学習材開発
基本教材と補助教材
 子どもたちが1年間に教科書で読む説明的文章の数を考えたとき、使用している教科書教材だけで十分な力がつくのかという疑問が浮かび上がってくる。
そこで、基本教材と補助教材とを用意し、基本教材で、学び方や論理の展開の仕方の基本を学び、補助教材でその力が十分に身についているかを子どもたち自身に評価・検証させていくようにする。この際、内容面では、子どもたちの興味・関心・意欲を考慮することと、学習の定着という観点から、一つ下の学年から教材文を持ってきたり、逆に発展学習という観点から一つ上の学年の教材文を持ってきたりする。
本単元では、基本教材は、現在使用している東京書籍の3年上「自然のかくし絵」とし、補助教材として、次の3教材を使用した。
単元名 この教材を選択した観点
カブトガニを守る
4年の教材である。内容面でやや難解な言葉もでるが、全7段落から構成され、各段落の文もほとんど2文からなっているため、段落相互の関係が分かりやすい。
鳥のちえ
2年の教材である。全10段落で、各段落3文以内で構成されている。この期の児童にとっては、内容的に興味を引き、新たな知識を獲得する喜びがある。
うんちとおしっこのひみつ
2年の教材である。全10段落で、各段落3文以内で構成されている。序論・本論・結論の意味段落が分かりやすい。
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