単元計画

1 単元名  Unit 4  Homestay in the United States


2 目 標
(1) ホームステイについて関心をもち、助動詞を使って身近なことを表現しようとする。
(2) 助動詞を用い、自分の意図したことを正しく表現できる。また、日本に来る外国の人への簡単な助言や忠告ができる。
(3) ホームステイに関する相談や苦情、忠告を読んで内容を理解する。また、助動詞が用いられた内容を正しく理解する。
(4) have to , do not have to や will , must , must not を用いた文の形・意味・用法を理解し、表現できる。


3 指導の立場
【生徒観】
 校区内の二つの小学校から入学した学年が2年目を迎えて、3か月が過ぎようとしている。大島青年の家での宿泊研修、日々の給食指導や清掃指導、あるいは運動会や文化祭等の各行事をとおして、良い学習習慣や協調性、主体性などが徐々に身に付いてきた。また、今年度の広島平和学習の発表会では、パソコンを使ったプレゼンテーションで自分たちの収集した情報を組み合わせ、その調査結果を適切に発表し、成果をあげた。
 英語の学習面では、集団の中でのびのびと生活する力がついて、授業中での意欲的な発言も見られるようになるとともに、1年時から「少人数による授業」を経験し、その授業形態を生かした学習で力をつけてきた。反面、英語で自分を表現することに関しては能力差も認められるようになった。
【教材観】
 本単元は米国でのホームステイが話題になっている。ホームステイの心得、ベッドメーキング、食事についての相談や苦情などについて述べられており、将来経験する可能性がある生徒たちの興味・関心を高めるとともに、コミュニケーションの基本的態度について考えることができる内容である。また、have to , will , must といった助動詞を扱うにも好適な場面設定がされており、助言や忠告をしたり、聞き返して確認したり、苦情を言ったりする表現を習得するのに適した教材といえる。
【指導の工夫】
 ホームステイについて基本的な心得を学ぶことで、自分の世界が広がっていくことの喜びも味わわせたい。また、助動詞を用いた対話では、その用法の使用場面の設定を工夫し、英語表現が体験的に習得できるように配慮したい。
 2年生の「少人数による授業」では、コース編成について習熟度を加味し、基礎・基本の充実を図るコースと、基礎・基本の発展を図るコースとに分けて指導にあたっている。助動詞の形・意味・用法の導入に時間をかけながら、すべての生徒が正確に助言や忠告できるよう、「少人数による授業」のよさを生かしていきたい。また、人前で堂々と英語が使えるように、個々の興味・関心に応じた話題を取り上げることで、表現することへの意欲を高めていきたい。




4 単元の評価項目

評価の観点 評価の項目
コミュニケーションへの関心・意欲・態度
ホームステイや日常生活の色々な情報を聞き取ろうとしたり、意欲的に読み取ろうとしたか。
<ペアやグループでの言語活動の観察>
いろいろな助動詞を用いて意欲的に助言や忠告をしようとしたか。
<観察、ワークシートのチェック>
表現の能力
ホームステイに関する本文を参考にして、簡単な助言や忠告ができたか。
<ペアでの言語活動の観察>
willなどの助動詞を正しく用いて、自分の考えを表現できたか。
<ワークシートのチェック>
理解の能力
ホームステイ等に関する助言や忠告の内容を正しく理解できたか。
<ワークシートのチェック、ペアやグループでの言語活動の観察>
言語や文化についての知識・理解
have to , must , will などの助動詞の用法を正しく理解できたか。
<ワークシートのチェック>
ホームステイに関する基本的な考え方についての理解が深まったか。
<ワークシートのチェック>




5 学習計画

第1次 Starting Out
have to , don't have to を用いた文の形・意味・内容を理解し、表現する。また、ホームステイのガイドブックのアドバイスの内容を理解する。
… 2時間(本時2/2)
第2次 Dialog
will を用いた文の形・意味・用法を理解し、それを用いて簡単な対話をする。また、ベッドメークに関する対話内容を理解する。
… 1時間
第3次 Reading for Communication
ホームステイ中の相談や助言を読みとり、その内容を理解する。
また、mustを用いた文の形・意味・用法を理解し、表現する。
… 3時間
第4次 道案内 − 道順を尋ねる・教える
慣用表現を用いて、目的地までの行き方を尋ねたり教えたりする。
また、いろいろな答え方があることを理解する。
… 1時間

写真 授業風景



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