などの商品が低い位置に置いてあるなどの売り場の工夫に気付くことができました。

 また、普段入ることのできないバックヤードを見学させていただくことで、野菜は少量でも買えるように切ってラップをした物も用意したり、同じ食材でも消費者が選べるように産地が異なるものを用意したりして、消費者が求めるものを豊富に用意していることを知ることができました。子どもたちは、お総菜やパンが店で作られていることに驚いたようでしたが、できたてを食べてほしいというお店の方の思いにも気付くことができました。

 今回の見学を通して、子どもたちは、店で働く人が消費者のために工夫して販売していることや、自分たちの生活を支えていることを理解することができました。

社会科:
店ではたらく人
3 下松市立 豊井小学校 ローソン下松青柳二丁目店
職場見学・就業体験
 3年社会科の「はたらく人とわたしたちのくらし」の学習で、校区の近隣にあるコンビニエンスストアを見学しました。

 児童は、コンビニエンスストアの秘密を探すために、「売り場の秘密」「品物の秘密」「働く人の秘密」「お客さんの秘密」等の視点から質問を考えました。事前に児童の質問を店長さんにお渡しし、見学時には、丁寧に説明していただくことができました。また、お店の中を案内していただき、その都度質問にも答えてくださったり、快くインタビューに応じてくださったりしました。さらに、店の外では、利用するお客さんへのインタビューもさせていただきました。

 見学やインタビューを通して、児童が追究したかった事柄について納得のいく回答を得ることができました。児童は、お店の工夫とお客さんの願いが結びついていることを理解することができました。

社会科:
コンビニエンスストアの
ひみつをさがそう
4 周南市立 久米小学校 NEXCO西日本中国支社周南高速道路事務所
職場見学・就業体験
 本校の1年生児童が、校区内にあるNEXCO西日本中国支社周南高速道路事務所(徳山東IC)を訪れ、道路パトロールカーや道路維持作業車など高速道路で働く特殊車両や様々な実演を実際に見学させていだだきました。

 また、冬の間の高速道路の安全を管理する雪氷作業車両等も見学させていただきました。運転席等に乗せていただいたり、マイクやサイレン等を操作させていただいたりして、児童は大喜びでした。また、児童の質問にも丁寧に答えていただきました。

 同事務所には、毎年、6年生児童が制作した絵画パネルを遮音壁に展示する企画も主催いただいています。
生活科等での職場見学
5 下松市立 東陽小学校 下松市消防本部
事業所等での学習
 社会科の学習で、「火事からみんなを守るために、どんな工夫や努力をしているか。」を調べるために、消防署を見学させていただきました。

 普段は見ることができない消防車や救急車、救助工作車など消防署に配備されている車両を見せていただいたり、消防車や救急車が出動するまでの流れを説明していただいたりしました。

 また、新しくなった消防署の工夫された施設も説明したいただき、子どもたちは、興味をもって学習することができました。

 子どもたちは、今回の見学を通して分かったことを新聞にまとめて理解を深めるとともに、消防署で働く方たちの努力によって、自分たちのくらしが守られていることを実感することができました。

下松市消防本部の見学
6 光市立 塩田小学校 里の厨事業協同組合
事業所等での学習
 毎年恒例の幼保小連携農業体験学習です。

 光市農業振興拠点施設里の厨の農園で、農業指導員の方に指導していただき、「さつまいもの苗植えと芋掘り」を、塩田小学校、束荷小学校、束荷幼稚園合同で行いました。

 6月に植えた芋の苗が、11月には、大きな芋に育っていて子どもたちは大喜びでした。落花生の収穫も体験させていただき、落花生が、土の中にできているのを見てびっくりしていました。

 農園での体験を通して、植物の成長や不思議について学んだり、自然の風や土に触れることの素晴らしさを感じたりすることができました。

「さつまいもの苗植え、芋掘り」
7 光市立 束荷小学校 里の厨事業協同組合
事業所等での学習
 生活科の学習で、1・2年生が里の厨の体験農場で農業指導員の片川さんに指導していただきながら、サツマイモの生産・収穫・販売体験を行いました。

 6月2日(木)に、幼稚園児、塩田小学校1・2年生と、サツマイモの苗と落花生を植えました。

 11月10日(木)、幼稚園児、塩田小学校1・2年生と、サツマイモと落花生を収穫しました。収穫したサツマイモを里の厨で販売することになり、準備をしました。 まず、サツマイモをきれいにし、一袋の重さがだいたい同じになるように計量して、袋詰めをしました。次に、値段を決め、たくさんのお客さんに買ってもらうためにのぼりや店の看板を作りました。

 11月16日(水)、里の厨の入り口に店を出し、里の厨のお客さんに、幼稚園児と一緒に呼びかけ販売をしました。

 今回の学習を通して、児童は収穫から販売までの苦労と喜びを感じとることができたようです。また、対面販売を通して、はじめは恥ずかしがって声も小さかった児童も、多くのお客さんとかかわるうちに大きな声で呼びかけたり、サツマイモを渡すときに、保存の仕方やおいしい食べ方を説明したりできるようになっていきました。直接の販売を通して、次の活動への意欲とコミュニケーション能力の向上を図ることができたように思います。

生活科:里の厨事業共同組合での生産・販売体験
8 周南市立 湯野小学校 社会福祉法人 仁泉会特別養護老人ホームやすらぎ苑
事業所等での学習
 5・6年生が四つの事業所で、それぞれ分かれて職場体験を二日間行いました。事業所との連絡調整やボランティアの手配は、公民館主事が行いました。「やすらぎ苑」デイサービスセンターでは、職員の方からアドバイスを受けながら、デイサービスを利用しておられる方とのふれあいや介助を行いました。

 一日目は利用者の方と進んで関わろうと自分からあいさつをし、一緒に将棋をしたり、髪を乾かしてあげたりしてふれあいました。二日目は、あらかじめペープサートを準備して、読み聞かせをして利用者の方を楽しませてあげることができました。

 職場体験を通して、「相手の気持ちもよく考えながら、コミュニケーションをとる必要がある。常に笑顔で接することが大切だ。」ということが実感でき、将来の職業選択につながるだけではなく、普段の学校生活に役立てられることを理解できたようです。

総合:お仕事にチャレンジ
9 下松市立 公集小学校 Kビジョン株式会社
講師や指導者として招聘

総合的な学習の時間に、Kビジョンのアナウンサーにゲストティーチャーとして来校していただきました。

 6年生の子どもたちは具体的なお話を通して、アナウンサーとしての仕事や働く上で気を付けていること、仕事に対する姿勢などを学び、自分の将来や生き方について考えるきっかけとすることができました。

 また、この授業の様子がその日のKビジョン「タウンニュース」で放送されました。

総合的な学習の時間:
働くって何だろう
10 下松市立 公集小学校 レノファ山口FC
講師や指導者として招聘
 総合的な学習の時間で、レノファ山口の事業部部長さんにゲストティーチャーとして来校していただきました。

 6年生の子どもたちは具体的なお話を通して、会社の組織体制や試合の運営の仕方、さらにはそれに関わる人について学びました。そして、働く際に大切にしていることや仕事に対する思いを知り、自分の将来や生き方について考えるきっかけとすることができました。

総合的な学習の時間:
働くって何だろう
11 下松市立 公集小学校 ALSOK山口株式会社
講師や指導者として招聘
 学級活動の時間にALSOKの方に来校していただき、登下校時の危険や万が一の場合の対処法について、授業をしていただきました。

 「いか の お す し」の五つのグループに分かれ、配られたボードに入る言葉を考えました。そして、ロールプレイングを取り入れながら、実際に大声を出したり、逃げる練習をしたりして、対処法についてしっかり考え、学ぶことができました。

学級活動:
ALSOKあんしん教室
12 下松市立 花岡小学校 株式会社シマヤ
講師や指導者として招聘
 第5学年 家庭科 単元名「マイみそ汁レシピを作ろう」

 家庭科の時間にみそに対する知識を深めることを目的として「みそ もの知り博士の出前授業」を実施しました。

 家庭科の学習では、みそ汁やご飯を作る学習を予定しています。みその種類や作り方、発酵について教えていただきました。実際に臭いや味にふれることで、子どもたちの食に対する興味・関心は、大きく高まりました。その後、実際にみそ作り体験もしました。今後の予定として子どもたちは、よりおいしいみそ汁を作ることを目標にして、家族に作る「マイみそ汁レシピ」を考えます。自分たちでだしや実を考えて作るので、今回の学びが今後の学習につながっていく構成となっています。今回のような体験的な学習を仕組むことで、児童は食に対して自分なりの考えや目標を具体的にもつことができました。

家庭科:
「みそ もの知り博士の
出前授業」
13 下松市立 中村小学校 有限会社 リベルタス興産
講師や指導者として招聘
 参観日に本校体育館で、6学年児童、保護者、地域住民、教職員を対象とした教育講演会を行いました。

 講師として、宇部市のリベルタス興産代表取締役社長 有田信二郎 様に来ていただき、「ともに働く〜障害ってなに?」という演題でお話を聴かせていただきました。

 「障害も個性の一つであり、できることを伸ばすことで個性を生かす」というリベルタス興産の基本理念は、これから共生社会を築き、担っていく6年生にとって、大変よい勉強になりました。パソコンの動画で見せていただいた、障害のある方の思いや願い、そして活躍されている様子を、子ども達は真剣に見ており、心に残ったことと思います。

人権教育講演会
「障害者の就労について」
14 下松市立 米川小学校 下松市消防本部
講師や指導者として招聘
 1学期末の保護者会にあわせて保護者・教職員対象の救急救命講習を計画し、下松市消防本部の救急救命士の方に講師を依頼して実施しました。

 本校は小規模校であり、対象となる参加者が少人数のため、当日は心臓マッサージや人工呼吸、AEDの使用法等について、全員が十分に研修することができ、有意義な講習会となりました。

 夏休みのプール開放では保護者が監視に当たるため、参加者は真剣に説明を聞き、不安な点について質問するなど、熱心に受講しました。講師の方も一つひとつの質問に丁寧に答えてくださいました。

 緊急を要する事態に直面した場合にも、率先して行動できるように、毎年この講習会を積み重ねていきたいと考えています。

保護者・教職員対象 救急救命講習会
15 光市立 岩田小学校 株式会社シマヤ
講師や指導者として招聘
 3年生が、総合的な学習の時間に親子ふれあい活動も兼ねて株式会社シマヤの方を招聘して「味噌作り教室」を行いました。味噌についての話を聞いた後、味噌作り体験を行いました。親子共々真剣なまなざしで取り組んでいました。作った味噌はシマヤの方がいったん持って帰られ、その後、発酵し食べることができるようになった時点で学校に送っていただきました。子ども達は家に持ち帰り味噌汁を親子で作ったなどととても喜んでいました。日頃できない貴重な体験をすることができました。
総合的な学習の時間:
味噌作り教室
16 周南市立 桜木小学校 山口子どもの文化研究会
講師や指導者として招聘
 国語科読書活動の一環で、学期に1回ずつ、山口子どもの文化研究会の方に読み聞かせの会を開いていただいています。

 この読み聞かせは、朝読書の短時間の読み聞かせとは区別して実施しています。二日間に分けて図書室に学年が集まり、1単位時間ずつ行っています。それぞれの学年の発達段階に合った内容を選んでいただき、毎回4名程度の方によって全学年の読み聞かせが行われます。

 指導者のみなさんは、文化研究会での定期的な読み聞かせの練習により、子どもも大人もつい引き込まれてしまうほどの読み聞かせの技術を披露してくださいます。本の読み聞かせだけでなく、紙芝居や大きな絵本、手遊び、語りなど様々な形で伝えていただくので、日頃は元気いっぱいの子どもたちですが、本の世界に引き込まれしーんとなって食い入るように聞いている姿が印象的です。

国語:
読み聞かせ
17 周南市立 徳山小学校 西日本電業株式会社
講師や指導者として招聘
 5年生の総合的な学習の時間に、西日本電業(株)の岩本社長を講師としてお招きし、信号機の仕組みと歴史についての講話をしていただきました。そして、社員の方に信号機工事に使用する重機の体験乗車及び穴掘り実演などを行っていただきました。

 講話の中で、子供達は、信号機の仕組みや歴史を知り驚きの表情を見せたり、本物の信号機を実際に触り、思っていた以上に信号機が大きいことを多くの子供が実感したりしていました。

 そして、運動場では、信号機設置のための重機を目の前にしながら、仕事に対する思いや、気を付けていることなどを真剣に聞いていました。中には、「将来、このような仕事をしてみたい。」とお礼の手紙に書く子供もいました。

 今後も、キャリア教育の一環として、社会の第一線で活躍しておられる方から、仕事に対する思いや取り組まれている活動についての講話などを通して、社会的活動や働くことの意義を学び、子供達一人一人が自己の進路や生き方について考え、将来への夢の実現に結び付けていける取組を推進していきたいと考えています

総合的な学習の時間:
社会で活躍されている大人に学ぶ
18 周南市立 周陽小学校 株式会社 シマヤ
講師や指導者として招聘
 家庭科の学習で、ごはんとみそ汁づくりに取り組みました。おいしいごはんやみそ汁を作ることができる技能も大切ですが、毎日の食事や使われている食品に関心をもつことをねらいとして、一通りの学習が終了した後の発展学習として、みそ汁の「みそ」を作ってみようということで、地元の食品会社である「株式会社シマヤ」からみそ作りの指導に来ていただきました。

 内容は、「みそ知り博士」に扮した指導者が、「みそ」に関する講義とみその仕込作業を通じて、「発酵の不思議」体験と「食への感謝の気持ち」を、分かりやすく丁寧に指導してくださいました。

 みそ汁は、朝食で食べる身近な食べ物ですが、みそ汁の「みそ」の栄養成分を知ったり、「みそ」を作ったりする体験は子供たちにとって初めての経験であり、驚きと感動を味わうとともに、「みそ」が手軽に作れて栄養バランスの整った伝統万能食品ということに気付くことができたようでした。

 今回の学習をとおして、子供たちは「見て・作って・わかる」体験をすることで、学習したことを活用したり、さらに追究していったりしようという気持ちになったようで、「食」に対する関心・意欲がずいぶん高まった様子でした。

家庭科:
たべて元気!ごはんとみそ汁
 〜みそ汁のみそを作ってみよう〜
19 周南市立 勝間小学校 周南市連合婦人会熊毛支部
実技や部活等の補助
行事写真  5年生は、毎年、周南市連合婦人会熊毛支部の皆様のご協力で、田植えや稲刈りの体験をさせてもらっています。今年は、田植えを6月17日(金)に、稲刈りを11月2日(水)に実施しました。

 勝間小校区には、勝間駅付近に、小学生と地域の方とが交流しながら米や芋、野菜をつくることのできる『地域の田んぼ・畑』があります。普段は、婦人会等の方々の集いの場となっていますが、田植えや稲刈り、いも掘りの際は、学校に声をかけていただいています。

 5年生は、地域の方の丁寧でわかりやすい説明の後、実際に体験を行いました。そして、たくさんの気づきをもつことができました。社会科の「農業」の学習へも役立てることができ、貴重な体験となりました。

 その後、12月には、同じく婦人会のお世話で餅つきを行い、ふれあいセンターでおいしいお餅やぜんざいをごちそうになりました。

 子どもたちは、地域の方々の温かさに触れ、感謝の気持ちを強くしました。

総合的な学習の時間:
「地域の方々と共に〜田植えや稲刈りを体験しよう〜」

このページのトップへ


中学校
1 下松市立 下松中学校 下松消防本部、吉積自動車など
職場見学・就業体験
 キャリア教育の一環として、今年度は、9月に二日間の「職場体験学習」を実施する予定でしたが、台風16号接近のため、21日のみの日程となりました。働くことの意義や自分自身の適性の分析、興味のある職業調べを1学期から行い、さまざまな職種に対する興味・関心を高めました。外部講師を招いてのマナー講座や事業所別の打ち合わせを行ってから、職場体験学習を実施しました。

 職場体験学習では、それぞれの事業所で、仕事の内容や方法だけでなく、仕事に対する心構えや姿勢、気をつけていることなど働く上での大切なことを教えていただき、生徒たちは働くことの楽しさや辛さ、大変さを学び有意義な体験をすることができました。以下に生徒の感想を紹介します。

 ○ 下松市消防本部では、心臓マッサージや人工呼吸等の救助活動や放水訓練等を体験させていただきました。いつでも素早く出動できるように、訓練にも真剣に取り組んでおられる姿勢に感動しました。

 ○ 吉積自動車では、オイル交換等、車の整備の手伝いを体験させていただきました。常に使用される方のことを考えて車を整備することの大切さを教えていただきました。

 職場体験学習後は、それぞれの体験内容を1枚のレポートにまとめ、保護者会などで展示発表を行いました。この体験学習は、中学校卒業後の進路を考え、自分にあった進路選択をしていくための大きな手がかりになりました。

職場体験学習
2 下松市立 久保中学校 医療法人三生会 みちがみ病院
職場見学・就業体験
 2年生は、総合的な学習の時間で、下松・周南・光地区の46事業所の協力により職場体験を実施しました。

 事前の学習として、インターネットを活用した職業調べや職業適性検査により、職業の種類や自己理解を深めました。また、事前訪問により、生徒自らが事業所の方と接し、挨拶や準備物などの打ち合わせをする中でコミュニケーション能力を高めていきました。

 職場体験を通して、子どもたちは社会に巣立つ前の「自分探し」ができました。一つひとつの経験が、子どもたちにとって貴重な糧となっていくことでしょう。そして、それらを将来設計にいかし、いずれは自己目標達成につなげてほしいものです。

 なお、事後の学習は、一人ひとりが体験したことなどを個人新聞にまとめました。学期末の懇談会で展示し、保護者の方々にその奮闘ぶりを紹介します。また、子どもたちの活動の気づきや反省を事業所にアンケートし、その後の学校生活にいかしていきます。この職場体験での学びを今後プレゼンテーションにもまとめ、2月の「立志式」とも並行して、保護者や地域の方々に発信していく予定です。

総合的な学習の時間:
職場体験
3 下松市立 末武中学校  のん太鮨下松店 、 味の里さざん亭徳山店
職場見学・就業体験
 本校では、キャリア教育の一貫として、1学年で外部講師を学校に招いて職業講話を行い、2学年では、地域の事業所で二日間の職場体験学習を行っています。

 2月に行った職業講話では、講師を招いて、接客マナーや働くことの意義、進路選択に当たってのアドバイスなどのお話をしていただきました。

 また、9月に行った職場体験学習では、実際に店内でお客様に接したり、調理場で料理をつくったりする体験を通して、生徒たちは働くことの厳しさや楽しさ、やりがいを感じることができたようです。

職場体験学習;
プロフェッショナルに学ぶ
4 周南市立 住吉中学校 周南市中央消防署
職場見学・就業体験
 2年生が、総合的な学習の時間に「働くことを学ぶ」というテーマで、周南市内28事業所において2から3日間の職場体験学習を行いました。

 周南市中央消防署では、2名の男子が救助訓練を体験し、救命講習も受けました。

 ストレッチャーで病気の人を救急車に運んだり、救急車の中での仕事を教えていただいたりしました。また、防火衣や呼吸器を装着し、はしご車に乗る訓練では体力と根性がいることを痛感しました。救命講習で、初めてAEDを扱い、人の命が救える機械に感動しました。自分の判断と行動で人の命を救うことの尊さを知り、消防士の責任の重さを知りました。

 文化祭では、体験の様子を発表し、消防士の仕事に誇りをもって日々訓練し、働いている姿に憧れたことや、消防士になるには頭と体のトレーニングが必要であることなどを紹介しました。

 その他の事業所においても、それぞれの仕事の大変さやそれ故のやりがい、職場の中でのコミュニケーションの大切さを学んで有意義な時間をもつことができました。

総合的な学習:
職場体験学習
5 周南市立 周陽中学校 周央保育園
異校種間の連携
 3年生が、技術・家庭科(家庭分野)の授業で、周央保育園を訪問しました。幼児と触れ合うために、年齢に応じた手作りおもちゃを各自が計画・作成しました。当日は、このおもちゃを持参して一緒に遊びました。日頃、幼い子どもたちに接する機会の少ない生徒たちは、うまく園児と接することができるかとても不安な様子でした。しかし、保育園の先生方のアドバイスをいただきながら、自分で考えたおもちゃをもとに一生懸命にコミュニケーションをとろうと頑張りました。園児の笑顔や全身を使って感情を表現する様子、「お兄ちゃん、おもちゃおもしろいね」や「お姉ちゃん、一緒に遊ぼう」という言葉に支えられて貴重な体験をすることができました。

 実際に幼児と触れ合うことを通して、教科書とノートを使って学習したことも確認することができたようです。また、自分の幼い頃を思い出し、自分も多くの人に支えられて成長してきたことに思いを深めている生徒も見られました。

 体験後は、幼児の体や社会性の特徴や自分が作ったおもちゃが年齢に適していたかなどをレポートにまとめ、学習内容を定着させました。

技術・家庭科(家庭分野):
幼児との触れ合い実習(第3学年)
6 周南市立 秋月中学校 周南市中央消防署
講師や指導者として招聘
 保健体育科の学習で、2年生全員を対象にした「救急蘇生法講習会」を実施しました。周南市中央消防署から3名の署員の方を講師としてお迎えし、心肺蘇生のやり方やAEDの使い方について、グループに分かれて実習しながら、実技指導を受けました。

 心臓マッサージでは、力の入れ具合や一定のリズムで行うなど、初めは戸惑うことも多かったようですが、署員の方に指導を受けながら繰り返すうちに、要領をつかむことができたようです。

 今回の学習が、いざという時に役に立つかもしれません。せっかく学習した心臓マッサージのやり方やAEDの使い方については、これからも機会をとらえて復習していきたいと考えています。

保健体育科:
救急蘇生法講習会

このページのトップへ


高等学校・中等教育学校
1 下松工業高等学校 光東株式会社
職場見学・就業体験
 本校ではキャリア教育の一環として、地域の企業や販売店、福祉施設等にお願いし、インターンシップを実施しています。就業体験をすることで、実際的な知識や技術・技能に触れる事を通して学習内容を深化させ、望ましい勤労観・職業観を育成し、主体的に進路を選択する態度や意欲を培うことを目的としています。

 参加生徒は1学年全員で、期間は1月末の四日間としています。期間中、生徒は日誌に活動を記録し、担当の指導者に所見をいただいています。

 やまぐち教育応援団の一員である 光東株式会社 様には、仕事を通して「働く」ということはどんなことなのかを学んでもらいたいという思いから、毎年20名の生徒を引き受けていただいています。生徒は清掃を始めとした様々な仕事をさせていただく中で、道具などの取り扱いから社会人としての振る舞いなどの指導も受けています。

 生徒にとって、とても貴重な体験となり、将来の進路選択に大いに役立っています。また、ご指導くださる方々との触れ合いも、大きな財産となっています。

インターンシップ
2 徳山高等学校 鹿野分校 周南市立鹿野幼稚園
職場見学・就業体験
 幼稚園教諭を目指す生徒が周南市立鹿野幼稚園で就業体験を行いました。教職員の方々から、きめ細やかな御指導をしていただきました。生徒は膝を折って子どもたちの目線になって話すことの大切さを学んだようです。体験を終えて事業所担当者から「よく頑張りましたね。」と声をかけていただいたので、生徒は一層この仕事に就く意欲が湧いてきたようです。 

●生徒感想文より

 「今回の職場体験によって、この仕事で生かしたい自分の能力や取り組むべき課題について考えることができた。改めて幼稚園教諭になりたいと思った。」

職場業体験・インターンシップ等体験学習
3 徳山高等学校 徳山北分校 周南市立須々万保育園
職場見学・就業体験
 徳山北分校の「総合的な学習の時間(みどりの歩み)」では、全学年を縦割り二つの領域にグループ編成しています。今年度、「地域貢献」のグループでは、須々万保育園で2回の実習を実施させていただきました。

 生徒は園児の発達段階を学習した上で、今年度は「つながりを大切にした教育活動の推進」をテーマとして、紙人形シアター、塗り絵、魚釣り、紙粘土体験、折り紙の切り絵など、様々な内容について保育園で実習しました。実習は6月、1月に実施し、企画の立案、保育園との事前打ち合わせや実習後の反省等、生徒が主体的に行いました。実習を通して、生徒は園児と触れ合う喜びや園児の集団をリードする難しさ、目的を持った活動を実施する難しさを感じました。1月の最後の活動では、1年間の取組をグループ内でまとめ、その後来年度の取組について話し合いました。1・2年生は今回の実習を来年度につなげていきます。

総合的な学習の時間での
保育園実習
4 徳山商工高等学校 周南市東消防署
職場見学・就業体験
 本校では、キャリア教育の推進を一層図るために、「就業・就学体験実習」に取り組んでいます。9月の初旬に2年生の197名が、多数の事業所・学校で体験実習を実施しています。実習先の確保が課題であるが、「やまぐち教育応援団」に登録してある事業者を活用しながら対応しています。

 周南市東消防署では、二日間の就業体験を本校の生徒4名を対象に実施をしていただきました。各種訓練体験、訓練礼式及び体力錬成がおもな実習内容でした。生徒にとって、「命」を守るために「働く」ことはどのようなことかを学べるよい機会となりました。生徒の適性・能力について考えさせ、生徒の「夢」を実現させるために学習意欲を喚起させる動機付けとなりました。

就業・就学体験実習
5 光高等学校 周南租税教育推進協議会
講師や指導者として招聘
 国民の三大義務の一つである納税に対する意識の向上を図ることを目的として、3年生ですでに進路が決定した生徒を対象に租税教室を開催しました。講師として、市内の税理士の方においでいただきました。

 まず、税金は何のためにあるのかという話のあと、税の役割や仕組みについて詳細な資料を示され、その後、日本の財政の現状や今後の課題についても説明がありました。最後に、今後は主権者として税金のあり方や使い方について、しっかり関心をもつ必要性があることを述べられ、教室が終了しました。

 これまで税金について、漠然とした知識しかもっていなかった生徒たちも、納税の重要性や財政の問題など具体的な話を聞く中で、納税者としての自覚を高めることができました。

3年生租税教室
6 下松高等学校 古川町武居歯科医院 院長 武居 良裕 先生
講師や指導者として招聘

○ 1年生対象の歯科保健講話

日時 平成28年10月27日(木)15時25分から16時15分
・う歯の発生機序・進行・具体的な予防対策など
・歯周疾患の症状・原因・具体的な予防対策など

 映像を使ってわかりやすく、親しみのある口調で、生徒も皆真剣に聞いていました。先生自身も本校生徒に指導するのを楽しみにしておられ、その熱意が十分伝わってきました。歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着と早期発見及び早期治療の重要性などについて認識を深め、生徒の健康増進に寄与するという所期の目的が達成できました。

歯科保健講話
7 華陵高等学校 下松警察署  
講師や指導者として招聘
 不審者が学校敷地内へ侵入してきた際の、教職員及び生徒の対応方法を確認することを目的として、全校生徒対象に避難訓練を実施しました。講師として、下松署から4名の方々においでいただきました。

 まず、校内の日本庭園に不審者(警察署職員)が侵入し、本校職員がさす股を使って防ぐ場面を設定しました。

 次に、緊急放送を聞いて生徒及び教職員全員が体育館に避難しました。

 その後、下松警察署の方々による護身術の講習を行っていただきました。本校は女子生徒が多く、また4月から華陵高校のある花岡地区で不審者情報が多数寄せられていたため、生徒も真剣に取り組んでいました。

不審者侵入を想定した避難訓練
(護身術講習を含め)
8 熊毛北高等学校 株式会社 三宅商事  
講師や指導者として招聘
 キャリア教育の一環として、清掃の目的・意味を理解し実技を学ぶことで、社会人として生きていく力を育むことをねらいとし、清掃教室を開催しました。

山口市の(株)三宅商事より3名の講師をお招きし、窓・床の掃除方法、ほうきの使い方などの指導を受けました。

 清潔・良好な環境の維持が、施設・設備の維持ひいては利用する人々の健康・安全に結びつくことを学び、何事も目的を持って取り組まなければならないことを学習することで、ルーティンワークに陥りがちな普段の掃除の在り方を見直す機会となりました。

清掃教室
9 徳山高等学校 東ソー株式会社 南陽事業所・株式会社トクヤマ  
講師や指導者として招聘
 本校では、キャリア教育プログラムの一環として、魁講座TからVに取り組んでいます。これらのうち、様々な職業分野から社会人講師を招いて実施する魁講座Uでは、職業人として活躍する地域の方々や卒業生から直接、職業に関わる専門的な内容や進路選択の動機・理由、やりがい等を聞くことで、将来の進路選択に役立てることができます。

 今年度の講師の分野(職業)は以下のとおりです。

 法曹(弁護士)、地域活性(市コンベンション協会職員)、古典芸能(落語家)、文化関係(映画監督)、環境エネルギー(環境関連企業研究者)、建築設計(建築士)、機械技術(企業技術者)、化学研究(企業研究者)、金融(銀行員)、公務員(市役所職員)、医療(医師・薬剤師)、IT技術(企業技術者)、マスコミ(アナウンサー)、農業・経営(菓子職人)

 15の職業別講座の中から関心の高い分野について2講座を選択できるよう工夫しており、専門的な仕事の内容や進路を選択でする上で大切になること等を詳しく聞くことができます。

 生徒にとってこうした体験が夢の実現に向けた手立てを考えるきっかけとなり、日々の学習の大切さを改めて認識するよい機会となっています。

キャリア教育セミナーにおける講師の派遣

10 南陽工業高等学校 東ソー株式会社南陽事業所  
講師や指導者として招聘
 本校は、地元の化学関連企業に、毎年多くの卒業生が技術者として就職し、その結びつきは極めて強い状況にあります。特に本校には、応用化学科も設置されており、就職後も各現場で作業に従事する上で必要とされる安全教育を徹底するため、「応用化学安全」という学校設定科目が教育課程に編成されています。

 その科目のなかで、地元企業の東ソー株式会社南陽事業所に依頼し、企業技術者を外部講師として招聘し、「高圧ガスの安全」と題して、実際の企業の安全教育への取組、高圧ガスの定義と法律・注意点について、詳しく説明して頂きました。

 特に、授業のなかで2011年に実際に起きた東ソー(株)南陽事業所爆発火災事故を例に挙げられ、事故の一因として、これまで大きな事故がなかったことが、安全意識の低下、安全推進体制の緩みに繋がったことを指摘されました。

 生徒たちは、近い将来自らも作業等に従事する当事者として終始神妙な面持ちで授業に取り組んでおり、この貴重な授業を通して、高圧ガスの基礎知識の習得、安全な作業環境及び安全教育の重要性に対する意識を大きく高めることができました。

地元化学関連企業から講師を招聘して行う安全教育の推進
11 下松工業高等学校 指定障害者支援施設 第2しょうせい苑
その他
 本校定時制では、年に3回同じ下松市にある「指定障害者支援施設第2しょうせい苑」を訪問しています。

 3回のうち、最初の2回は施設を援助するボランティア活動を行い、最後の1回は施設の入居者の方と交流会を行っています。

 今年は、最初の訪問で入居者棟の網戸の張り替え作業を、2回目の訪問で施設周辺の除草作業を行いました。2回とも施設の方に大変喜んでいただき、生徒たちも人の役に立つ喜びを感じることができました。

 そして、3回目の訪問では、恒例の入居者の方との交流会を行いました。今年は4種類のレク活動を一緒になって楽しみました。活動当初は、緊張からか、ぎこちなさも感じられましたが、徐々に入居者の方と交流を深めることができました。

 今回の活動をきっかけに、「共生」していくことの大切さや「福祉」分野への視点を広げてくれればと思います。交流会はとても寒い日に行われましたが、とてもあたたかい雰囲気の中で楽しく行われ、他者の心があたたかくなれば、自分の心もあたたくなることがわかりました。

 このような交流を続けることで、多くの方々と触れ合い、自分自身の視野を大きく拡げ、これからの人生を改めて見つめ直す契機になればと考えています。

施設訪問
(ボランティア活動)

このページのトップへ


特別支援学校
1 周南総合支援学校 株式会社西京銀行 本店
事業所等での学習
 6月8日(水)に、本校中学部の生徒が西京銀行本店で職場見学を実施しました。担当の方から、まず「お金・銀行の役割」「金融のはたらき」について、わかりやすく説明していただき、次に生徒が事前に考えた質問に答えていただきました。また、事務所内も見学させていただきました。

 生徒は働く意義や銀行員としてのやりがい、一日の業務内容や仕事上の悩み、注意していること等を実際に聞き、自分の将来や職業への関心が高まりました。

事業所等での学習 

このページのトップへ