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学級編成基準により2つの学年で構成される学級であることから、個人(能力)差と学年差が生じる。
(学習経験だけでなく生活経験においても1年間の差がある。)
A
教育課程の編成の特例により、学年別によらない指導計画を工夫することができる。
B
一人の指導者が2学年同時に指導することから、指導計画によっては、学習指導過程を工夫しなければならない。
C
上学年と下学年を交互に体験することになるので、よきリーダーとよきフォロアーの立場が経験できる。
反面、ともすると学級内に学年意識が折り込みやすく、上下関係が強調されるなど、学習指導や生徒指導の上での配慮が必要である。
こうした異学年集団による体験は、人間形成の上でも大切な要素であり、地域の特性を取り入れ児童一人ひとりを生かす教育の実現に向け、学級経営と複式における学習指導の実践研究が強く求められているところである。
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