実践を終えて
平成14年5月に山口県教育委員会が公表した指導の在り方に関するアンケート(教師に対するアンケート)結果では、科学的な思考において、「おおむね満足」以上が60パーセントを下回っていた。
そこで、この単元では、子ども一人一人が、植物の発芽や成長にかかわる条件を予想し、実験・観察などの直接体験によってそれを検証し、考察するといった問題解決の過程を重視していった。また、実験においては、変える条件と同じにしておく条件をはっきりさせることにより、条件制御の能力を高めていこうと試みた。

育てる喜びなども伴う植物の発芽や成長の観察は、、一人一人が興味をもって最後まで取り組むことができた。個々が、自分の予想と向き合って長期間継続的に実験に取り組み結果を検証できたことは、条件制御の能力を高める上でも効果的であったと思う。
参考文献
小学校学習指導要領解説 理科編  文部省  平成11年5月
個に応じた指導に関する指導資料(小学校理科編) 文部科学省  平成14年12月
理科5年指導書 第二部 詳説  啓林館 
評価と学習カード 理科  小学館  平成15年4月
新学習指導要領を生かした理科の授業 5年  小学館  平成13年3月 
初等教育資料 No.727  文部省  平成12年11月
初等教育資料 No.747  文部科学省  平成12年11月  
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