今、過疎化少子化の流れの中で、極少人数学級、複式学級は急増し、それに伴い学校経営、教育課程、学習指導において多くの課題と困難に直面している。

そうした課題や困難を抱えつつも、私たちの先輩は、叡智を出し合い、実践研究を進め、多くの課題を乗り越えるべく先進的な取り組みを行ってきた。
また、その陰には恵まれた地域環境と地域の人々の温かい支援があったことも忘れてはならない。


私たちは、そうした先輩たちの優れた実践を継承しつつ、新しい時代の教育課題に対応していくことが大切である。

少人数・複式であることのメリットとデメリットを明確にし、不利な部分を克服し有利な部分を最大限生かすことができるよう、授業や学級経営の工夫を図っていかなければならない。


本来学校が果たすべき学力の定着という原点を忘れず、「複式学級であっても単式に負けないくらい力が付いた。」と自信を持って言えるような授業づくり、学校づくりをめざしたいものである。








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