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しかし、近年、児童生徒数は年々減少しており、複式学級を有する学校や分校のみを小規模校として押さえるのではなく、1学級の児童生徒数が10数名の学校を含めて、少人数学級の特性を生かした教育活動の充実を図る必要がある。
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例えば、ある学校では、学年や学級の枠組みだけでなく、全校児
童生徒による教育活動を計画、特別活動での主体的・自主的活動として異年齢集団による特色ある教育活動を展開し、児童生徒一人ひとりが主役となり成功させている。
また、ある学校では、地域の環境(自然・社会・人間)等を生かした体験的な学習を積み上げ、自然とのふれあい、地域社会とのふれあいを通して豊かな感性が培われており、どの子にも「いきいき、
はきはき、きびきび」が身に付いている。
こうした実践は、児童生徒数の少ないことを優位な条件として捉え、地域の特性を踏まえ児童生徒一人ひとりのよさや持ち味を生か
して教育効果を上げているものであり、まさしく小規模校のよさがここにあるといえる。
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ア |
人数が少ないため、一人ひとりに目がよく届き、個々の児童生徒の個性や能力に応じた指導ができる。
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イ |
学校生活上のつまずきをすばやくとらえ、個に応じ適切で継続的な指導ができる。
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ウ |
家族的な雰囲気の中で、精神的に安定した学校生活ができる。 |
エ |
学級や学校の様々な役を体験させることができ、様々な活動場面で、誰でも主役として輝かせることができる。
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ア |
相互交流の相手が限定されるので、生活経験や学習経験が豊かにならず、発展性に乏しい傾向を持つ。
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イ |
家族的な雰囲気が、なれ合いで妥協的になりやすく、節度ある態度やきびきびした態度、がまん強さなどが育ちにくい。
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ウ |
望ましい人数のグループやチームをが編成できず、ゲーム・話し合い・討議などの面での展開が難しい。
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エ |
個別化された動きはよくできるが、大きな集団での社会的経験の場と機会が不足しがちになる。
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