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防府地域(防府市・山口市)

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小学校
 
1 山口市立 興進小学校  金光酒造 株式会社
職場見学に行こう (金光酒造)
職場見学・就業体験
職場見学に行こう (金光酒造)

「総合的な学習の時間」に、職場見学に行きました。金光酒造では、お酒を造る工程や苦労について詳しく聞くことができました。みかんや納豆を食べてはいけないことや、においと手の感覚で造ることなどが分かり、驚いていました。

また、お酒を入れる箱を組み立てたり、ラベルを貼ったりと簡単な作業も体験させてもらいました。

職場見学を通して一つのことに集中して取り組むことの大切さを学び、お客さんのことを考えて商品の開発をしている人々の思いに気づくことができました。

 
2 山口市立 生雲小学校 山口市生雲保育園
年間を通した保育園児との交流会
職場見学・就業体験
年間を通した保育園児との交流会

一年を通して定期的に、学校の近くにある生雲保育園の園児を招いたり、保育園を訪問したりして、異校種間での交流学習を行っています。

全校単位での交流には、サツマイモの苗植え・収穫や、秋の運動会があります。

サツマイモを通した交流では、6月に園児を招き、一緒に苗植えをしました。10月には再び園児を招き、声をかけ合いながらイモを掘ったり、一番重いイモ掘りチャンピオンを紹介したりして、収穫の喜びを分かち合いました。この交流には、近隣の老人ホームの方も招待しています。

10月開催の運動会は、あいにくの雨でしたが園児が徒競走に参加しました。小学生も一輪車やダンスの演技を見せて、互いの成果を出し合いました。

学年単位での交流では、1学期に2・3年生が保育園児を招待してお楽しみ会を行い、ゲームをしたり「スイミー」の発表をしたりして楽しみました。2学期には2年生が園を訪問して、国語科「おもちゃづくり」の学習をもとにして、自分の考案した「おもちゃ」を園児の前で発表し、いっしょにおもちゃ作りをして盛り上がりました。

過疎化が進む中、このように、地域の施設や人との交流を工夫しながら深めて、地域の振興に貢献しています。

 
3 防府市立野島小中学校 村田株式会社(ガス機器・設備全般の取り扱い)
「地域社会で学ぶ生き生き職場体験学習」
〜中学校1年生から3年生まで全ての生徒が取り組む職場体験〜
職場見学・就業体験
「地域社会で学ぶ生き生き職場体験学習」

本年度野島小中学校では、中学1年から3年までの全ての生徒が職場体験学習に取り組みました。8月の最終週に、3年生4日間、2年生3日間、1年生2日間と、生徒の成長に応じた日程を設定し、体験場所である村田株式会社様の全面的な協力により実現できました。

体験学習の内容は、接遇の要領、電話の応対、ミーティング、事業の企画立案、機器・設備の整備・点検・管理作業、振り返り、評価、プレゼン等多岐にわたり、学校では学ぶことのできない貴重な体験となりました。村田真美社長様の「生徒と会社がWin・Winの関係になるように」との方針のもと、社員の皆様から、将来的な人材の育成の観点も踏まえて、生徒一人ひとりへ親切で丁寧な御指導をいただきました。学習の最終日には、全社員の皆様の前で振り返り発表会を企画していただき、生徒のプレゼン能力を鍛えていただくとともに、その場面をインターネットで学校へ中継することなども行いました。後日、生徒一人ひとりへの観点別所見表と社員の皆様からの温かい感想文を送付していただき、学習の定着につながる素晴らしい資料となりました。生徒は社員の方々へ感謝するとともに、将来の進路に対する動機付けになったようでした。

 
4 防府市立 松崎小学校 株式会社アルク防府店
総合的な学習の時間:6年生職場体験学習
職場見学・就業体験
総合的な学習:6年生職場体験学習

総合的な学習の時間に6年生全員が校区内の17事業所に分かれ、職場体験学習を行いました。そのうちの1つが株式会社アルク防府店です。

商品の値付け・前出し・棚へ陳列する際のそれぞれの作業段階での配慮事項を分かりやすく丁寧に話していただき、実際に体験させていただきました。商品は1つ残らず全てバーコードを介してコンピュータ管理されていることを教えていただきました。商品の前出しでは、お客さんが手に取りやすいように商品を並べるための留意点について実際に作業しながら教えていただきました。たとえ作業中でもお客さんが通りかかられたら手を止めて挨拶をすることも常に大事にされている従業員の方々の姿もたくさん見せていただきました。

株式会社アルクでの職場体験を通して、子どもたちは、接客業において常にお客さんの立場になって考えたり、作業したりすることが大切であり、自分も相手の気持ちを思いやりながら日々生活するようにしたいという思いを新たにすることができました。

 
5 防府市立 小野小学校 マツダ株式会社 防府工場
社会科:社会見学
職場見学・就業体験
社会:社会見学

5年生の社会見学でマツダの防府工場を訪問しました。見学の目的は「社会科で学習した車の組み立ての工程を実際に見て学ぶ。」ことです。

はじめに、会社の説明やマツダの「車づくり」について説明を受けました。わかりやすく映像にまとめられており、クイズも取り入れて楽しく学習することができました。また、質問にも丁寧に答えていただきました。

その後、工場内に移動し、実際に「アクセラ」の組立作業を見学しました。児童は、組立ラインの、すばやく正確に部品を取り付ける作業に大変さを感じ、また、人の手では難しい作業をロボットが行っていることに感心していました。

見学を通して、自動車ができるまでにはたくさんの工程があり、乗る人たちの安全を考えて、何度も検査をしたり、試走をしたりしていることを知りました。そして、働いている人たちの工夫や苦労がたくさんあることがわかりました。

 
6 山口市立 大殿小学校 大殿ホタルを守る会
総合的な学習の時間: ほたる祭りを盛り上げよう
講師や指導者として招聘
総合的な学習の時間:ほたる祭りを盛り上げよう

本校では、ほたるをテーマにして、各学年が発達段階に応じて、さまざまな取組を行っています。3年生は、校区を流れる一の坂川で毎年6月に行われる「ほたる祭り」を地域の方々とともに盛り上げるために、総合的な学習の時間を活用して、ほたるについて学んだことをほたる新聞にまとめたり、絵で表現したりしました。

大殿ホタルを守る会の方からは、ほたるの生態や成虫の発光数の変化、ほたるが成育するため環境保護の重要性などについて、写真や動画を使って具体的にお話していただきました。

ほたるを卵から育て、毎日、一の坂川を観察されている大殿ホタルを守る会の方から直接、話を聞くことで、ほたるについて一層理解が深まるとともに、大殿地域の自然や生き物を守ろうとする心を育むことができました。

 
7 山口市立 大海小学校 株式会社 シマヤ
手作り味噌に挑戦しよう
講師や指導者として招聘
手作り味噌に挑戦しよう

みそ博士(シマヤ社員の方)から、みその歴史や種類、作り方、栄養についての話を映像を使いながら聞きました。児童は、みそが古くから造られていたことや味や作り方に違いがあることを学習しました。

次に、実際にみそ造りに挑戦しました。大豆をつぶし、麹や食塩、水と混ぜ、最後に丸めて、樽に詰めました。大豆が樽の中で発酵し、おいしいみそになるのは3ヶ月後だそうです。児童は、みそができるのをとても楽しみにしています。

 
8 防府市立 牟礼小学校 トヨタカローラ株式会社
トヨタ原体験プログラム:トヨタまるわかり教室(ボードゲーム版)
講師や指導者として招聘
トヨタ原体験プログラム トヨタまるわかり教室

5年生は、社会科で工業について学習する9月に、社会科見学でマツダ防府工場を見学し、さらに学習を深めるために、トヨタに、「トヨタまるわかり教室」を開催してもらいました。

子どもたちは、マツダ防府工場で学んだ車作りとはまた違った、環境と車について学ぶことができました。 トヨタカローラ山口(株)だけでなく、山口トヨタ自動車(株)、山口トヨペット(株)、ネッツトヨタ山口(株)から指導者が来てくださり、すべての班で支援してくださいました。

最初は映像を見ながら、クイズ形式で車と環境に関する様々な問題を解きました。一人ひとりが手元のカードを使って、積極的に参加していました。

後半は、グループに分かれてボードゲームを行い、環境と車作りのつながりについて学びました。グループで環境大臣、研究開発所長、工場長等役割を分担し、環境に配慮した車作りの研究を進め、会社を経営しながらゴールをめざしました。

最後に本時の振り返りをしました。一人ひとりが、今回学んだ環境の大切さについての思いを書き、学級の木に貼っていき、すてきなエコの木を完成させました。

 
9 防府市立 西浦小学校 山口ヤクルト販売株式会社
健康教育: ウン知育教室
講師や指導者として招聘
健康教育 ウン知育教室

第1回学校保健安全委員会で、2年児童と保護者を対象に、出前授業「ウン知育教室」をしていただきました。

まず、「おなか博士になろう」ということで、食べ物の通り道について教えていただきました。児童は、小腸の長さや面積に驚き、その大切な働きを知ることができました。次に、おなかの中にすんでいる良い菌について学びました。菌というと悪いものというイメージがあるため、良い菌がいることを初めて知った児童も多かったです。ウンチは「カラダからのおたより」で、好き嫌いをなくすこと、良い菌の入った食品をとること、規則正しい生活と運動をすることに気をつけると、スルットくんのウンチが出ることがわかりました。最後に、毎日良いウンチを出すダンスをみんなで楽しく踊りました。

今回の学習をとおして、健康のために正しい食習慣・生活習慣を身につけることの大切さを実感しました。親子で一緒に考えるよい機会になりました。

 
10 山口市立 秋穂小学校 山口県漁業協同組合 大海支店
地産地消と山口市の水産業〜地元の海で獲れたコウイカが給食に出るまで〜
実技や部活等の補助
地産地消と山口市の水産業

海に囲まれ、港を備えた地域でありながら、本校の保護者で水産業に関わっている割合は大変少ないです。そこで、5年生の社会科の一環として、生産者である漁業者と加工を行う漁協職員を招き、コウイカが給食に使われるまでを学習しました。

普段なかなか見ることのない道具の紹介や加工の実演など具体的な説明に、自分たちの食生活が多くの人々のいろいろな活動に支えられていることや、様々な工夫を凝らし、技術を磨かれていることに驚嘆した。また、人間の食生活が自然の恩恵上に成り立つものであることも深く理解することができました。

学習後、生産者・加工者と一緒にコウイカを使った給食を食べ、交流しました。

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中学校
 
1 山口市立 潟上中学校 山口市南消防署
特別活動: 職場体験での学びを生かしたセルフレスキュー訓練
職場見学・就業体験
特別活動:職場体験での学びを生かしたセルフレスキュー訓練

避難訓練を終えた後、セルフレスキュー訓練を実施しました。その際、山口市南消防署で職場体験を行った3名の生徒が「倒壊した家屋から人を救助する」という想定で南消防署の方と一緒に実演をしました。

「てこの原理」を利用して重たいものを持ち上げる方法や2人で人を運ぶ方法、毛布と棒でつくる担架など、友だちが取り組んでいる様子を見て、自分たちもいざという時に役に立つことができると思った生徒も多かったようです。

避難訓練を通じて「自助」について考え、レスキュー訓練を通じて「共助」ということを学ぶよい機会となりました。

 
2 防府市立 富海中学校 のん太鮨 防府店
職場見学・就業体験
職場見学・就業体験
職場見学・就業体験

本校では、2年生の総合的な学習の時間に3日間の職場体験学習を行いました。職場体験学習の事前学習として、職業調べや電話のかけ方、防府商工高等学校の出前授業でマナー指導をしていただくなどの学習を行いました。

のん太鮨防府店では、カウンターの清掃や接客、バーナーで寿司ネタの炙り、寿司の握りなどを体験しました。あいさつや接客時のマナーの大切さ、寿司を握る難しさなどを感じることができました。

 
3 防府市立 国府中学校 株式会社 イズミ ゆめタウン防府
総合的な学習の時間:2年生職場体験学習
職場見学・就業体験
総合的な学習の時間:2年生職場体験学習

2年生の総合的な学習の時間で、職場体験学習を実施しました。まず始めに、防府市内の事業所に自分たちで電話をかけて、事前訪問の日程決めを行いました。このことにより、生徒は電話を使ってのマナーやあいさつなどを学習しました。そして、事前訪問の日時を決定し、事業所を訪れ、当日の仕事内容等の打ち合わせを行いました。

本事例の具体的な仕事内容は、量販店の販売事業ということで、商品の前だし・移動や棚に並べる作業が中心でした。大量の商品を、一つ一つ大切に扱いながらの作業であったため、生徒は心身共に疲労感を感じたようです。しかし、販売の仕事は、大変やりがいがあったと充実感に満ちていました。今回の、職場体験学習という貴重な体験を通して、働くことの大変さややりがいを知るとともに、将来就きたい仕事の選択肢に入れたいと感想を述べていました。

 
4 防府市立 小野中学校 ふるさと牧場
総合的な学習の時間: 地域学習
職場見学・就業体験
総合的な学習の時間:地域学習

1年生の総合的な学習の時間で、地域学習として地元の施設を回りました。2つのグループがふるさと牧場を訪れ、牛の飼育や自然環境の大切さなどについて学びました。
 ・牛の飼育体験  ・山の環境保全(放牧地管理)  ・自然環境保護について

ふるさと牧場に初めて訪問した生徒が多く、自然豊かなところであることに驚いていました。その自然の中で、牛の飼育体験(餌やり)をしたり、放牧の場所を実際に歩いたりしました。飼育の大変さや、命の尊さ、自然環境を生かしながら自然とともに生きていく大切さを学ぶことができたようです。

また、棚田が広がる景色を間近に見ながら、草の種類や生活の知恵なども学ぶことができ、実際に訪ねて体験しなければ分からないことが多くありました。

今回の訪問を通して、生徒は住んでいる地域でも知らないことが多くあり、魅力が多い地域であることを再認識しました。また、自然環境を守っていかなければならないことを、体験を通して知ることができました。

 
5 山口市立 大殿中学校 FNデバイステクノロジー
技術科: 「ハンダづけのプロに学ぶ」
講師や指導者として招聘
技術科:「ハンダづけのプロに学ぶ」

技術科のエネルギー交換の教材製作で、オーロラスタンドというLEDの電気スタンドをつくる計画を立てました。ハンダづけが130か所程度あるため、事前の練習として、ハンダづけのプロに基礎的なことから学びました。生徒たちは、関心をもってハンダづけに取り組み、実践を交えながらポイントを学び技術を習得しました。

 
6 山口市立 白石中学校 山口放送株式会社アナウンサー  高橋  裕 様
全校道徳: 〜「自己の生き方を考える」キャリア教育 〜
講師や指導者として招聘
全校道徳:〜「自己の生き方を考える」キャリア教育 〜

「サイコロとともに熱血テレビ高橋アナウンサー登場!」

11月15日(水)に「熱血テレビ」でおなじみのKRY山口放送高橋 裕(ゆたか)アナウンサーを講師としてお迎えし全校道徳を行いました。今回のテーマは「キャリア教育」〜将来の職業について考える〜というものでした。

当日も夕方の生放送を前に、大変お忙しい時間を割いて番組で使われるサイコロとともに登場し、たいへん軽快に、ユーモアたっぷりにお話をしていただきました。途中、アナウンサーとしての滑舌のための基礎練習や早口言葉の体験コーナーもあり、生徒も先生も挑戦してみました。また、最後は生徒が実際にサイコロを転がす体験もしてみました。話の中で特に印象に残っているのは、「夢をあきらめない。そのために夢を言葉に出し、しっかりと準備をしておく」ということでした。何十社もの試験を受けられ、挫折をしながらも最後まで夢を諦めず実現したお話は、きっと多くの生徒のこれからの人生に参考になったことと思います。お忙しい中、教室で生徒と一緒に給食を食べられ、気さくに生徒と話すお姿は、画面から感じられる爽やかな印象そのままでした。当日の放送でも、白石中の話をしていただき、本当に嬉しかったです。

 
7 防府市立 華西中学校 西浦保育園 西浦幼稚園
家庭科:保育実習
その他
家庭科:保育実習

3年生家庭科、保育の授業で、手作りおもちゃを製作し、それを持って保育園に行き、体験活動を行いました。生徒たちは授業でひととおり保育学習を行い、子どもの発達や遊びの意味、おもちゃの役割などを学んでいましたが、実際に子どもたちとふれ合うことで、学習を深めるとともに、豊かな心も育むことができました。

〈生徒の感想〉
「幼児はたくさんの遊び方を知っていて、一つのおもちゃでたくさんの遊びをしていたので、幼児の想像力と柔軟性はすごいと思った。おもちゃを通じて幼児と仲良くなれて良かった。貴重な経験になった。」
「魚釣りのおもちゃは、自分で思っていたよりもみんな遊んでくれた。楽しそうで、見ていてとても嬉しかった。みんな良い子たちで、交代しながら遊んでいた。遊びながら必死に話している姿はとてもかわいくて、とてもいやされた。」

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高等学校
 
1 防府西高等学校 Newシミズスポーツ  株式会社愛スポーツ防府支店
インターンシップ:市内企業での職業体験
職場見学・就業体験
インターシップ:市内企業での職業体験

防府西高校では、2年次生全員を対象とし、夏季休業中に原則2日間のインターンシップを実施しています。事前・事後の学習は「総合的な学習の時間」を通じて行います。

最初に、各生徒が興味・関心のある職業を念頭に、インターンシップを受け入れてくださる事業所を探します。まずは過年度に受け入れ実績のある事業所リストを生徒に示し、そこから探すよう指導します。ところが、生徒によっては、内容や日時、場所などの条件が合わないケースが生じます。この時、大いに助けていただいたのが「やまぐち教育応援団」でした。生徒たちは、新たな事業所について、教員や家族などの大人からの助言を待つだけでなく、自らがこちらのサイトを検索し、条件に合う事業所を主体的に探すことができました。

実習後に、実習先からいただいた個人別評価表の中には、生徒たちがインターンシップを通じて身につけられた(或いは課題として指摘された)ことについて、次のような項目が挙げられていました。明るい挨拶、ハキハキした受け答え、素直な返事、笑顔での接客、優しい声かけ、積極的に質問すること、メモを取ること、目的を持つこと、積極的にコミュニケーションを取ること、正確かつ丁寧に仕事を遂行すること、迅速に行動すること、音を上げずに頑張ること・・・。

地域の皆様のご協力のおかげで、防府西高校の生徒たちは、インターンシップを通じて、日頃の学校の授業とは異なる多くの有意義な学びをすることができています。

 
2 山口高等学校 徳佐分校 徳佐りんご観光協会 徳佐りんご組合
地域産業を活用したインターンシップ
職場見学・就業体験
地域産業を活用したインターンシップ

本校では1年生を対象に、キャリア教育の一環として5月と10月に地域の基幹産業である農業、とりわけ特産品の徳佐りんごの生産・加工・流通活動への就業体験(第6次産業インターンシップ)を実施しています。

徳佐りんご観光協会・徳佐りんご組合を通じて、徳佐地区のりんご農園に生徒を受け入れていただいています。本年度は1年生24名が、8農園で就業体験を行いました。

活動内容は、5月に摘果や袋掛け等の農業体験活動、10月に収穫等の農業体験活動や食品加工活動(リンゴジュースやアップルパイ等の食品加工)を行いました。

高校生に求められる職業観、勤労観の育成を図るとともに、自己の進路選択に主体的に取り組む能力と態度を育てることを目的としています。

また、徳佐りんごへの興味・関心を高め、地域産業への愛着を深める貴重な機会となりました。

 
3 西京高等学校  あさひ製菓株式会社
商品開発:地元の食文化を広めるために商品を開発・販売
職場見学・就業体験
商品開発:地元の食文化を広めるために商品を開発・販売

本校では、商業に関する学科の生徒が、PTA、平川コミュニティ推進協議会と協力して、「平川生まれの『ぶち元気がでる!』レシピ」を考案しています。

今年度は、平川地区の食文化を広める目的で考案したレシピを基に、商業に関する学科の生徒とシュクルヴァン山口店が連携・協働して、オリジナル商品「スィーツないとこ煮おやき」「平川ヘルシーおやき〜けんちょう風〜」を開発し、店舗で販売することになりました。

商品コンセプトの確認や原材料の選定、利益の計算など、商業科で学んできた知識を活用しながら、商品の企画・開発を行ってきたことで、生徒達は商品開発の楽しさや難しさを実感できました。

販売活動後、オリジナル商品を買ってくださったお客様から「とても美味しかった」といったお褒めの言葉や、「このような企画をぜひ続けて欲しい」といった直筆のお手紙をいただくなど、生徒達は今回の活動が高く評価されたことについて大きな喜びを感じていました。

 
4 山口農業高等学校 「生活協同組合コープやまぐち」食の安心安全研究センター
食品検査実習
職場見学・就業体験
食品検査実習

食品工学科3年生の総合実習で、食品検査に関する学習を、本校近くにある「生活協同組合コープやまぐち」食の安心安全研究センターで、3回に分けて行いました。センターで行われている検査内容の説明や施設見学を実施し、また食品の酸味や苦味など6種類を当てるなど味覚検査に挑戦しました。

 
5 防府商工高等学校 株式会社 丸久
社員研修体験〜コミュニケーション能力の向上をめざして〜
講師や指導者として招聘
社員研修体験〜コミュニケーション能力の向上をめざして〜

本校では例年11月に、1年商業科・情報処理科の生徒を対象にインターンシップを実施しています。インターンシップでは、講義・体験活動等四つのプログラムが用意され、その内の一つである「社員研修体験」では、株式会社丸久人事能力開発部の皆様から御支援をいただいています。

はじめに、小売業の意義や役割及び効果的な商品陳列等に関する講義を受講しました。引き続き、顧客満足度を高める上で重要なコミュニケーション能力や対話力について考える機会となる演習を体験しました。

生徒からは、「職場で必要とされる人はどのような人なのかが具体的に分かった。」「将来働き始めて必要となる能力を、高校にいる間にきちんと身に付けたい。」といった感想がありました。  

生徒達の職業観や勤労観を高めるとともに、進路選択に主体的に取り組む能力と態度を育む上でも貴重な機会となりました。

御協力いただいた関係者の皆様ありがとうございました。

 
6 山口中央高等学校 国立大学法人山口大学
出前講義
講師や指導者として招聘
出前講義

10月22日(金)に本校2年生向け、12月8日(金)に1年生向けの出前講義を実施しました。両日ともに生徒は7つの講座から自分の進路に応じて、希望する講座を受講しました。

実施後の生徒アンケートを見ると、大学で何を学習するか、学習した先にどのような社会があるか、学習したことを生かしどうやって社会に貢献するかを学ぶことができたようです。

実施前は最新分野の学習内容に生徒の理解力が及ぶかが不安でした。しかし、講師の先生方から分かりやすく熱心に講義をしていただいたり、貴重な写真や動画を提示していただいたりすることにより、各分野で生徒の興味・関心も高まりました。今後も出前講義を行い、生徒が自分の将来の進路を具体的に考える機会にしたいと考えています。

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特別支援学校
 
1 山口南総合支援学校  サンマート秋穂店
スーパーでの接客体験
職場見学・就業体験
スーパーでの接客体験

コミュニケーション能力の向上をねらいとして、様々な場面において「人と関わる学習」に取り組んでいます。その一環として、近隣のスーパーである「サンマート秋穂店」のご協力で、実際の店舗における「接客学習」が実現しました。

生徒たちは緊張しながらも、「いらっしゃいませ」と笑顔で元気な声で挨拶をしながら、お客様へ丁寧にかごを渡す、商品の陳列をするという与えられた仕事を責任もって行っていました。その際、お客様に笑顔で「ありがとう」と応えていただき、生徒も嬉しそうにしていました。この体験が自己有用感の獲得や卒業後の働く意欲につながっていくと思います

生徒たちはこの学習を通して、挨拶や言葉遣い、笑顔の大切さなどに気付くことができ、学校生活の中で実践しようという意識が高まっています。今後も「人と関わる学習」を進め、卒業後の円滑な人間関係を築くことができる生徒の育成、自信をもって地域参加・地域貢献できる生徒の育成を図りたいと考えています。

 
2 山口総合支援学校みほり分校  株式会社 三宅商事
総合ビルメンテナンス会社での職場体験学習
職場見学・就業体験
総合ビルメンテナンス会社での職場体験学習

職場体験学習は、中学2年時に行っております。今年度から3日間の体験をお願いしておりましたが、三宅商事様にはお忙しい中お引き受けいただき、大変感謝しております。

この学習は、仕事の内容について理解し実際に体験することはもちろん、望ましい勤労観や職業観を身につけ、社会的なマナーやルールを体得するという点で、大変意義のある学習です。実際に生徒たちは、プロの窓掃除の方法を学んだだけでなく、あいさつの大切さについても改めて感じ取ることができたようです。こういった体験が今後ひとりの社会人として自立するうえで大切なことであると認識しています。

以下に生徒の感想を載せておきます。
「僕は、三宅商事に行き、プロの窓掃除を教えていただきました。三宅商事さんの仕事は速くて丁寧でした。今回の体験を通して、掃除の大切さ、あいさつの大切さを学びました。あいさつができないと相手によくない印象を与えて、人との関係が悪くなると思ったからです。これからの生活であいさつをしていきたいと思います。」

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