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聞き手に回っていた子にこうやって発言を求めながら進めていくと。話し合いの流れを掴みやすくなる。また、話し合いへの参加の度合いも確かめることができる。 |
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T |
そうですか。M君どうですか。 |
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M児 |
ぼくはやっぱり「木」です。季節に関係あって、そこがいいからです。 |
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H児 |
「しば草」でいいところを発表します。「青いじょうぶなやわらかな、たのしいねどこよしば草よ」は、なんかよろこぶような、元気が出るような気がします。金子みすゞさんは「しば草」でどの草も平等だと思っています。なぜなら、えーと、げんげなどのきれいな草とかもいいところも出しましたが、その草たちがあったらわたしたちが座れないという悪いところも書いてあって、「しば草」も同じように割るいところもいいところもあるから平等にしているんだと思いました。 |
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K児 |
「わたしと小鳥とすず」とで、最初に小鳥ができることとわたしができないところがあって、その次に小鳥ができないところと、それとわたしができることが書いてあって、次にすずしかできないことがあって、わたしにはできないで、次はわたしができることで、すずができないことが書いてありました。 |
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T |
すごいなあ。あんなに長く発表するってすごいなあ。 |
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T |
ほかに言いたいことある?N君、どうしたの? |
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N児 |
「しば草」はいい詩だと思う。「たのしいねどこよしば草よ」がいいなと思う。 |
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T |
ちょっと他の人にも聞いてみようか。今、どんな気持ちですか。Oさん。 |
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O児 |
・・うーん。「しば草」がいい。 |
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T |
そうですか。では,P君、君の気持ちは今どの詩に傾いてる? |
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P児 |
・・・「つもった雪」。 |
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T |
じゃあね、今「べえこ」に傾いている人いますか? |
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(E児挙手) |
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T |
Eさんは、一番初めに「べえこ」を選んでいましたね。また、べえこにもどったの? |
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E児 |
べえこのことを心配している人や、べえこのかわいそうなすがたがうかんできたからです。 |
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T |
そうですか。分かりました。では「つもった雪」に傾いている人。 |
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T |
では,次は「わたしと小鳥とすず」とに傾いている人?・・・Qさん、ますます自信をもったんだね。どうしてですか。 |
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Q児 |
やさしい気持ちになれるというところ・・・・みんないいところがあるというところです。 |
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T |
(一つ一つの詩についころて、挙手を求めていく)もう少しで時間ですね。話し合いももう少しです。 |
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F児 |
「つもった雪」で、みすゞさんは雪のことを心配していると思います。さむかろなやつめたかろなやさみしかろなと言っているからです。 |
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T |
ほかに?言い残したことありますか。Kさんどうぞ。 |
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K児 |
「わたしと小鳥とすず」とで、不思議な気持ちにもなりました。 |
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I児 |
平等ってなあに? |
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T |
だれが、平等って発表したかな。(H はい) |
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