|
|
|
|
1 単元名 こん虫のつくりと育ち |
|
2 単元設定の理由 |
(1)目指す児童像 |
|
第3学年では、自然の事物・現象のちがいに気づいたり、比較したりする資質や能力を育成することに重点が置かれている。この単元では、身の回りのいろいろな昆虫の体のつくりや育ち、昆虫と植物のかかわりについて比較して追究していく能力や、昆虫の体のつくりや育ちにはきまりがあるという見方や考え方ができる子どもを目指すとともに、生き物を愛護し自然を愛する豊かな心を育成することを目指すものである。
|
|
|
(2)教材観 |
|
子どもたちは、1学期にチョウを飼育し、その体のつくりと育ちについて学習してきた。この単元では、バッタ、カマキリなどのいろいろなこん虫に目を向けて、チョウと比較しながら、昆虫の一生や体のつくりを理解できるようにするものである。また、バッタは草(イネ科の植物)を食べるとか、コオロギは枯れ草や石の下などで生活しているなど、それぞれの昆虫が、ある特定の植物を食べたり、すみかにしたりしていることにも気づき、昆虫と植物のかかわりについてもとらえることができるようになることをねらっている。
|
|
|
(3)指導観 |
|
野外へ出かけ、実際に昆虫を探すことで、昆虫がどんなところに住んでいるか体験を通して感じ取れるようにしたい。そのとき、むやみに捕らえるのではなく、まず、自然の状態でじっくり観察するように心がけたい。なお、野外観察時の安全面への配慮も忘れないようにしたい。
捕まえてきた昆虫をしばらくの間飼育する活動も重視したい。そのとき、どんなえさを食べるのか、どんなすみかを作ってやれば安心して生活できるのかなどについて、図鑑などの資料を使って調べるようにし、昆虫と植物の関係についても考えさせたい。また、昆虫の立場に立っての飼育という、思いやりの心を育てることができるようにもしたい。
体のつくりについての観察時には、虫めがねを使い、細かい部分にまで意識が向くようにしたい。また、1学期に飼育、観察したチョウと比較することで、さなぎにならないで成虫になる昆虫もいることを理解できるようにしたい。
|
|
|
3 単元の目標 |
|
○ |
いろいろな昆虫のつくりと育ちを調べ、チョウと比べて、その共通点や差異点に気づくことができるようにする。 |
|
|
○ |
昆虫のすみかや食べ物に興味・関心をもち、昆虫と植物のかかわりを考えることができるようにする |
|
|
|
|
|
|