第一次の学習の様子
 「あした」という詩集には、約30編の詩が入っている。「この中から、歌にして学級で歌ってみたい詩を一つ決めよう」と投げかけ、一人一冊持たせた。家庭学習や朝の読書等を利用して、探しておくように指示しておいた。
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 今回、好きな詩を一つ決める事は、全員ができていた。このような詩画集作りは多くの子どもたちが、とても喜んで取り組む。
 実は、この詩画集の裏側には、この詩を選んだわけをメモ書きしたワークシートが貼り付けてある。
 子どもたちは、この詩画集を紙芝居のように使ってグループ内での話し合いを行う。
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<本次における重要な手だて>
 また、詩画集が完成し、裏側にメモ書きを貼り付けた子は、一人ずつ教師の前で発表のリハーサルをした。教師は、やや大きめの付箋を用意しておき、発表の仕方や内容についてのアドバイスを書いて、詩画集の裏側に貼り付ける。
 たとえば、「音読をみんなにしっかり聞いてもらおう。がんばって」とか「詩のいいところを見つけられたね。自信をもって発表してね」とか「この詩を選んだのは、クラスであなた一人。グループのみんなにしっかり話して」などと書くのである。
 以上で、「グループ内での話し合いの準備」は完了である。詩画集という「モノ」の準備、発表への「心」の準備、詩を選んだわけという「話すコト」の準備が整ったことになる。
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